四本淑三

四本淑三
よつもととしみ; 四本淑三
生誕	1963年7月29日（61歳）; 日本大分県別府市
職業	フリーライター
活動期間	1979年 -
公式サイト	gnarbs-nomadic audio research labs
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四本淑三（よつもととしみ、1963年 7月29日 -）は、日本のフリーライター。大分県別府市生まれ^[1]。多摩美術大学美術学部芸術学科中退^[2]。

プロフィール

大分県で生まれ、北海道で育つ。幼少時からオルガンやピアノ、ギターを演奏。小学校低学年頃、ラジオの深夜放送で洋楽を聴き始める。中学より音楽活動を開始。高校入学後、16歳で雑誌『rockin'on』に「ひまだったから」という理由で投稿した原稿が採用される。編集長・渋谷陽一が自宅を訪れ「毎月書いて欲しい」と原稿を依頼^[3]、誌面で「アル中の天才地下鉄高校生」と評した^[4]。1981年5月に行われた読者アンケートの人気ライター投票では、1位の渋谷と50票差で2位の支持を受け^[5]、新進気鋭の音楽ライターとして名を馳せた。

1984年『rockin'on』4月号「編集長への公開質問状」にて同誌を批判、翌5月号で渋谷陽一も四本に向け公開返答を掲載。以後、同誌への寄稿を減らし音楽ライターから退きつつ、マルチメディア、音響機材、PC、DTM、IT業界のライティングやコンテンツ企画制作に軸足を移した。

1990年代前半、美術・映像・音響ユニット『COUNCIL（大村益三、宮前正樹、伊藤陽宏、丸岡秀樹、四本）』の音楽・音響メンバーとして、現代美術にアプローチした^[6]^[7]。1992年、総合電子専門学校コンピュータアート科でマルチメディア講師、1999年より2017年まで、武蔵野美術大学デザイン情報学科非常勤講師として「エレクトロニクスメディア論」担当。

2000年代より音楽・動画配信、VOCALOID、ボカロPに着目、シーンの裾野を丹念に取材。著名なミュージシャンでは平沢進、佐久間正英、冨田勲へのインタビューが注目を集めた。2017年より北海道移住後、マツダ・ロードスターRF、キャンプ、自転車などをメインにしたライフコラムを連載した。

人物・エピソード

16歳当時、坂本正治によるイメージ・シンセサイザーに、写真とシンセサイザー曲で参加^[8]。
高校時代に立ち上げたカセット・コンピレーション・マガジン『コマンダー・インフォメイション』を通販のみで販売し、1982年12月時点で約1000本売り上げた^[9]。4号までリリース。
ことぶき光とは、高校時代のバンド仲間^[10]。
橘川幸夫の著書プロモーションビデオに、オリジナル4曲を提供^[11]^[12]^[13]^[14]。
趣味はコーヒー豆焙煎、ウクレレ、自転車。
北海道日本ハムファイターズファン。

雑誌

speak-ez（1984年 SPEAK-EZ）
マガゾフ（2013年マガゾフ）

共著

これで決まり！ノートパソコンの選び方・使い方（JICC 1990年）
ノートパソコン100%（JICC 1991年）
こだわる大人のiPod: ワンランク上の使いこなし&グッズ（日経BP 2005年）

インタラクティブ

RMN（フランス国立美術館連合）デジタル・アートセレクション・シリーズ

『レオナルド・ダ・ヴィンチ、ルネサンスの天才』（フジテレビジョン、インフォシティ 1995年）（財団法人マルチメディアソフト振興協会「マルチメディア・グランプリ'95」教養・ドキュメンタリー作品賞）- 制作協力

音楽

CIC（コマンダー・イン・チーフ）

『TUNELESS HARMONIZER』（自主制作 1981年） - ギター

Nasty Joke

『Nasty Joke』（自主制作 1983年）

『OCTOBER'84』コンピレーション（覚醒工房 1984年）

『物質の記憶』（覚醒工房）

dip in the pool

『太陽のしっぽ - Rabo Del Sol』12inch（MOON RECORDS 1986年）「Again」-ギター

『dip in the pool』（MOON RECORDS 1986年）「Again」- ギター

『Silence』（Rough Trade 1986年）「Again」- ギター

DS Lite Orchestra

「Cicadas」（2008年）- KORG DS-10、DS Lite

Toshimi Yotsumoto

『Toystrumental 2』コンピレーション（BEEP TUNE 2009年）「つまんで外すと」- KORG DS-10、DS Lite

PEVO

『Prototyper』（Pullmozile 2014年）- 2ndギター

『スポット破壊指令』（Pullmozile 2014年）- 2ndギター

nakaitoshifumi

『monogrammed』（2018年）ボーナストラック「offset」（2015年収録） - ギター

インスタレーション

COUNCIL
- さまざまな眼 39（1991年7月4日～23日、かわさきIBM市民文化ギャラリー）^[15]
- Who are you?（1991年12月6日～25日、KPOキリンプラザ大阪）^[16]
- 全日本画材協議会見本市（1992年2月8・9日、東京都立産業貿易センター浜松町館）^[17]
- INSTALLATION AGE 空間と視覚（1992年6月11日～23日、東京都写真美術館）^[18]

主な連載

雑誌

Internet Access（アスキー）
- 「80分間世界一周」（1995年8月号 - 1996年4月号）
Internetworking（アスキー）
- 「80分間世界一周」（1996年5月号 - 1997年9月号）
UNIX MAGAZINE（アスキー・メディアワークス）
- 「MP3でサウンド天国」（1999年7月号 - 1999年10月号）
- 「Let's Play with UNIX」（2000年5月号 - 2003年1月号）
- 「My Life With...」（2005年5月号 - 2006年4月号）
キーボード・マガジン（リットーミュージック）
- 四本淑三のシンセ漫遊記（2014年7月号 SUMMER - 2015年4月号 SPRING）

Web

デジタルミュージックガイド（2001年11月15日 - 2005年1月26日 TOWER RECORDS ONLINE）
つなげ！オンガク配電盤（2008年8月13日 - 2008年12月14日 ASCII.jp）
四本淑三の「テレビを捨てよ、動画サイトを観よう」（2009年4月21日 - 2009年8月23日 ASCII.jp）
四本淑三の「ミュージック・ギークス！」（2009年9月13日 - 2017年4月29日 ASCII.jp）
四本淑三のダイエット・ギークス（2014年6月15日 - 2015年7月26日 ASCII.jp）
週刊キツカワ（2016年11月19日 - 2017年1月14日 ASCII.jp）
北海道地震レポート
- 北海道の地震から停電復旧まで千歳ではジンギスカンで過ごす（2018年09月11日 ASCII.jp）
- 北海道地震から停電復旧で助かったのはマキタの製品と友達ネットワーク（2018年09月11日 ASCII.jp）
新車を買った情報2019（2018年12月29日 - 2019年12月29日 ASCII.jp）
新車を買った情報2020（2020年1月25日 - 2020年12月19日 ASCII.jp）
新車を買った情報2021（2021年1月16日 - 2021年12月26日 ASCII.jp）
四本淑三の「ガレージ・ギークス！」（2021年3月13日 - 2021年6月19日 ASCII.jp）
新車を買った情報2022（2022年1月17日 - 2022年12月18日 ASCII.jp）
新車を買った情報2023（2023年1月21日 - 2023年12月03日 ASCII.jp）
新車を買った情報2024（2024年1月14日 - 2024年8月31日 ASCII.jp）

脚注

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出典

^ 『rockin'on』ロッキング・オン、1982年4月号、24頁
^ 四本淑三「虚構と現実二分法の不毛」藤井雅実＋澤野雅樹=編・著『人はなぜゲームするのか』洋泉社、1993年、42-44頁、ISBN 4-89691-117-2
^ 『rockin'on』ロッキング・オン、1982年2月号、74頁
^ 『rockin'on』ロッキング・オン、1981年4月号、24頁
^ 『rockin'on』ロッキング・オン、1981年7月号、44頁
^ “メガ・プロテーズ--フィジカルかつソーシャルな補助器官の文化史 (ボディ&アート進化論--きたるべきハイパー・パフォーマンス時代) | NDLサーチ | 国立国会図書館”. 国立国会図書館サーチ（NDLサーチ）. 2024年8月5日閲覧。
^ “国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2024年8月5日閲覧。
^ 橘川幸夫『企画書：1999年のためのコンセプト・ノート』JICC出版、1981年、170-171頁、ISBN 978-4944098163
^ 『11VCO』ロッキング・オン、1982年12月号、43頁
^ 「Make Tokyo Meeting 06」お待たせレポートもうライブで使えるレベル――DIY楽器がますます進化
^ dbwkit (2008-05-31), 『ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。』写真とテキスト・きつかわゆきお　音楽＝四本淑三 2024年8月5日閲覧。
^ dbwkit (2008-05-26), 深呼吸和歌集 2008/04 vol.1　http://shin-kokyu.jp/ 2024年8月5日閲覧。
^ dbwkit (2008-07-05), 『深呼吸宣言2 飢鴉』橘川幸夫（写真＋テキスト）四本淑三（音楽） 2024年8月5日閲覧。
^ dbwkit (2008-06-17), 深呼吸和歌集 No.2「深呼吸神髄」写真とテキスト・きつかわゆきお　音楽＝四本淑三 2024年8月5日閲覧。
^ 『中瀬康志宮前正樹/S展』1991年、9-17頁
^ 『宮前正樹遺作集 = From 1957 Masaki Miyamae to 2000 posthumous works』2019年
^ “ACRYLART vol.17” (PDF). ホルベイン. 2024年8月4日閲覧。
^ “INSTALLATION AGE 空間と視覚” (PDF). 東京都写真美術館. 2024年8月4日閲覧。

外部リンク

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[1] 『rockin'on』ロッキング・オン、1982年4月号、24頁

[2] 四本淑三「虚構と現実二分法の不毛」藤井雅実＋澤野雅樹=編・著『人はなぜゲームするのか』洋泉社、1993年、42-44頁、ISBN 4-89691-117-2

[3] 『rockin'on』ロッキング・オン、1982年2月号、74頁

[4] 『rockin'on』ロッキング・オン、1981年4月号、24頁

[5] 『rockin'on』ロッキング・オン、1981年7月号、44頁

[6] “メガ・プロテーズ--フィジカルかつソーシャルな補助器官の文化史 (ボディ&アート進化論--きたるべきハイパー・パフォーマンス時代) | NDLサーチ | 国立国会図書館”. 国立国会図書館サーチ（NDLサーチ）. 2024年8月5日閲覧。

[7] “国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2024年8月5日閲覧。

[8] 橘川幸夫『企画書：1999年のためのコンセプト・ノート』JICC出版、1981年、170-171頁、ISBN 978-4944098163

[9] 『11VCO』ロッキング・オン、1982年12月号、43頁

[10] 「Make Tokyo Meeting 06」お待たせレポートもうライブで使えるレベル――DIY楽器がますます進化

[11] wkit (2008-05-31), 『ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。』写真とテキスト・きつかわゆきお　音楽＝四本淑三 2024年8月5日閲覧。

[12] wkit (2008-05-26), 深呼吸和歌集 2008/04 vol.1　http://shin-kokyu.jp/ 2024年8月5日閲覧。

[13] wkit (2008-07-05), 『深呼吸宣言2 飢鴉』橘川幸夫（写真＋テキスト）四本淑三（音楽） 2024年8月5日閲覧。

[14] wkit (2008-06-17), 深呼吸和歌集 No.2「深呼吸神髄」写真とテキスト・きつかわゆきお　音楽＝四本淑三 2024年8月5日閲覧。

[15] 『中瀬康志宮前正樹/S展』1991年、9-17頁

[16] 『宮前正樹遺作集 = From 1957 Masaki Miyamae to 2000 posthumous works』2019年

[17] “ACRYLART vol.17” (PDF). ホルベイン. 2024年8月4日閲覧。

[18] “INSTALLATION AGE 空間と視覚” (PDF). 東京都写真美術館. 2024年8月4日閲覧。

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