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太陽のあたる場所 (スティーヴィー・ワンダーのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『太陽のあたる場所』
スティーヴィー・ワンダースタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ソウル
レーベル モータウン
プロデュース クラレンス・ポール
ヘンリー・コスビー
チャート最高順位
  • 米国72位
スティーヴィー・ワンダー アルバム 年表
アップタイト
(1966年)
太陽のあたる場所
(1966年)
愛するあの娘に
(1967年)
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太陽のあたる場所』(たいようのあたるばしょ、Down to Earth)は、1966年に発表されたスティーヴィー・ワンダーのアルバム。6枚目のオリジナル・アルバム。

概要

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日本では1981年11月の初発売の際には、原題の『ダウン・トゥ・アース』のタイトルだった。内容的にはきわめて1960年代のアレンジがなされたスティーヴィー特有のポップ・センスに溢れたアルバムである。この時代の黒人アーティストは白人のポップ・ナンバーを好んで歌う傾向があり、スティーヴィーの場合はそれをファンキーで、情感に満ちた歌い方で表現している。とりわけ、シェールのヒット曲、「バン・バン」、ボブ・ディランバーズのカヴァー曲の「ミスター・タンブリン・マン」、プラターズトム・ジョーンズの歌った「16トン」などにそれが現れている[1]

このアルバムからは、スティーヴィー・ワンダーがボブ・ディランではなく、ビートルズ、とりわけアルバム『ラバー・ソウル』のポール・マッカートニーに影響されたことが窺われ、それまでのティン・パン・アレーのスタンダードに依存することなく、ソフトでリリカルな型を築き上げようとしている点に、上記のアルバムとの関連性が見えている[2]

収録曲

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Side 1
  1. 太陽のあたる場所 - A Place in the Sun (2:51)
  2. バン・バン - Bang Bang (2:41)
  3. ダウン・トゥ・アース - Down to Earth (2:49)
  4. サンキュー・ラヴ - Thank You Love (2:53)
  5. ビー・クール、ビー・カーム - Be Cool, Be Calm (And Keep Yourself Together) (2:42)
  6. シルビア - Sylvia (2:32)
Side 2
  1. 二人だけの世界 - My World Is Empty Without You (2:51)
  2. ロンサム・ロード - The Lonesome Road (3:05)
  3. エンジェル・ベイビー - Angel Baby (Don't You Ever Leave Me) (2:44)
  4. ミスター・タンブリン・マン - Mr. Tambourine Man (2:29)
  5. 16トン - Sixteen Tons (2:40)
  6. ヘイ・ラヴ - Hey Love (2:41)

カヴァーした歌手

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太陽のあたる場所
  • 尾崎紀世彦 - 1971年のアルバム『尾崎紀世彦アルバムNo.3〜マイ・フェイバリット・ソングス』に収録
  • 浜田省吾 - 1996年のアルバム『ROAD OUT "TRACKS"』に収録。浜田が16歳の時に初めて人前で歌った曲であり、楽曲『HELLO ROCK&ROLL CITY』でも「初めて歌ったR&B」としてこの曲が挙げられている。

脚注

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  1. ^ LP『ダウン・トゥ・アース』解説文:斎藤仁より
  2. ^ 『スティービー・ワンダー 心の愛』(ジョン・スウェンソン著、米持孝明訳、シンコー・ミュージック、1987年3月)「第6章 大成功 アップ・タイト!」より