コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

大鳥造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大鳥造(大阪府堺市西区大鳥大社

大鳥造(おおとりづくり)は、日本神社建築様式の1つである。

概要

[編集]

大鳥大社(おおとりたいしゃ)に代表される大鳥造は、出雲大社に代表される大社造から発展した様式で、立方体に屋根を乗せたような、直線的で簡素な造りとなっている。住吉造の奥行きを半分に簡略化した様式ともいえる。

構造

[編集]
大鳥造 平面図
大鳥造 平面図

大社造と同様に方2間の正方形であるが、回縁が廃され、御心柱がない。入口は正面中央で、内部は内陣・外陣に区切られ、内陣中央に神座が位置する。 切妻造妻入であり、屋根は大社造に比べて直線的なものが多い。

屋根

[編集]

萱葺に限らず杮葺檜皮葺など幅広い。

屋根を支える前面の破風は、懸魚で修飾される。

[編集]

2間の正方形で、中央の御心柱と正面中央の柱がない。

[編集]

正面中央の1か所に観音開きの御扉による開口部が設けられる。

[編集]

大社造や神明造に比べて、床は低い。