コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

多足類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
多足亜門
生息年代: 後期シルル紀現世
多足類のそれぞれ4綱による動物例
左上:ムカデの1種(ムカデ綱
右上:ヤスデの1種(ヤスデ綱
左下:エダヒゲムシの1種(エダヒゲムシ綱
右下:コムカデの1種(コムカデ綱
地質時代
シルル紀 - 現世
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
階級なし : 大顎類 Mandibulata
亜門 : 多足亜門 Myriapoda
学名
Myriapoda
Latreille, 1802
和名
多足類
英名
Myriapod

多足類(たそくるい、Myriapod学名Myriapoda)とは、節足動物を大まかに分ける分類群の1つ。分類学上は多足亜門とされる。ムカデヤスデコムカデエダヒゲムシを含む。縦長い体にほぼ同型の体節と数多くの脚をもつ。

特徴

[編集]
ヤスデ(左)とムカデ(右)

体は往々にして縦に長く、頭部と胴部の2部に分かれる。大きさは様々で、ムカデヤスデには十数cmに及ぶ大型種が含まれるが、エダヒゲムシコムカデに属するものでは小型種である。化石種まで範囲を広げれば、ヤスデには2mに達し、節足動物の中でも史上最大級の1つとして知られるアースロプレウラがある[1][2]

頭部

[編集]

頭部(head)は先節(ocular somite)と直後5節の体節(第1-5体節)から癒合した合体節であり、原則として触角(antennae)・大顎(mandible)・第1小顎(first maxilla)・第2小顎(second maxilla)という計4対の付属肢関節肢)がある。六脚類と同様、大顎に大顎髭(mandibular palp)はなく、第2体節は間挿体節(intercalary segment)で付属肢は胚発生のみに見られ、後に退化消失する(甲殻類の第2触角に相同)。ヤスデエダヒゲムシの場合は更に特化が進み、第5体節に当たる第2小顎まで退化消失した[3]。コムカデの場合、第2小顎は左右癒合し、六脚類の下唇に似た構造体を成している[4]

多足類の頭部は上述の通り、六脚類を思わせる部分が何箇所見られる。しかし多足類の大顎は少なくとも前後2節に分かれ、基部(mandible base)と顎部(gnathal lobe)の間に能動的な関節がある[5]。内部の幕状骨(tentorium、大顎の動作に関与する内骨格)は能動的で、両前方には大顎の内転筋に連結した棒状の構造体(transverse bar)がある[6][5]。これらの特徴は他の節足動物に類が見られない、多足類の最も重要な共有派生形質と考えられる[5][1][7]

眼は側眼(lateral eye)のみ知られ、中眼(median eye)は存在しない。側眼は複眼由来だが、現生群はほとんどが退化し、無眼もしくは複眼の個眼由来の単眼のみをもつ。既知唯一の例外はゲジ目に属するムカデで、側眼はれっきとした複眼である[8]

胴部

[編集]

胴部は縦に長く、数多くの体節が並び、そのほぼすべてが同規的で、原則として1胴節に同型の歩脚型関節肢(脚)が1対ずつ出ている。形態や機能上の特化はほぼせず[9]、例外は繁殖用の生殖肢gonopods[10][11][12]ムカデ顎肢forcipulesmaxillipeds[13]曳航肢(ultimate legs)[14][15]コムカデの紡糸腺(spinnerets)[4]など僅かな例のみ挙げられる。ヤスデの場合、ほぼすべての胴節が2節ずつセットで重体節(diplosegment, diplosomite)に癒合するため、外見上では1胴節に2対の脚があるのように見える[16][12]

いずれにせよ、この胴部は他の多くの節足動物に見られる顕著な機能的分化はない[9]。他の節足動物では胸部と腹部、あるいは前体と後体などを区別し、それぞれ異なった形態および付属肢を持つのが通例である。現生節足動物の中で多足類に似た例は、海底洞窟に産する甲殻類ムカデエビ類のみがある程度である[17]。この同規的な体節制は、節足動物祖先形質に似ると考えられる[9]

他の特徴については群によって異なる。例えば胴部の生殖口は尾端にあるもの(ムカデ)や腹面の前半部にあるもの(その他)[18]がある。胴部の尾端、例えば尾節(telson)の構造もそれぞれである[15][4][19][12]

生態と発育

[編集]
ヤスデの1種 Nemasoma varicorne増節変態

現生のすべてが陸上生活で、真の水生種はない。小型のものは、土壌動物として生活するものが多い。多くのは腐植食性であるが、ムカデは肉食性である。

幼生には特別な成長段階はなく、明確な変態は見られないが、成長につれて体節と歩脚が増える、いわゆる増節変態(anamorphic development)の例が多い。変態過程に3対の歩脚をもつ初期段階がヤスデエダヒゲムシに見られる。ムカデの整形類(オオムカデ目ジムカデ目)は例外的に卵中にて変態が完了し、自由生活の段階においては増節変態はみられない[20]

一部の群、例えば整形類のムカデからは卵や幼生を保護する行動が見られる[21]

進化と化石記録

[編集]
Latzelia primordialis 、化石ゲジムカデの1種


多足類の化石は希少で、その多くがヤスデムカデであり、特にコムカデエダヒゲムシ琥珀のみによって知られる[1]。多足類の共通祖先は、およそカンブリア紀中期で他の節足動物と分岐したと考えられる[1]。カンブリア紀からデボン紀にかけて生息したユーシカルシノイド類Euthycarcinoidea)は、口器と複眼の細部構造の類似から基盤的な多足類とも考えられる[22]

多足類は初期の陸上生活を行った動物として知られている化石記録を含む。これは Wilson & Anderson (2004) に記載された Pneumodesmus 属のヤスデである。原記載はこれをシルル紀中期後半の化石と考え、従って既知最古の陸生動物と見なされた[23]。しかし Suarez et al. (2017) の再検証により、これは直後のデボン紀前期のものと見直された[24]ムカデの中ではゲジ類が既知最古の化石記録をもち、シルル紀後期まで遡る[25]

大型節足動物が多く出現する石炭紀では、多足類からも巨大な化石種が現れた。化石ヤスデ類だと考えられるアースロプレウラ類の1属アースロプレウラArthropleura)は、既知最大級の節足動物の1つとして知られ、全長およそ2メートル以上に達する[1][2]

分類

[編集]

系統関係

[編集]

古典的な見解では、多足類は六脚類(広義の昆虫類)に対して側系統群を成すと考えられた[26]。これは本群における多くの六脚類らしき形質に因んでおり、例えば第2触角と大顎髭の欠如・気管と気門から構成される呼吸器・単枝型の脚・マルピーギ管の位置・ヤスデなどに見られり3対の脚をもつ幼生段階・コムカデに見られる下唇のように癒合した第2小顎などの類似点が挙げられる[27][28][29]。こうした多足類は、長い間に六脚類の近縁と考えられ、この2群は無角類Atelocerata)としてまとめられた(これは文献によって気門類 Tracheata[30]、狭義の単肢類 Uniramia sensu stricto とも呼ぶ)。

節足動物門

鋏角亜門

大顎類

多足亜門

汎甲殻類

甲殻亜門側系統群

六脚亜門

節足動物における多足類の系統的位置

しかし90年代以降の分子系統学的解析は、多足類と六脚類の類縁関係を支持しなかった。その代わりに、むしろ甲殻類六脚類の類縁関係、特に六脚類側系統群である甲殻類から分岐した群であるという系統関係の方が有力視されている[29][31][32][18]六脚類甲殻類は、まとめて汎甲殻類 Pancrustacea八分錘類 Tetraconataともいう)を成している。これによると、上述の多足類と六脚類の類似は、系統関係を示唆せず、単に収斂進化の結果だと見直さなければならない。

汎甲殻類仮説が有力視されるようになった2010年代以降、節足動物における多足類の系統的位置については、大顎類Mandibulata)仮説と多足鋏角類Myriochelata、または矛盾脚類 Paradoxopoda)という2つの対立仮説が注目される[1]。大顎類は多足類・甲殻類六脚類という大顎触角を有する3群からなる系統群で、その中で多足類は汎甲殻類姉妹群をなす。多足鋏角類は多足類と鋏角類からなり、この2群が姉妹群をなし、もしくは鋏角類側系統群の多足類から分岐したとされるて[1]。この2説の中で、Myriochelataは支持が弱く、いくつかの不確かな分子系統解析と(単に節足動物の祖先形質かもしれない)神経発生的証拠のみに示唆される[33][34]大顎類は研究が進むほど広く認められ、多足類は単系統群で、汎甲殻類の姉妹群であることが数多くの分子系統解析とホメオティック遺伝子発現に示唆される[18][9]

下位分類

[編集]
(a) Scolopendra sp. (ムカデ綱)
(b) Riukiaria holstiiヤスデ綱
(c) Hanseniella caldariaコムカデ綱
(d) エダヒゲムシ科の1種(エダヒゲムシ綱

多足類(多足亜門 Myriapoda)に属する節足動物は、ムカデ(ムカデ綱、唇脚綱、Chilopoda)・ヤスデ(ヤスデ綱、倍脚綱、Diplopoda)・コムカデコムカデ綱、結合綱、Symphyla)・エダヒゲムシエダヒゲムシ綱、少脚綱、Pauropoda)という4つの群()に分けられる。これらの4綱の類縁関係については議論があったものの、ムカデは4群の中で最初期に分岐し(後性類・前性類説)、ヤスデとエダヒゲムシは姉妹群である(双顎類説)という系統関係の方が、生殖口の位置や口器の構造などの形態学的相違点や分子系統学的解析に支持される[18][35]。化石群であるアースロプレウラ類Arthropleuridea)はかつては独立の絶滅群(アースロプレウラ綱)扱いとされてきたが、21世紀以降ではヤスデであると判明し、その1亜綱(アースロプレウラ亜綱)として分類されるようになった[1]

研究分野

[編集]

多足類に注目する研究分野は「Myriapodology[36]」(多足類学界[37])と呼ばれる。なお、他の現生節足動物の大グループ(鋏角類甲殻類六脚類)に比べて、多足類に注目する研究は著しく欠いていると指摘される[38]。例えば多足類の節足動物における本格的な遺伝子発現ゲノム解析は、それぞれ2001年と2014年以前では前例がなかった[38]ムカデ有毒生物として広く知られるものの、その毒の成分に関する研究は少なかった[39]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h Shear, William; Edgecombe, Gregory (2009-11-01). The geological record and phylogeny of the Myriapoda. 39. https://www.researchgate.net/publication/40037333_The_geological_record_and_phylogeny_of_the_Myriapoda 
  2. ^ a b Davies, Neil S.; Garwood, Russell J.; McMahon, William J.; Schneider, Joerg W.; Shillito, Anthony P. (2021-12-21). “The largest arthropod in Earth history: insights from newly discovered Arthropleura remains (Serpukhovian Stainmore Formation, Northumberland, England)” (英語). Journal of the Geological Society. doi:10.1144/jgs2021-115. ISSN 0016-7649. https://jgs.lyellcollection.org/content/early/2021/11/19/jgs2021-115. 
  3. ^ Janssen R, Prpic N-M, Damen WGM. (2006). Dorso-ventral differences in gene expression in Glomeris marginata Villers, 1789 (Myriapoda: Diplopoda). Norw J Entomol. 2006;53:129–37.
  4. ^ a b c Snodgrass, R. E. (2019-05-20) (英語). X. The Symphyla. Cornell University Press. doi:10.7591/9781501740800-012. ISBN 978-1-5017-4080-0. https://www.degruyter.com/document/doi/10.7591/9781501740800-012/html 
  5. ^ a b c Koch, Markus (2003-08-01). “Monophyly of the Myriapoda? Reliability of current arguments”. African Invertebrates 44 (1): 137–153. doi:10.10520/EJC84509. https://journals.co.za/doi/10.10520/EJC84509. 
  6. ^ Bitsch, Colette; Bitsch, Jacques (2002-02-01). “The endoskeletal structures in arthropods: cytology, morphology and evolution” (英語). Arthropod Structure & Development 30 (3): 159–177. doi:10.1016/S1467-8039(01)00032-9. ISSN 1467-8039. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1467803901000329. 
  7. ^ Moritz, Leif; Koch, Markus (2016-02-21). Comparative morphology of the cephalic tentorium in millipedes (Diplopoda). https://www.researchgate.net/publication/317824067_Comparative_morphology_of_the_cephalic_tentorium_in_millipedes_Diplopoda 
  8. ^ Harzsch, Steffen; Melzer, Roland R.; Müller, Carsten H. G. (2007-04-12). “Mechanisms of eye development and evolution of the arthropod visual system: The lateral eyes of myriapoda are not modified insect ommatidia”. Organisms Diversity & Evolution 7 (1): 20–32. doi:10.1016/j.ode.2006.02.004. ISSN 1439-6092. http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1439609206000584. 
  9. ^ a b c d Kaufman, Thomas C.; Hughes, Cynthia L. (2002-03-01). “Exploring the myriapod body plan: expression patterns of the ten Hox genes in a centipede” (英語). Development 129 (5): 1225–1238. ISSN 0950-1991. PMID 11874918. http://dev.biologists.org/content/129/5/1225. 
  10. ^ Edgecombe, Gregory D. (2008-05). “Gonopod segmentation and the Australian centipede Prionopodella (Chilopoda): testing a basal position in the Scutigeromorpha” (英語). Journal of Natural History 42 (17-18): 1289–1301. doi:10.1080/00222930801947912. ISSN 0022-2933. https://www.researchgate.net/publication/232860136. 
  11. ^ Drago, Leandro; Fusco, Giuseppe; Garollo, Elena; Minelli, Alessandro (2011-08-22). “Structural aspects of leg-to-gonopod metamorphosis in male helminthomorph millipedes (Diplopoda)”. Frontiers in Zoology 8: 19. doi:10.1186/1742-9994-8-19. ISSN 1742-9994. PMC 3170261. PMID 21859471. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3170261/. 
  12. ^ a b c Snodgrass, R. E. (2019-05-20) (英語). VIII. The Diplopoda. Cornell University Press. doi:10.7591/9781501740800-010. ISBN 978-1-5017-4080-0. https://www.degruyter.com/document/doi/10.7591/9781501740800-010/html 
  13. ^ Haug, Joachim T.; Haug, Carolin; Schweigert, Günter; Sombke, Andy (2014-01-01). “The evolution of centipede venom claws – Open questions and possible answers”. Arthropod Structure & Development 43 (1): 5–16. doi:10.1016/j.asd.2013.10.006. ISSN 1467-8039. http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1467803913000893. 
  14. ^ Sombke, Andy; Müller, Carsten H. G.; Kenning, Matthes (2017-11-14). “The ultimate legs of Chilopoda (Myriapoda): a review on their morphological disparity and functional variability” (英語). PeerJ 5: e4023. doi:10.7717/peerj.4023. ISSN 2167-8359. https://peerj.com/articles/4023. 
  15. ^ a b Snodgrass, R. E. (2019-05-20) (英語). VII. The Chilopoda. Cornell University Press. doi:10.7591/9781501740800-009. ISBN 978-1-5017-4080-0. https://www.degruyter.com/document/doi/10.7591/9781501740800-009/html 
  16. ^ Janssen, Ralf; Prpic, Nikola-Michael; Damen, Wim GM (2006-12). “A review of the correlation of tergites, sternites, and leg pairs in diplopods” (英語). Frontiers in Zoology 3 (1): 2. doi:10.1186/1742-9994-3-2. ISSN 1742-9994. PMC 1402290. PMID 16451739. https://www.researchgate.net/publication/7321987. 
  17. ^ Yager, Jill (1981-07-01). “Remipedia, A New Class of Crustacea From a Marine Cave in the Bahamas”. Journal of Crustacean Biology 1 (3): 328–333. doi:10.2307/1547965. ISSN 0278-0372. https://doi.org/10.2307/1547965. 
  18. ^ a b c d Cunningham, Clifford W.; Martin, Joel W.; Wetzer, Regina; Bernard Ball; Hussey, April; Zwick, Andreas; Shultz, Jeffrey W.; Regier, Jerome C. (2010-02). “Arthropod relationships revealed by phylogenomic analysis of nuclear protein-coding sequences” (英語). Nature 463 (7284): 1079–1083. doi:10.1038/nature08742. ISSN 1476-4687. https://www.nature.com/articles/nature08742. 
  19. ^ Snodgrass, R. E. (2019-05-20) (英語). IX. The Pauropoda. Cornell University Press. doi:10.7591/9781501740800-011. ISBN 978-1-5017-4080-0. https://www.degruyter.com/document/doi/10.7591/9781501740800-011/html 
  20. ^ Edgecombe, Gregory D.; Giribet, Gonzalo (2007-01-01). “Evolutionary Biology of Centipedes (Myriapoda: Chilopoda)”. Annual Review of Entomology 52 (1): 151–170. doi:10.1146/annurev.ento.52.110405.091326. ISSN 0066-4170. https://www.annualreviews.org/doi/10.1146/annurev.ento.52.110405.091326. 
  21. ^ Mitić, Bojan; Stojanović, Dalibor; Antić, Dragan; ilić, Bojan; Gedged, Amna; Makarov, Slobodan (2014-07-24). Parental care in centipedes (Myriapoda: Chilopoda): A phylogenetic perspective. https://www.researchgate.net/publication/264526531_Parental_care_in_centipedes_Myriapoda_Chilopoda_A_phylogenetic_perspective. 
  22. ^ Edgecombe, Gregory D.; Strullu-Derrien, Christine; Góral, Tomasz; Hetherington, Alexander J.; Thompson, Christine; Koch, Markus (2020-04-01). “Aquatic stem group myriapods close a gap between molecular divergence dates and the terrestrial fossil record” (英語). Proceedings of the National Academy of Sciences. doi:10.1073/pnas.1920733117. ISSN 0027-8424. PMID 32253305. https://www.pnas.org/content/early/2020/03/31/1920733117. 
  23. ^ Anderson, Lyall I.; Wilson, Heather M. (2004/01). “Morphology and taxonomy of Paleozoic millipedes (Diplopoda: Chilognatha: Archipolypoda) from Scotland”. Journal of Paleontology 78 (1): 169–185. doi:10.1666/0022-3360(2004)0782.0.CO;2. ISSN 0022-3360. https://bioone.org/journals/Journal-of-Paleontology/volume-78/issue-1/0022-3360(2004)0782.0.CO;2/MORPHOLOGY-AND-TAXONOMY-OF-PALEOZOIC-MILLIPEDES-DIPLOPODA--CHILOGNATHA/10.1666/0022-3360(2004)0782.0.CO;2.full. 
  24. ^ Stöckli, Daniel F.; Catlos, Elizabeth J.; Brookfield, Michael E.; Suarez, Stephanie E. (2017-06-28). “A U-Pb zircon age constraint on the oldest-recorded air-breathing land animal” (英語). PLOS ONE 12 (6): e0179262. doi:10.1371/journal.pone.0179262. ISSN 1932-6203. https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0179262. 
  25. ^ (PDF) Centipede Venom: Recent Discoveries and Current State of Knowledge” (英語). ResearchGate. 2019年1月23日閲覧。
  26. ^ 小野展嗣 「4.多足亜門」 『節足動物の多様性と系統』 石川良輔編、岩槻邦男・馬渡峻輔監修、裳華房、2008年、276-296頁
  27. ^ Are the insects more closely related to the crustaceans than to the myriapods?” (英語). ResearchGate. 2019年1月21日閲覧。
  28. ^ Kraus, O. (1998). Fortey, R. A.; Thomas, R. H.. eds (英語). Arthropod Relationships. Dordrecht: Springer Netherlands. pp. 295–303. doi:10.1007/978-94-011-4904-4_22. ISBN 9789401149044. https://doi.org/10.1007/978-94-011-4904-4_22 
  29. ^ a b Shultz, J. W.; Regier, J. C. (2000-05-22). “Phylogenetic analysis of arthropods using two nuclear protein-encoding genes supports a crustacean + hexapod clade”. Proceedings. Biological Sciences 267 (1447): 1011–1019. doi:10.1098/rspb.2000.1104. ISSN 0962-8452. PMC 1690640. PMID 10874751. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10874751. 
  30. ^ Koenemann, Stefan; Jenner, Ronald A.; Hoenemann, Mario; Stemme, Torben; von Reumont, Björn M. (2010). “Arthropod phylogeny revisited, with a focus on crustacean relationships” (PDF). Arthropod Structure & Development 39 (2-3): 88–110. doi:10.1016/j.asd.2009.10.003. PMID 19854296. http://decapoda.nhm.org/pdfs/31579/31579.pdf. 
  31. ^ Giribet, Gonzalo; Ribera, Carles (2000). “A Review of Arthropod Phylogeny: New Data Based on Ribosomal DNA Sequences and Direct Character Optimization” (英語). Cladistics 16 (2): 204–231. doi:10.1111/j.1096-0031.2000.tb00353.x. ISSN 1096-0031. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1096-0031.2000.tb00353.x. 
  32. ^ Frati, Francesco; Dallai, Romano; Carapelli, Antonio; Boore, Jeffrey L.; Spinsanti, Giacomo; Nardi, Francesco (2003-03-21). “Hexapod Origins: Monophyletic or Paraphyletic?” (英語). Science 299 (5614): 1887–1889. doi:10.1126/science.1078607. ISSN 0036-8075. PMID 12649480. http://science.sciencemag.org/content/299/5614/1887. 
  33. ^ Dove, Hilary; Stollewerk, Angelika (2003-5). “Comparative analysis of neurogenesis in the myriapod Glomeris marginata (Diplopoda) suggests more similarities to chelicerates than to insects”. Development (Cambridge, England) 130 (10): 2161–2171. ISSN 0950-1991. PMID 12668630. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12668630. 
  34. ^ Mayer, Georg; Whitington, Paul M. (2009-10-22). “Velvet worm development links myriapods with chelicerates” (英語). Proceedings of the Royal Society of London B: Biological Sciences 276 (1673): 3571–3579. doi:10.1098/rspb.2009.0950. ISSN 0962-8452. PMID 19640885. http://rspb.royalsocietypublishing.org/content/276/1673/3571. 
  35. ^ Fernández, Rosa; Edgecombe, Gregory D.; Giribet, Gonzalo (2018-01-08). “Phylogenomics illuminates the backbone of the Myriapoda Tree of Life and reconciles morphological and molecular phylogenies” (英語). Scientific Reports 8 (1): 1–7. doi:10.1038/s41598-017-18562-w. ISSN 2045-2322. https://www.nature.com/articles/s41598-017-18562-w. 
  36. ^ International Journal of Myriapodology”. ijm.pensoft.net. 2019年1月23日閲覧。
  37. ^ 高島春雄、太平洋戦争中に於ける日本蜘蛛類・多足類學界の動向 『Acta Arachnologica.』 1950年 12巻 1-2号 p.8-17, doi:10.2476/asjaa.12.8
  38. ^ a b Richards, Stephen; Akam, Michael; Gibbs, Richard A.; Worley, Kim C.; Muzny, Donna M.; Lawson, Daniel; Zou, Xiaoyan; Wu, Yuanqing et al. (2014-11-25). “The First Myriapod Genome Sequence Reveals Conservative Arthropod Gene Content and Genome Organisation in the Centipede Strigamia maritima” (英語). PLOS Biology 12 (11): e1002005. doi:10.1371/journal.pbio.1002005. ISSN 1545-7885. PMC 4244043. PMID 25423365. https://journals.plos.org/plosbiology/article?id=10.1371/journal.pbio.1002005. 
  39. ^ (PDF) Centipede Venom: Recent Discoveries and Current State of Knowledge” (英語). ResearchGate. 2019年1月23日閲覧。

関連項目

[編集]