多久駅
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多久駅* | |
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南口駅舎とホーム(2009年11月) | |
たく Taku | |
◄中多久 (1.6 km) (5.6 km) 厳木► | |
所在地 | 佐賀県多久市北多久町大字小侍1024 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■唐津線 |
キロ程 | 15.2 km(久保田起点) |
電報略号 | タツ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
252人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1899年(明治32年)12月25日[2] |
備考 |
無人駅 * 1934年に莇原駅から改称[2]。 |
多久駅(たくえき)は、佐賀県多久市北多久町大字小侍にある、九州旅客鉄道(JR九州)唐津線の駅である。
歴史
[編集]- 1899年(明治32年)12月25日:唐津興業鉄道(後唐津鉄道)莇原駅(あざみばるえき)として開業[2]。
- 1934年(昭和9年)4月1日:多久駅(たくえき)に改称[2]。
- 1983年(昭和58年)9月30日:駅員無配置駅となる[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR九州に移管[2]。
- 2008年(平成20年)1月27日:周辺の土地区画整理事業の一環として移転し、橋上駅舎化[4]。旧駅舎・線路(新駅北側)及び便所撤去が始まる。
- 2014年(平成26年)8月6日:多久市まちづくり交流センター「あいぱれっと」が駅前にオープン[5]。
- 2020年(令和2年)3月14日:終日無人駅化[6][7]。
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旧駅舎の駅入口(2006年8月)
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北口駅舎(2016年10月)
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地上駅で橋上駅舎を備える[1]。折返し可能な構造で、原則は上り1番のりば、下り2番のりばであるが夕方の通勤通学時における当駅発着列車もあるため例外も多い。エレベーターが3基(北口、南口、改札⇔ホーム)設置されている。無人駅。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | ■唐津線 | 下り | 山本・唐津・西唐津方面 |
上り | 小城・久保田・佐賀方面 |
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ホーム(2008年1月)
駅の移転
[編集]1994年(平成6年)から駅周辺で進められている土地区画整理事業の一環として、2008年(平成20年)1月27日に新駅に移転した[4]。
現在、駅周辺の道路拡張工事が行われるなど、土地開発が進んでいる。旧駅舎のあった場所は更地になり、旧軌道はほぼ全て撤去が完了している。
周辺整備
[編集]名店街の取り壊しが2009年(平成21年)1月31日に終了した。また、昭和バス多久発着所は旧駅ロータリー周辺に建設される予定である。
利用状況
[編集]2019年度の1日平均乗車人員は339人である[8]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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2000年 | 431 |
2001年 | 422 |
2002年 | 386 |
2003年 | 383 |
2004年 | 374 |
2005年 | 352 |
2006年 | 360 |
2007年 | 353 |
2008年 | 365 |
2009年 | 348 |
2010年 | 343 |
2011年 | 317 |
2012年 | 308 |
2013年 | 352 |
2018年 | 348 |
2019年 | 339 |
駅周辺
[編集]住宅は多いが、隣駅の中多久と比べると商工業の方が多く、駅前には商店街もあった。多久市役所は当駅では無く、中多久が最寄り駅である。駅の北側に24時間駐車可能な市営駐車場がある。駅東側線路沿いには、1968年に閉山した三菱古賀山炭鉱のコンクリート製ホッパー(貨車に石炭を積込むための施設)が残っている。
- 北多久郵便局
- 佐賀銀行多久支店
- 佐賀共栄銀行多久支店
- 天徳寺
- 多久聖廟
- 西渓公園
- まちづくり交流センター「あいぱれっと」 - ホール、会議室、図書ラウンジ、多目的広場などを備える。
- 多久市ふるさとハローワーク
- 村岡屋あいぱれっと店
- インテリア雑貨「SCOL&S」
- でんでんカフェ
- 高齢者福祉相談所「てんじゅ」
- 国道203号
バス路線
[編集]駅北側ロータリー内に「多久駅北口」バス停がある。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 27号 長崎駅・佐世保駅・大村駅ほか75駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年2月17日、27頁。
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、719頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “「通報」●唐津線中多久駅ほか3駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1983年9月26日)
- ^ a b 「新多久駅の開業祝う 自由通路も供用 地域活性化に期待」『読売新聞』読売新聞西部本社、2008年1月28日、西部朝刊、31面。
- ^ 「まち活性化の拠点に 交流センター「あいぱれっと」 多久駅直結オープン祝う」『佐賀新聞』佐賀新聞、2014年8月7日、朝刊、18面。
- ^ “多良、多久駅を無人化 2020年3月、JR九州方針 小城駅、朝夕除きゼロに|行政・社会|佐賀新聞ニュース|佐賀新聞LiVE”. 2019年12月20日閲覧。
- ^ “南久留米駅も3月無人化へ JR九州方針” 西日本新聞 (西日本新聞社): p30. (2020年2月8日 朝刊)
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年12月26日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 多久駅(駅情報) - 九州旅客鉄道