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大藤紀子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大藤 紀子(おおふじ のりこ)は、日本法学者。専門は憲法学位は、法学修士一橋大学[1]獨協大学法学部国際関係法学科教授[1]

略歴

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大阪府生まれ[2]東京女子大学文理学部(文科系)英米文学(-1984年)・一橋大学大学院法学研究科公法学(-1993年)[3]に進学、パリ第1大学及びパリ第2大学大学院留学[4]一橋大学大学院博士課程単位取得退学[1]聖学院大学政治経済学部講師、聖学院大学政治経済学部助教授獨協大学法学部教授に就任[5]2010年、憲法理論研究会事務局長[6]2014年パリ政治学院ロースクール招聘教授[2]

主な著書

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(出典[1]

  • 編著 『憲法の普遍性と歴史性』辻村みよ子先生古稀記念論集
    【第5部 所収 ポスト国民国家における「市民」】担当 

分担執筆 2019年8月 日本評論社 山本一只野雅人蟻川恒正中林昭雄編 pp.865-884

  • 編著 『ヨーロッパ人権裁判所の判例Ⅱ』
    【9 EUに対する『同等の保護』推定の限定】、
    【25 ノン・ルフールマン原則と実効的救済】担当

分担執筆 2019年3月 信山社 小畑郁江島晶子北村泰三建石真公子戸波江二編 pp.80-84、pp.158-161

  • 編著 『EU法基本判例集 第3版』
    【第三章12 権限付与の原則─立法根拠の適正な選択】担当

分担執筆 2019年3月 日本評論社 中村民雄須網隆夫編 pp.96-102

  • 編著 『人権法の現代的課題 ─ヨーロッパとアジア─』
    【第8章 外国人の人権保障における「普遍性」の諸局面 ─国民国家型 VS 相互承認型」】担当

分担執筆 2019年1月 法律文化社 中西優美子編 pp.147-165

  • 編著 Contemporary Issues in Human Rights Law
    【Human Rights Protection in the EU as Unitas Multiplex(多元的統合体としてのEUにおける人権の保障)】担当

分担執筆 2018年 Springer Nature 中西優美子編 pp.51-69

  • 編著 『憲法の思想と発展』浦田一郎先生古稀記念
    【28 せめぎ合うフランス法 ─EU法との布置関係─】担当

分担執筆 2017年8月 信山社 阪口正二郎、江島晶子、只野雅人今野健二編 pp.625-645

  • 著書 『新憲法四重奏』第二版
    【第2章 個性的に、かつ対等に生きるということ】
    【第5章 市場経済の中で生きる】
    【第9章 共に生きる社会をめざして】
    【第10章 私たちが真の主権者であるために】担当

共著 2017年4月 有信堂高文社 大津浩高佐智美長谷川憲 pp.18-36、pp.75-90、pp.154-197

  • 編著 『政治変動と立憲主義の展開』(講座 政治・社会の変動と憲法─フランス憲法からの展望─)
    【第4章「ヨーロッパ統合と『国家主権』─その機能的側面について─」】担当

分担執筆 2017年3月 信山社 辻村みよ子編集代表 pp.95-116

  • 編著 『環境学への誘い』
    【第11章「『環境』と『法』の変容】担当

分担執筆 2016年9月 創成社 浜本光紹監修・獨協大学環境共生研究所編 pp.213-230

  • 著書 『新憲法四重奏』
    【第2章 個性的に、かつ対等に生きるということ】
    【第5章 市場経済の中で生きる】
    【第9章 共に生きる社会をめざして】
    【第10章 私たちが真の主権者であるために】担当

共著 2015年6月 有信堂高文社 大津浩、高佐智美、長谷川憲 pp.18-35、pp.72-87、pp.150-193

  • 編著 『フランスの憲法判例Ⅱ』
    【第Ⅰ章第2節「EUの国内法秩序への組込み」 解説】
    【第Ⅰ章第2節6 「憲法的アイデンティティに内在する原理」の侵害(2006年7月27日判決)」】
    【第Ⅲ章第4節35 「遺伝子組換え体(GMO)法の憲法適合性(2008年6月19日判決)」】
    【第Ⅶ章76 「憲法的アイデンティティに内在する原理(2010年12月17日判決)」】担当

分担執筆 2013年3月 信山社 辻村みよ子編集代表、フランス憲法研究会編 p27、pp.32-35、pp.175-178、pp.382-385

  • 編著 『日本比較法研究所研究叢書87 法・制度・権利の今日的変容』
    【La portée du principe d’égalité ou de non-discrimination dans l’ordre juridique japonais】担当

分担執筆 2013年3月 中央大学出版部 植野妙実子編 pp.159-182

  • 編著 『EUとフランス ―統合欧州のなかで揺れる三色旗』
    【第1章 フランス憲法とEUリスボン条約

―立憲主義と民主主義の観点から】担当

分担執筆 2012年1月 法律文化社 安江則子編 pp.17-43

  • 編著 『日本比較法研究所研究叢書82 フランス憲法の統治構造』
    【第13章 EUとフランス】担当

分担執筆 2011年9月 中央大学出版部 植野妙実子編 pp.285-314

  • 編著 『講座国際人権3 国際人権法の国内的実施』
    【第2部6 フランスの国内裁判における国際人権―欧州人権条約およびEU法との交錯】担当

分担執筆 2011年3月 信山社 芹田健太郎戸波江二棟居快行薬師寺公夫坂元茂樹編 pp.127-149

  • 編著 『EU法基本判例集 第2版』

分担執筆 2010年3月 日本評論社 中村民雄、須網隆夫編 pp.122-147

  • 編著 『EU環境法』
    【第Ⅲ部第10章 EU法における環境のための権利および責任について】担当

分担執筆 2009年11月 慶應義塾大学出版会 庄司克宏編 pp.357-391

  • 編著 『新現代憲法入門 第2版』
    【第5章 自己決定権とプライバシー権】
    【第12章 憲法と条約】担当

分担執筆 2009年5月 法律文化社 山内敏弘編 pp.106-117、pp.370-381

  • 編著 『ヨーロッパ人権裁判所の判例』
    【42  公正な裁判の保障と武器平等・対審原則:コンセイユ・デタ(フランス行政裁判所)における政府委員の役割と外観理論:クレス判決(Kress v. France)[2001、大法廷]】
    【67  人種差別的表現:番組内の人種差別的発言に対する編集者の刑事責任:イェルシルド判決(Jersild v. Denmark)[1994、大法廷]】担当

分担執筆 2008年9月 信山社 戸波江二、北村泰三、建石真公子、小畑郁、江島晶子編 pp.281-285、pp.411-415

  • 編著 『新版 体系憲法事典』
    【基礎理論 Ⅱ憲法 第5章 基本原理の今日(21世紀)的展開 第3節 グローバリゼーションと憲法 3 地域統合とEU憲法】、
    【日本国憲法 Ⅱ日本国憲法の構造 第8章 最高法規 第3節 憲法と国際法】担当

分担執筆 2008年7月 青林書院 杉原泰雄編集代表 pp.206-211、pp.800-805

  • 著書 『憲法四重奏 第二版』
    【第2章 個性的に、かつ対等に生きるということ】
    【第5章 市場経済の中で生きる】
    【第9章 共に生きる社会をめざして】
    【第10章 私たちが真の主権者であるために】担当

共著 2008年4月 有信堂高文社 大津浩、高佐智美、長谷川憲 pp.106-117、pp.370-381

  • 編著 『多層的ヨーロッパ統合と法』

分担執筆 2008年4月 聖学院大学出版会 大木雅夫、中村民雄編 pp.478-524

  • 編著 『憲法諸相と改憲論』吉田善明先生古稀記念論集
    【「平等原理・差別禁止原則の射程―欧州司法裁判所の判断を題材に―」】担当

分担執筆 2007年8月 敬文堂 縣幸雄仲地博笹川紀勝中島徹柏崎敏義編 pp.141-164

  • 編著 『EU法基本判例集』
    【第1部第1章8 第3の柱の枠組決定への国内法の適合解釈義務】
    【第1部第3章15 権限付与の原則とEC立法根拠の適法性】
    【第1部第3章16 EC法秩序における基本権保護】
    【第1部第3章17 民主主義の原則と欧州議会への諮問義務】[中村民雄氏との共同執筆]担当

分担執筆 2007年1月 日本評論社 中村民雄、須網隆夫編 pp.73-80、 pp.133-141、pp.142-149、 pp.150-159

  • 編著 『いまなぜ憲法改正国民投票法なのか』
    【海外の国民投票 フランス:EU憲法条約の批准を否決】

分担執筆 2006年3月 蒼天社井口秀作、浦田一郎、三輪隆編 pp.101-102

  • 編著 『日本の男女共同参画政策 ─国と地方公共団体の現状と課題』
    【第二部8章 都道府県の男女共同参画政策、「Ⅱ埼玉県」】担当

分担執筆 2005年3月 東北大学出版会 辻村みよ子編 pp.148-158

  • 編著 『新現代憲法入門』
    【第5章 自己決定権とプライバシー編】
    【第12章 憲法と条約】担当

分担執筆 2004年4月 法律文化社 山内敏弘編 pp.106-117、pp.358-369

  • 編著 『世界のポジティブ・アクションと男女共同参画』
    【第三章 欧州連合(EU)における男女共同参画政策とポジティヴ・アクション】担当

分担執筆 2004年3月 東北大学出版会 辻村みよ子編 pp.49-85

  • 編著 Le nouveau défi de la Constitution japonaise-Les théories et pratiques pour le nouveau siècle Séminaire franco-japonais de droit public

分担執筆 2004年2月 L.G.D.J. pp.123-134

  • 編著 『欧州統合とフランス憲法の変容』
    【第2章8 フランス法秩序と条約】担当

分担執筆 2003年2月 有斐閣 中村睦男高橋和之、辻村みよ子編 pp.140-158

  • 編著 La constitution et le temps

分担執筆 2003年1月 L'Hermès Alexandre Viala編 pp.157-169

  • 編著 『法の支配の現代的課題』
    【第1部 変容する法の「支配」】担当

分担執筆 2002年10月 敬文堂 憲法理論研究会編 pp.37-50

  • 編著 『フランスの憲法判例』
    【I-B 欧州人権条約-死刑廃止】
    【II-C 国土整備新興判決-地域による差異・積極的差別是正措置】担当

分担執筆 2002年9月 信山社 辻村みよ子編集代表 pp.42-47、pp.116-121

  • 著書 『憲法四重奏』
    【第2章 個性的に、かつ対等に生きるということ】
    【第5章 市場経済の中で生きる】
    【第9章 共に生きる社会をめざして】
    【第10章 私たちが真の主権者であるために】担当

共著 2002年4月 有信堂高文社 大津浩、高佐智美、長谷川憲 pp.17-33、pp.67-82、pp.135-172

  • 編著 『二一世紀の立憲主義―現代憲法の歴史と課題―』
    【ヨーロッパにおける「地域」の位置づけについて】担当

分担執筆 2000年 6月 勁草書房 杉原泰雄先生古稀記念論文集刊行会編 pp.661-680

  • 編著 『憲法の歴史と比較』

分担執筆 1998年5月 日本評論社 杉原泰雄、清水睦編集代表 pp.417-430

  • 編著 『人権理論の新展開』

分担執筆 1994年10月 敬文堂 憲法理論研究会編 pp.187-199

  • 編著 『主権と自由の現代的課題』

分担執筆 1994年4月 勁草書房 杉原泰雄教授退官記念論文集刊行会編  pp.199-216

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d 大藤紀子 教員紹介 獨協大学 2022年4月閲覧
  2. ^ a b 九条科学者の会 2015秋の講演会 日本科学者会議
  3. ^ 大藤紀子 researchmap 2022年4月閲覧
  4. ^ 憲法ネット103参加メンバー憲法ネット103
  5. ^ 大藤 紀子 OFUJI Noriko KAKEN 2022年4月閲覧
  6. ^ 歴代代表・事務局長憲法理論研究会
先代
山元一
憲法理論研究会事務局長
2010年 - 2012年
次代
志田陽子