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大門町 (さいたま市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 埼玉県 > さいたま市 > 大宮区 > 大門町 (さいたま市)
大門町
大宮中央通り
大宮中央通り
■大門町の位置(埼玉県内)
■大門町
大門町
大門町の位置
北緯35度54分23.3秒 東経139度37分43.5秒 / 北緯35.906472度 東経139.628750度 / 35.906472; 139.628750
日本の旗 日本
都道府県 埼玉県
市町村 さいたま市
大宮区
人口
2017年平成29年〉9月1日時点)[1]
 • 合計 1,432人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
330-0846[2]
市外局番 048[3]
ナンバープレート 大宮
※座標は旧大宮区役所の位置

大門町(だいもんちょう)は、埼玉県さいたま市大宮区町名。現行行政地名は大門町一丁目から大門町三丁目。住居表示未実施地区[4]郵便番号は330-0846[2]

地理

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さいたま市大宮区の中央部に位置する。大宮駅東口に面し、大宮の中心街である[5]江戸期の大宮宿甚之丞新田の小字大門(大宮宿大門町)が地名の由来。

歴史

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  • 1915年大正4年) - アメリカより来日した婦人宣教師エリザベツ・フローラ・アプタン(さいたま市名誉市民)[6]が、現在の大門町に当たる場所に「愛仕幼稚園」を開園する[7][8]。なお、同園は高鼻町一丁目に移転して所在する。
  • 1945年昭和20年)頃 - 大宮駅前の闇市が駅前中央通りと旧国道16号の間の氷川参道内に1年間の期間限定で移転する[9][10]。しかし、実際は40年以上も居住者が当地に留まり続けた。
  • 1948年昭和23年)3月7日 - 町域に当たる場所に自治体警察大宮市警察署(現・大宮警察署)が開設される。
  • 1956年(昭和31年)
    • 6月16日 - 大宮警察署が土手町一丁目へ移転する。
    • 7月10日 - 町名地番変更により、大字大宮および大字高鼻の各一部から大門町一丁目 - 三丁目が成立[11][5]
  • 1960年(昭和35年)8月13日 - 東口駅前で火災発生、繁華街を焼失する[12]
  • 1962年(昭和37年)10月4日 - 地内に「大宮駅前新共栄会商店街ビル」が完成し、オープンする。
  • 1963年(昭和38年)8月15日 - 旧中山道と中央通りの交差点に中山道横断地下道(地下横断歩道)が完工する[12][13]
  • 1966年(昭和41年)
    • 11月3日 - 地内に大宮市役所(後の大宮区役所)の市庁舎が落成する[12]
    • 12月7日 - 地内に複合商業ビル「大宮中央デパート」が完成し、オープンする[14]
  • 1970年(昭和45年)11月2日 - 地内に大宮高島屋がオープンする。
  • 1971年(昭和46年)6月11日 - 旧中山道と中央通りの交差点がスクランブル交差点に改修される[12]
  • 1977年(昭和52年)10月1日 - 大宮小学校の敷地の北側に公立の「大宮市立幼児教育センター付属幼稚園」(後のさいたま市立幼児教育センター付属幼稚園)が開園する[15]
  • 1984年(昭和59年)2月 - 大宮市役所前に静態保存されている国鉄C12形蒸気機関車の29号機が、吉敷町の山丸児童公園(山丸公園)に移転する[16]
  • 1985年(昭和60年)- 氷川地区参道整備事業に着手、 町域東端にある氷川参道内の住居やバラック店舗の立ち退きが行われ、跡地に緑地が整備される[9][10][17]
  • 1986年(昭和61年)7月21日 - 大宮駅東口周辺の放置自転車対策として、大門町三丁目地内の市役所庁舎裏に大宮駅東口大門町自転車駐車場(収容台数3001台)が開設され、利用が開始される[18]
  • 1989年平成元年)7月 - 氷川参道の緑地が改修され、氷川参道平成ひろばが整備される[9][19][17]
  • 2001年(平成13年)5月1日 - 浦和市・大宮市・与野市が合併し、さいたま市が発足。同市の町名となる。
  • 2003年(平成15年)4月1日 - さいたま市が政令指定都市に移行し、同市大宮区の町名となる。
  • 2013年(平成25年)3月 - 大宮駅東口大門町2丁目中地区市街地再開発事業の都市計画が決定される[20]
  • 2017年(平成29年)6月25日 - 再開発により「大宮中央デパート」が閉館する[14]
  • 2018年(平成30年)
    • 3月31日 - さいたま市立幼児教育センター付属幼稚園の第39回修了証書授与式および閉園式が3月9日に行われ、閉園。
    • 4月 - 大門町1丁目、2丁目が暴力団排除特別強化地域を設定。暴力団員との間で みかじめ料のやり取りが禁止された[21]
  • 2019年(平成31年・令和元年)
    • 4月25日 - 整備が進められていた氷川緑道西通線の南区間(約700 m)で相互通行が可能になる[22]
    • 5月7日 - 大宮区役所が吉敷町一丁目に移転する[23]
  • 2022年(令和4年)11月27日 - 早朝、駅前のビルの室外機から出火。午後7時過ぎに鎮火するまで約12時間にわたり燃え続けた。ケガ人は無かったが[24]マツモトキヨシマクドナルドなどが入居するビル3棟が焼失。

世帯数と人口

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2017年平成29年)9月1日時点の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
大門町一丁目 17世帯 29人
大門町二丁目 32世帯 62人
大門町三丁目 670世帯 1,341人
719世帯 1,432人

小・中学校の学区

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市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[25]

丁目 区域 小学校 中学校
大門町一丁目 全域 さいたま市立大宮小学校 さいたま市立大宮東中学校
大門町二丁目 全域
大門町三丁目 全域

交通

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鉄道

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  • 大宮駅 - 駅は錦町に所在。東口駅前広場が大門町一丁目に位置する。

道路

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施設

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町域が大宮駅前であるため数多くの商業施設や民間施設が立地する。かつて大宮区役所があったが、2019年5月7日に吉敷町一丁目の新庁舎へ移転した。また、埼玉県では数少ない公立幼稚園の「さいたま市立幼児教育センター付属幼稚園」が大宮小学校内に立地していたが、2018年で閉園した。

脚注

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  1. ^ a b さいたま市の人口・世帯(時系列結果)”. さいたま市 (2017年9月5日). 2017年9月20日閲覧。
  2. ^ a b 埼玉県 さいたま市大宮区 大門町の郵便番号 - 日本郵便”. www.post.japanpost.jp. 2021年9月1日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  4. ^ 住居表示実施地区一覧” (PDF). さいたま市 (2019年2月26日). 2019年10月16日閲覧。
  5. ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 959頁。
  6. ^ さいたま市/さいたま市名誉市民”. www.city.saitama.jp. 2020年8月14日閲覧。
  7. ^ 『写真でみる大宮の昔と今』 152-153頁。
  8. ^ 竹長吉正「霜田史光研究落穂拾い(その1)」『白鷗大学論集』第29巻第1.2号、白鷗大学、2015年3月1日、63-101(67)、2019年10月28日閲覧 
  9. ^ a b c 氷川参道 - 武蔵一宮 氷川神社.2019年10月29日閲覧。
  10. ^ a b 『写真でみる大宮の昔と今』 204-205頁。
  11. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 526頁。
  12. ^ a b c d 『大宮のむかしといま』 資料-9-11頁。
  13. ^ 「市報さいたま(大宮区版)」2018年9月1日号” (PDF). さいたま市. p. 1 (2018年9月1日). 2019年10月16日閲覧。
  14. ^ a b 平井茂雄 (2017年6月25日). “さらば、街を見守る黒い壁 大宮の名物デパート取り壊し”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). https://www.asahi.com/articles/ASK6R41FRK6RUTNB009.html 2019年10月18日閲覧。 
  15. ^ 『大宮のむかしといま』資料-26-29頁。
  16. ^ 『写真でみる大宮の昔と今』197頁。
  17. ^ a b 『写真でみる大宮の昔と今』204-205頁。
  18. ^ 『市報おおみや 1986年7月号』6頁。
  19. ^ 『写真でみる大宮の昔と今』 220-221頁。
  20. ^ 大宮駅東口大門町2丁目中地区市街地再開発事業について”. さいたま市 (2019年7月29日). 2019年10月18日閲覧。
  21. ^ 埼玉県暴力団排除条例”. 埼玉県警察 (2018年6月8日). 2022年8月20日閲覧。
  22. ^ さいたま市/氷川緑道西通線南区間が相互通行可能になります”. www.city.saitama.jp. 2021年9月1日閲覧。
  23. ^ 新大宮区役所・大宮図書館がオープンしました。”. さいたま市 (2019年10月9日). 2019年10月17日閲覧。
  24. ^ JR大宮駅前でビル火災 けが人なし、12時間後鎮火”. 日本経済新聞 (2022年11月27日). 2022年11月27日閲覧。
  25. ^ さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. さいたま市 (2017年8月23日). 2017年9月20日閲覧。
  26. ^ 『「街の達人」でっか字埼玉便利情報地図2013年2版2刷』昭文社、2013年、1・101頁。ISBN 978-4-398-60135-3 

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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