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大山町 (板橋区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 東京都 > 板橋区 > 大山町 (板橋区)
大山町
町丁
地図北緯35度44分56秒 東経139度41分59秒 / 北緯35.748992度 東経139.699764度 / 35.748992; 139.699764
日本の旗 日本
都道府県 東京都の旗 東京
特別区 板橋区
地域 板橋地域
人口情報2024年(令和6年)3月31日現在[1]
 人口 4,909 人
 世帯数 2,958 世帯
面積[2]
  0.189368882 km²
人口密度 25922.95 人/km²
郵便番号 173-0023[3]
市外局番 03(東京MA[4]
ナンバープレート 板橋
ウィキポータル 日本の町・字
東京都の旗 ウィキポータル 東京都
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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大山町(おおやまちょう)は、東京都板橋区町名[5]。丁目の設定がない単独町名である。全域で住居表示が実施されている。

地理

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板橋区の南東部に位置する。町域の北は仲町、北東は栄町、東は大山東町、南は大山金井町及び幸町、西は大山西町、北西は弥生町にそれぞれ接する。町域の西辺を川越街道が走る。町域内には住宅のほか、区立小学校が立地する。

歴史

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当該エリアは1871年(明治4年)11月14日浦和県(現埼玉県)から東京府に編入された。1889年には板橋町の一部分となり、1932年からは板橋区の一部となった。1958年に板橋区板橋町4・9丁目から大山町が成立した。住居表示実施は1971年

地名の由来

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「大山」の名が生じたという最も大きなものは「大山詣」との関連である[6]。大山は神奈川県の中央にあり、阿夫利山(雨降山)ともいい、毎年登山参詣で賑わった[6]。大山で生まれ育った瀬田伝次郎(明治26年生まれ)は「江戸時代から神奈川県の『大山へ行くべえ』という大山詣りの人々の足場であったから自然と『大山』と呼ばれるようになった思うと」と述べている[6]

大山詣の人々が休憩するお茶屋が、三菱銀行あたりの所にあり、屋号を「二階屋」と呼んでいた[6]。大山街道の玄関口として重要だったために、自然と「大山」と呼ばれるようになったという説がある[6]

経済

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産業

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江戸時代から住みついている人は瀬田(農業)、瀬田(質屋)、吉田(農業)、吉岡屋(吉川、なら漬[7]、吉川(呉服屋)、石川(荒物商)、岡田(農業)、当麻(農業)、板橋(農業)、伊崎(馬力屋)、春日(だんご屋)などである[6]。また馬車屋、馬車立場、水車手風琴行商などの商売の家があった[6]

店舗・企業
かつて存在したジム

事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[8]

  • 事業所数 : 335事業所
  • 従業員数 : 2,773人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[9]
423
2021年(令和3年)[8]
335

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[9]
3,149
2021年(令和3年)[8]
2,773

世帯数と人口

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2024年(令和6年)3月31日現在(板橋区発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[10]
4,248
2000年(平成12年)[11]
4,551
2005年(平成17年)[12]
4,329
2010年(平成22年)[13]
4,132
2015年(平成27年)[14]
4,766
2020年(令和2年)[15]
4,571

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[10]
2,137
2000年(平成12年)[11]
2,398
2005年(平成17年)[12]
2,395
2010年(平成22年)[13]
2,452
2015年(平成27年)[14]
2,750
2020年(令和2年)[15]
2,742

学区

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区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[16]

交通

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鉄道

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バス

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道路

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施設

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出身・ゆかりのある人物

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  • 城咲仁タレント、元ホスト) - 実家は隣接する大山西町にある中華料理屋「丸鶴」[17]。子供時代『ハッピーロード大山』のマスコットキャラクターの名付け親になったことがある。
  • 瀬田吉之助(瀬田不動産合資会社代表社員、鍋屋合資会社代表社員、農業、地主、板橋町会議員) - 質商・瀬田文次郎の実弟[18][19]。瀬田家は板橋町の名門として知られ、累代町内に重きをなした[18]
  • 瀬田醻一(東京府多額納税者、鍋屋、金融業、地主・家主、板橋区会議員、東京市会議員) - 質商・瀬田文次郎の長男[19][20]
  • 石川翔(プロ野球選手 中日ドラゴンズ所属)

その他

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日本郵便

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脚注

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  1. ^ a b 令和6年 町丁目別年齢別人口表” (CSV). 板橋区 (2024年4月2日). 2024年4月29日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ 『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2023年11月17日閲覧。(CC-BY-4.0)
  3. ^ a b 大山町の郵便番号”. 日本郵便. 2023年11月17日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 板橋区教育委員会『いたばしの地名』、1995年3月、P127。
  6. ^ a b c d e f g 『わたしたちの大山町会史』47、146、165頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年8月7日閲覧。
  7. ^ 『板橋町会議員有権者名簿 大正14年3月31日現在』28頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年8月12日閲覧。
  8. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  9. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  10. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  15. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  16. ^ 板橋区立小中学校 住所別通学区域校一覧” (PDF). 板橋区 (2021年7月30日). 2023年11月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)
  17. ^ マツコの知らない世界 マツコの知らない「板橋チャーハンの世界」(2015.11.17)放送分より
  18. ^ a b 『自治団体之沿革 東京府之部』人文記 自治功績録55 - 56頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年4月30日閲覧。
  19. ^ a b 『現代人名辞典』セ5頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年4月30日閲覧。
  20. ^ 『人事興信録 第15版 上』セ2頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年4月30日閲覧。
  21. ^ 郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年10月28日閲覧。

参考文献

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  • 古林亀治郎編『現代人名辞典』中央通信社、1912年。
  • 『板橋町会議員有権者名簿 大正14年3月31日現在』板橋新聞社、1925年。
  • 篠田皇民『自治団体之沿革 東京府之部』東京都民新聞社、1931年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第15版 上』人事興信所、1948年。
  • 平野清編『わたしたちの大山町会史』東京都板橋区大山町会、1973年。

関連項目

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外部リンク

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