国立病院機構北海道がんセンター
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北海道がんセンター | |
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情報 | |
正式名称 | 独立行政法人国立病院機構 北海道がんセンター |
英語名称 | NHO Hokkaido Cancer Center |
前身 | 札幌衛戍病院→札幌陸軍病院→国立札幌病院 |
標榜診療科 |
循環器内科 呼吸器内科 消化器内科 血液内科 精神科 緩和ケア内科 感染症内科 消化器外科 乳腺外科 腫瘍整形外科 形成外科 脳神経外科 呼吸器外科 心臓血管外科 皮膚科 泌尿器科 婦人科 眼科 頭頸部外科 放射線診断科 放射線治療科 麻酔科 病理診断科 臨床検査科 リハビリテーション科 歯科口腔外科 |
許可病床数 |
520床 一般病床:520床 |
機能評価 | 一般500床以上:バージョン6.0[1] |
開設者 | 独立行政法人国立病院機構 |
病院事業管理者 | 加藤秀則(院長)[2] |
開設年月日 | 1896年 |
所在地 |
〒003-0804 |
位置 | 北緯43度03分29秒 東経141度22分29秒 / 北緯43.05806度 東経141.37472度座標: 北緯43度03分29秒 東経141度22分29秒 / 北緯43.05806度 東経141.37472度 |
二次医療圏 | 札幌 |
PJ 医療機関 |
国立病院機構北海道がんセンター(こくりつびょういんきこうほっかいどうがんセンター)は、札幌市白石区にある病院。北海道内唯一の「都道府県がん診療連携拠点病院」に指定されており[3]、札幌市内のみならず北海道全域をカバーしている[4]。施設の老朽化・狭隘化や診療機能強化のため、現在地にて全面建替工事を行い、2020年11月完成。[5]当センターの理念は「私たちは、国民の健康のために、良質で信頼される医療の提供に努めます」である[6]
沿革
[編集]- 1896年(明治29年):「札幌衛戍病院」(その後札幌陸軍病院)として月寒に開院[7]。
- 1945年(昭和20年):厚生省(現在の厚生労働省)に移管し、「国立札幌病院」と改称[7]。
- 1952年(昭和27年):菊水に移転し、診療所開設[7]。
- 1957年(昭和32年):総合病院になる[7]。
- 1968年(昭和43年):北海道の要請により、北海道地方がんセンター併設[7]。
- 1986年(昭和61年):1979年(昭和54年)から7期に渡る更新により、現在の施設になる。
- 2004年(平成16年):独立行政法人となり、「独立行政法人国立病院機構 北海道がんセンター」と改称[7]。
- 2009年(平成21年):都道府県がん診療連携拠点病院指定[7]。
- 2018年(平成30年):全面建替整備工事Ⅰ期工事完了
- 2020年(令和 2年):全面建替整備工事Ⅱ期工事完了
- 2021年(令和 3年):全面建替整備工事Ⅲ期工事完了
機関指定
[編集]健康保険法保険医療機関 | 国民健康保険法保険医療機関 |
老人保健法指定医療機関 | 労働者災害補償保険法指定病院 |
生活保護法指定病院 | 結核指定医療機関 |
更生医療指定病院 | 育成医療指定病院 |
養育医療指定病院 | 原子爆弾被爆者医療指定病院 |
戦傷病者医療指定病院 | 公害健康被害補償法公害医療機関 |
臨床研修指定病院 | 身体障害者福祉法指定医療機関 |
精神保健法指定医療機関 | 母体保護法指定医療機関 |
救急告示病院 | 札幌市災害時基幹病院 |
原子力災害緊急被ばく医療施設(二次被ばく医療機関) | 都道府県がん診療連携拠点病院 |
全国がん(成人病)センター協議会加盟病院 | エイズ治療拠点病院 |
北海道の指定する肝疾患に関する専門医療機関 |
診療科等
[編集]診療科
専門外来
- HPV(ヒトパピローマウイルス)外来
- 禁煙外来
- 遺伝子先端医療外来
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)外来
- 緩和ケア外来
- ストーマ外来
- リンパ浮腫外来
- セカンドオピニオン外来
- がん何でも相談外来
- がん看護外来
看護・診療支援部門
- 看護部
- 薬剤部
- 臨床検査科
- リハビリテーション科
- 臨床研究部
- 放射線診断部
- 臨床工学部
- 栄養管理室
- 地域医療連携室
認定施設
[編集]日本麻酔科学会指導病院 | 日本眼科学会専門医制度研修施設 |
日本外科学会認定医制度修練施設 | 日本消化器外科学会専門医修練施設 |
日本消化器内視鏡学会認定指導施設 | 日本整形外科学会認定医研修施設 |
日本脳神経外科学会認定医研修指導施設 | 日本泌尿器科学会専門医教育施設 |
母体保護法指定医研修施設 | 日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設 |
日本産科婦人科学会認定医制度卒後研修指導施設 | 日本消化器病学会認定医認定施設 |
日本血液学会認定医研修施設 | 日本大腸肛門病学会専門医修練施設 |
日本内科学会認定内科専門医教育病院 | 日本医学放射線学会放射線科専門医修練機関 |
日本放射線腫瘍学会認定施設 | 日本乳癌学会認定施設 |
日本呼吸器内視鏡学会認定医制度認定施設 | 日本呼吸器外科学会専門医制度関連施設 |
日本呼吸器学会認定医制度認定施設 | 日本皮膚科学会認定医研修施設 |
厚生労働省薬剤師実務研修施設 | 日本臨床腫瘍学会認定研修施設 |
日本臨床細胞学会認定施設 | 日本消化器集団検診学会認定指導施設 |
プレアボイド報告施設 | 日本病院薬剤師会がん専門薬剤師研修認定施設 |
日本医療薬学会がん専門薬剤師研修認定施設 | 日本カプセル内視鏡学会認定指導施設 |
新型コロナウイルス感染
[編集]- 2020年4月20日、国立病院機構北海道がんセンターで、入院中の女性2人の感染が確認された。これまで看護師や入院患者ら計32人の感染が判明した。厚生労働省のクラスター対策班と連携し、感染経路や感染拡大の原因を調べている[9]。
アクセス・駐車場
[編集]- 公式サイト「交通案内」も参照
- 札幌市営地下鉄東西線菊水駅下車 3番出口から徒歩約3分
- ジェイ・アール北海道バス「菊水駅前」バス停下車
- 札幌ICから車で約20分
- 駐車場あり
脚注
[編集]- ^ “独立行政法人国立病院機構 北海道がんセンター”. 日本医療機能評価機構. 2017年1月5日閲覧。
- ^ “院長挨拶”. 独立行政法人国立病院機構 北海道がんセンター (2021年1月5日). 2021年6月13日閲覧。
- ^ “がん診療連携拠点病院等の一覧表” (PDF). 厚生労働省. p. 10 (2016年). 2017年1月5日閲覧。
- ^ 病院のご案内 2016, p. 2.
- ^ “独立行政法人国立病院機構北海道がんセンター全面建替整備工事 基本設計書” (PDF). 石本建築事務所 (2016年). 2017年1月5日閲覧。
- ^ “北海道がんセンターの理念”. 独立行政法人国立病院機構 北海道がんセンター. 2021年6月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g 近藤啓史 2013, p. 1.
- ^ “北海道がんセンター 年報 平成26年度” (PDF). 独立行政法人国立病院機構 北海道がんセンター. pp. 18-19 (2015年). 2017年1月5日閲覧。
- ^ “女性スタッフ5人が陽性、道担当者「クラスターになる」 医療機関を中心に発生相次ぐ”. 読売新聞 (2020年4月20日). 2020年4月20日閲覧。
参考資料
[編集]- 近藤啓史 (2013年). “北海道がんセンターの歴史” (PDF). 独立行政法人国立病院機構 北海道がんセンター. 2017年1月5日閲覧。
- “北海道がんセンター 病院のご案内” (PDF). 独立行政法人国立病院機構 北海道がんセンター (2016年). 2017年1月5日閲覧。