民族覚醒党

インドネシアの政党

民族覚醒党 Partai Kebangkitan Bangsa
総議長	ムハイミン・イスカンダル
事務総長	ハサヌディン・ワヒド
下院グループリーダー	ジャジルル・ファワイド
成立年月日	1998年7月9日（26年前）
本部所在地	インドネシア ジャカルタ
国民議会	65 / 580   (11%)
地方代表議会第一院	220 / 2,372   (9%)
地方代表議会第二院	1,833 / 17,510   (10%)
党員・党友数	38万8638人 （2022年）
政治的思想・立場	パンチャシラ 多元論 インドネシア・ナショナリズム イスラム民主主義 中道
公式サイト	PKB.ID

民族覚醒党（みんぞくかくせいとう、インドネシア語: Partai Kebangkitan Bangsa）は、インドネシアの政党。公式の略称は、PKB。

PKBは、ナフダトゥル・ウラマーのメンバーと重なるインドネシアのイスラム社会の伝統主義派によって、1998年に設立された。同党は、包摂的で民族主義的な原則を推進し、パンチャシラの教義を支持する民族主義的なイスラム政党とされている。2014年の得票率は9.04％で、2009年の4.95％よりは上昇したが、2004年の10.57％よりは低かった。現在は、ムハイミン・イスカンダルが党首を務めている。

歴史

PKBは、1998年5月11日に設立された。キアイは、ランギタン・プサントレンで会議を開き、インドネシアが直面するいくつかの問題について話し合った。キアイは公式声明を作成し、ジェンベル県のキアイ・ムヒド・ムザディとグス・ユスフ・ムハンマドは、スハルト大統領に届けるために派遣された。しかし、声明を発表する前にスハルトは1998年5月21日に辞任した。1998年5月30日、キアイはイスラム組織ナフダトゥル・ウラマーの東ジャワ州支部の事務所でイスティゴサを開いた。この会合の結果、ホリル・ビスリはナフダトゥル・ウラマーの政治的願望に基づいて政党を結成するよう促された。当初は、プサントレンでの活動を続けたいがために、キアイの要請に抵抗していたビスリは、最終的には折れて指導者の役割を引き受けた。一週間後の6月6日、ビスリは新党結成について話し合うためにキアイに会った。招待状は電話で送られ、中部ジャワ州レンバン県のレテにあるビスリの自宅で開かれた会合には200人以上のカイヤイが出席した。この会合の結果、ビスリを委員長、グス・ユスを書記とする11人からなる「常任委員会」が結成された。この委員会は、党のシンボルとなるロゴを含む綱領と党の構成要素を準備し、マラソン・セッションを行った。ロゴは、ムストファ・ビスリが作成した。常任委員会とNUの代表は1998年7月4日、西ジャワ州バンドンで大規模な会議を開き、27の地域代表が出席した。組織の名称に関する議論では、「民族覚醒党」、「ナフダトゥル・ウンマ覚醒党」、「ウンマ党」という名称が提案された。選ばれた名前は「民族覚醒党」であった。党の宣言者は、ナフダトゥル・ウラマー組織の年齢を代表する72人で、常任委員会チーム、ラジナ支援チーム、チームナフダトゥル・ウラマー、ナフダトゥル・ウラマー支援チーム、そして27の地域からそれぞれ2人の代表で構成された。72人の発起人は、党の綱領とその構成要素に署名した。しかしその後、PBNUは5人だけが党の宣言者になれると決定した。党の当初の宣言者の72人の名前はPBNUによって削除された。党の支持基盤はジャワ島で最も強く、かつて保守的なムスリム組織ナフダトゥル・ウラマーを支持していた有権者から支持を得ている。PKBはナフダトゥル・ウラマーとは異なり、政府におけるイスラムの役割を支持する一方で、明確なイスラム共和制を支持する旧組織とは異なっている。PKBは1999年の選挙に立候補し、13％の票を獲得した。2004年の選挙では10.57％の得票率、52議席を獲得した。しかし、2009年の議会選挙では得票率4.9％、議席数27にとどまった。PKBとナフダトゥル・ウラマーの関係は、2024年のインドネシア総選挙で政治姿勢の違いから悪化した。ムハイミン・イスカンダルが選挙で敗れて以来、PKBはナフダトゥル・ウラマーとますます距離を置くようになり、ナフダトゥル・ウラマーの政治的利益に不利な行動をとることが多くなった。このため、ナフダトゥル・ウラマー中央委員会は2024年7月26日に国民覚醒党の指導部を引き継ぐ計画を発表した。