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大泉音映

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大野義彦から転送)
有限会社大泉音映
種類 有限会社
本社所在地 日本の旗 日本
178-0063
東京都練馬区東大泉2丁目34番5号 東映東京撮影所内
業種 情報・通信業
法人番号 2011602001878
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有限会社大泉音映(おおいずみおんえい)は、テレビドラマ映画などの音響効果制作を主な事業内容とする日本の企業である。

概要・沿革

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'81年、東映大泉撮影所録音部の効果技師であった阿部作二が独立し、東映テレビプロダクション直属のポストプロダクションとして発足。当初の所属メンバーは阿部のみであったが、'87年に大野義彦、'11年に小川広美が参加。

所属スタッフ

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阿部作二

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'50年代に日活効果部門で効果マンとしてのキャリアをスタートし、'60年代に入り東映大泉撮影所へ移籍。以降、東映テレビプロ作品を一手に手掛けてきた、その道半世紀以上にも及ぶ大ベテランである。その代表作は何と言ってもスーパー戦隊シリーズであり、『バトルフィーバーJ』以降、遺作である『海賊戦隊ゴーカイジャー』に至るまでシリーズ全作品の効果を手掛けている。東映のライブラリ音源を多用しつつ、シンセサイザーを大胆に使用した独特の効果音には固定ファンも多く、その職人芸的なサウンドデザインは同シリーズを象徴するファクターのひとつと言っても過言ではない。晩年はPro Tools等を使用したコンピューター上での編集に移行し、生涯現役の活動写真職人であった。2010年に体調を崩した際には、戦隊シリーズの進行を当時東洋音響に所属していた小川広美が代行。のちに現場復帰するも2011年に死去。

主な作品

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大野義彦

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独立系のプロダクションで非商業映画などの効果を手掛けた後、'87年に大泉音映に参加。ナチュラリーな音付けの阿部とは対照的に、金属的なイメージを主としたサウンドデザインを得意とし、『超人機メタルダー』以降のメタルヒーローシリーズ、『仮面ライダークウガ』以降の平成仮面ライダーシリーズ、ANB水曜21時枠の刑事ドラマなどを中心に手掛けている。仮面ライダーシリーズは『ビルド』から『リバイス』までを木下美帆と共同で担当し、『リバイス』の最終話を以て降板。後続の『ギーツ』はSoundRoundの桑原秀綱が担当する。尚、大野の降板により大泉音映は『スーパーヒーロータイム』作品の担当を完全に退く形となった。

主な担当作品

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小川広美

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小川広美は、長らく東洋音響にてゴジラシリーズなどの東宝作品や堤幸彦演出ドラマを多数手掛け、'09年の『侍戦隊シンケンジャー』より阿部作二の助手を務める。'11年に大泉音映に移籍し、阿部の没後は戦隊シリーズの担当を引き継いでいたが、'19年の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第12話を最後に降板しその後死去。戦隊シリーズの担当は同作に共同参加していたSoundRoundの桑原秀綱が引き継いだ。

主な作品

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  • 相棒(EX)
  • スーパー戦隊シリーズ(EX)
  • 装甲巨人ガンボット 危うし!あべのハルカスTVO/大阪芸術大学ドリーム・プラネット・ジャパン制作)

関連項目

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