城田安紀夫
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城田 安紀夫(しろた あきお、1949年[1] - )は、日本の外交官。ノルウェー駐箚特命全権大使。
人物
[編集]広島県坂町出身。広島学院中学校・高等学校を経て、1974年東京大学法学部卒。同年外務省入省。
アラビア語研修(レバノン、シリア、連合王国)を経て、在外ではイラク、クウェート、スウェーデン、エジプトなどに勤務。本省では中近東アフリカ局、調査企画部、国際連合局、中近東アフリカ局中近東第二課長、大蔵省関税局監視課長、衆議院国際部長、外務省大臣官房審議官(文化交流部担当)などを歴任。2001年カタール特命全権大使。2004年国際テロ対策・イラク復興支援担当大使。2007年イラン駐箚特命全権大使。2010年からノルウェー兼アイスランド駐箚特命全権大使。2014年(平成26年)7月4日免兼アイスランド駐箚特命全権大使。
1990年の在クウェート大使館参事官時代にイラク軍のクウェート侵攻に直面し、臨時代理大使として現地対応に当たる。
イラク日本人人質事件では情報収集にあたり、イラク復興信託基金(IRFFI)に関する東京会合では議長を務めた[2]。駐イラン大使時代は、イランの核開発問題に対応[3]。
同期入省
[編集]- 佐々江賢一郎(12年駐米大使・10年外務事務次官・08年政務担当外務審議官)
- 林景一(11年駐英大使・08年内閣官房副長官補・08年駐アイルランド大使)
- 小田部陽一(11年ジュネーブ国際機関政府代表部大使・08年経済担当外務審議官)
- 吉川元偉(13年国連大使・10年OECD大使・09年アフガニスタン・パキスタン支援担当大使・06年駐スペイン大使)
- 高松明(11年駐スロバキア大使・科学技術振興機構理事・06年駐キューバ大使)
- 石田仁宏(08年駐アルゼンチン大使・05年駐ペルー大使・72年語学研修員採用、74年外務省公務員採用上級試験に合格して再入省)
- 四宮信隆(10年駐ポルトガル大使・07年駐ドミニカ共和国大使)
- 原田親仁(16年日露関係担当大使・11年駐露大使・08年駐チェコ大使)
- 目賀田周一郎(11年駐メキシコ大使・08年駐ペルー大使)
- 卜部敏直(11年駐フィリピン大使・07年駐アイルランド大使)
- 遠藤茂(09年駐サウジアラビア大使・07年駐チュニジア大使)
- 多賀敏行(12年駐ラトビア大使・09年駐チュニジア大使)
- 斉藤隆志(10年駐ミャンマー大使・06年駐セネガル大使)
- 山本忠通(12年駐ハンガリー大使・10年アフガニスタン・パキスタン支援担当大使・08年ユネスコ日本政府代表部大使)
- 山中誠(11年駐ポーランド大使・10年科学技術担当大使・07年駐シンガポール大使)
- 佐藤重和(12年駐タイ王国大使・10年駐オーストラリア大使)
- 中根猛(12年駐独大使・09年ウィーン国際機関代表部大使)
- 黒木雅文(13年駐セルビア大使・09年駐カンボジア大使)
- 西ヶ廣渉(14年宮内庁宮務主管・12年駐ルクセンブルク大使・09年駐リビア大使)
- 吉澤裕(12年駐南アフリカ共和国大使・08年駐フィジー大使)
- 貞岡義幸(10年駐パラオ大使)
- 寒川富士夫(10年駐マラウイ大使)
- 沼田幹男(12年駐ミャンマー大使・11年外務省領事局長)
- 白石和子(12年駐リトアニア大使)
- 高橋二雄(13年駐アゼルバイジャン大使)
- 小池孝行(13年駐キルギス大使)
- 中北徹(07年アジア・ゲートウェイ戦略会議座長代理)
著書
[編集]- 『外交官(仕事-発見シリーズ 33)』実業之日本社、1997年4月
脚注
[編集]- ^ 外交官 ことばと力がせめぎあう国際政治の現場から (仕事--発見シリーズ)/城田 安紀夫 - 本:honto本の通販ストア
- ^ 西日本新聞2004/4/17
- ^ 中国新聞2009/1/23朝刊
- ^ 『官報』号外第106号、令和6年4月30日
外部リンク
[編集]- 城田大使挨拶(在ノルウェー日本国大使館ホームページ)
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