回想 (スティーヴィー・ワンダーの曲)
「回想」 | ||||
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スティーヴィー・ワンダー の シングル | ||||
初出アルバム『キー・オブ・ライフ』 | ||||
B面 | You and I | |||
リリース | ||||
規格 | シングル | |||
ジャンル | ファンク、ソウル | |||
時間 | ||||
レーベル | モータウン | |||
作詞・作曲 | スティーヴィー・ワンダー | |||
プロデュース | スティーヴィー・ワンダー | |||
スティーヴィー・ワンダー シングル 年表 | ||||
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「回想」(I Wish) は、スティーヴィー・ワンダーの楽曲。この曲は1976年にシングルとして発表され、アルバム『キー・オブ・ライフ』に収録された。スティーヴィー・ワンダー自身が作詞作曲・プロデュースをつとめ、詞の内容は彼が子供時代である1950年代から60年代前半を回想したものである。シングルは全米シングルチャートとソウル・シングルチャートで1位を記録した[1]。
曲の構成
[編集]曲はフェンダー・ローズ・ピアノで組み立てた8つのベースラインで進行される。それは曲全体を通してオクターブが変わることはあるが繰り返される。キーは D♭メジャー / B♭マイナーであるが、ブリッジ部分はわずかに異なる。キーボード・パートは単純な二和音であり、コーラスからヴァースは五和音(E♭マイナー7 / A♭7)である。スティーヴィー・ワンダーはARP 2600(シンセサイザー)を使用してこの曲をつくった。コーラスからヴァースを通して様々なマイナーコードの五音音階(キーボードでは黒鍵を使って演奏される)は繰り返され、曲に深みをあたえている。この部分はシンコペーションのホーン・セクションも活躍する。
ドキュメンタリーテレビ番組『Classic Albums』で、ワンダーはこの曲を組み立てていった様子を再現した。ワンダーは自身でキーボードとドラムスを演奏し、ミュージシャンたちと最初の録音を行った。ワンダーはアルバム『キー・オブ・ライフ』の制作を1997年のドキュメンタリーで再現した。その内容は、ワンダーが曲のそれぞれがどのように書かれて録音されたかを説明し、20年ぶりにアルバム制作に参加したミュージシャンを集めた。そして、ワンダーはキーボードとドラムの席に座った[2]。
主なカヴァー
[編集]- 1995年、サックス奏者のナジーが、スティーヴィー・ワンダーのトリビュート・アルバム『Songs From The Key Of Life』でこの曲をカヴァーした[3]。
- 最初の『オーストラリアンアイドル』優勝者であるガイ・セバスチャンは、2004年のアルバムの『Beautiful Life』でこの曲を収録している[4]。
- ウィル・スミスの1999年のヒット曲「ワイルド・ワイルド・ウエスト」では「回想」がサンプリングされている[5]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ Whitburn, Joel (2004). Top R&B/Hip-Hop Singles: 1942-2004. Record Research. p. 636
- ^ Wonder, Stevie; Beus de Jung, Nick de Grunwald (1977年). “Documentary: The Making of Songs in the Key of Life pt. 8”. Video documentary of the making of Songs in the Key of Life. Isis Production. 2010年5月16日閲覧。
- ^ “Songs from the Key of Life overview”. Allmusic.com. 2013年12月1日閲覧。
- ^ “Beautiful Life - Guy Sebastian”. Allmusic.com. 2013年12月1日閲覧。
- ^ “ウィル・スミス / ワイルド・ワイルド・ウエスト”. CDJournal.com. 2013年12月1日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]先代 「恋の魔法使い」 by レオ・セイヤー |
Billboard Hot 100 1位獲得シングル 1977年1月22日 |
次代 「カー・ウォッシュ」 by ローズ・ロイス |