在日ルーマニア人
総人口 | |
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2,408人 (2015年末現在)[1] | |
居住地域 | |
関東地方、東海地方、長崎県、大阪府 | |
言語 | |
ルーマニア語、日本語 | |
宗教 | |
正教会 |
在日ルーマニア人(ざいにちルーマニアじん)は、日本に一定期間在住するルーマニア国籍の人々である。また、日本に帰化や亡命した人、およびその子孫のことをルーマニア系日本人と呼ぶ。
概要
[編集]興行ビザ発給により来日するルーマニア人女性は90年代末以降に急増した。その多くは、ロシア人女性やウクライナ人女性らと共に、パブや飲食店などで働いていた。
法務省在留外国人統計によると大多数のルーマニア人女性は日本人男性と国際結婚し日本に在住しており、2世を含めると、欧州諸国の中ではイギリス人、フランス人、ロシア人、イタリア人、ドイツ人に次いで大きなコミュニティーを形成している。
統計
[編集]2015年の統計によると、90日を超えて日本に滞在し、外国人登録をしている在日ルーマニア人の数は2,408人である。来日者が増えたのは90年代の終盤になってからで、1991年に42人だったのが2000年には2,449人に急増。2001年には3,151人と大幅に増えた。その後、2003年の4,104人を頂点に、2004年の4,091人、2005年の3,774人、2006年の2,856人と大幅に減少を続け、近年も減少傾向にある。
在日ルーマニア人のうち女性が1,824人と大半を占めている。年齢別にみると30代が最も多くなっており、これ以外の年齢層は非常に少ない。これは、東欧パブなどで働く来日者が続出した2000年代前半の名残りである。
在留資格別に見ると、永住者が1213人と最も多く、日本人の配偶者等384人、定住者249人と続く。かつて在住者の主流を占めていた興行ビザによる滞在はわずか7人しかいない。2005年に興行ビザ発給が大幅に制限されたため、日本人と国際結婚して在留資格を得た人以外は、多くが帰国した。
都道府県別に見ると、最も多いのが東京都の535人、次いで愛知県231人、神奈川県220人、長崎県193人、大阪府144人、以下埼玉県、千葉県、福岡県、静岡県の順となっている。
著名な在日ルーマニア人・ルーマニア系日本人
[編集]- ジョニー野村・・・ルーマニア生まれ、母がルーマニアへ亡命したロシア人。
- 野村祐人・・・ジョニー野村の息子
- 室伏広治・・・夏季五輪金メダリスト、母がルーマニア人
- 室伏由佳・・・陸上選手、母がルーマニア人
- 古藤ロレナ・・・ルーマニア出身の女優・タレント、父は日本人
- 雑賀カアネ・・・アップフロントプロモーション所属の子役タレント、父は日本人
- 雑賀サクラ・・・アップフロントプロモーション所属の子役タレント、父は日本人
- ギャルマト・ボグダン・・・東映アニメーション所属のプロデューサー
- デルチャ・ミハエラ・ガブリエラ・・・タレント
- ブルンドシュユ・ミレラ・・・実業家、タレント
- タラヌ・カタリン・・・プロ囲碁棋士
- エリカ・マリナ姉妹・・・父は日本人