都シティ 大阪天王寺
都シティ 大阪天王寺 | |
---|---|
ホテル概要 | |
正式名称 | 都シティ 大阪天王寺 |
運営 | 近鉄・都ホテルズ |
所有者 |
近畿日本鉄道(新館) 天王寺ステーションビルディング(旧館) |
前身 | 大阪都ホテル(旧館、1983年まで) |
階数 | 地下1階(旧館は4) - 地上17(旧館は8)階 |
部屋数 | 200(旧館は151)室 |
開業 |
1962年(昭和37年)9月21日(旧館) 1992年(平成4年)7月31日(新館) |
閉業 | 2001年(平成13年)8月15日(旧館) |
最寄駅 | 天王寺駅、大阪阿部野橋駅 |
最寄IC | 阪神高速道路14号松原線天王寺出口、文の里出入口 |
所在地 |
〒545-0053 大阪府大阪市阿倍野区松崎町1-2-8 |
位置 | 北緯34度38分44.4秒 東経135度30分56.6秒 / 北緯34.645667度 東経135.515722度座標: 北緯34度38分44.4秒 東経135度30分56.6秒 / 北緯34.645667度 東経135.515722度 |
公式サイト | 公式サイト |
都シティ 大阪天王寺(みやこシティ おおさかてんのうじ)は、大阪府大阪市阿倍野区松崎町にある近鉄グループの都ホテルズ&リゾーツに加盟するホテル。株式会社近鉄・都ホテルズが運営する。
概要
[編集]近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅に隣接する「阿部野橋ターミナルビル東館」に設置されたホテルで、JR西日本・天王寺駅東口の向かいに位置する。
近畿日本鉄道(近鉄)が所有、子会社の近鉄ホテルシステムズが運営し、客室数は200室。会議室・宴会場、レストラン、ラウンジを有する17階建ての白亜の建物である。
沿革
[編集]前身は1962年(昭和37年)に国鉄天王寺駅の天王寺ステーションビル(同天王寺区悲田院町)の開業と同時に上層階にオープンした大阪都ホテルである。当初は客室95室と6つの宴会場、結婚式場を設けた施設であった[1]。その後、1964年(昭和39年)と1968年(昭和43年)に増築が行われたことで151室となった[1]。天王寺ステーションビルに大阪都ホテルを開設するに当たっては、近鉄もステーションビルへ出資したほか(現在は撤退)、運営会社として近鉄と都ホテルの共同で「株式会社大阪都ホテル」を設立している[1]。
1983年(昭和58年)に上本町駅ターミナル整備に伴い、近鉄は同駅に隣接して高層ホテル「都ホテル大阪」を建設することになったのに伴い、当ホテルは大阪都ホテルから「天王寺都ホテル」に改称、運営会社名も「株式会社天王寺都ホテル」と改められた[2][3]。
近鉄は、阿部野橋ターミナル整備事業により1988年(昭和63年)にターミナルビルの増築工事が完成したのに続き、新宿ごちそうビルを挟んだ東側にホテル棟となる東館を建設、1992年(平成4年)に現在の建物となる「天王寺都ホテル新館」が開業した[4]。
以後、天王寺ステーションビルの旧館(営業時は本館)と新館の2館体制であったが、2001年(平成13年)8月をもって旧館での営業を終了し、ホテル運営のすべてを新館に集約した[4]。旧館では宿泊営業が終了した後「ベンチャーポート天王寺」として営業されていたが2003年(平成15年)7月末をもってそれも閉鎖された。2006年(平成18年)1月1日にスカイラウンジ「エトワール」のランチバイキングが全席禁煙となる。
運営会社の株式会社天王寺都ホテルは1999年に近鉄ホテルシステムズ(初代)に営業譲渡し、天王寺都ホテル社はアール・イー・エム天王寺に称号を変更し2003年に清算した[5]。近鉄ホテルシステムズ(初代)は2005年に吸収分割により近鉄に合併、ホテル営業は近鉄ホテルシステムズ(2代目・2015年4月に近鉄・都ホテルズに社名変更)[6]。
2019年(平成31年)4月のブランド再編で、名称を「天王寺都ホテル」から「都シティ 大阪天王寺」に変更した[7]。
2022年(令和4年)に開業60周年、現在の新館完成から30周年、ブランド再編から3周年という3つの節目を迎えた。
施設
[編集]- レストラン
- テナント
- その他
- 車寄せ(2階)
- タクシー乗り場(2階)
- ホテル専用駐車場…あべのハルカス建設工事を機に閉鎖。あべのハルカスオープン後も長く閉鎖状態が続いていたが、現在復活している。
過去に存在した施設
[編集]- レストラン
- 日本料理 松崎(17階)…跡地には同じ階のエトワールが拡張。
- 自然食処 たちばな(地下1階)(経営:立花エンターテインメント・ワン)
- ガーデンレストラン(2階)…フードコート形式。元「フードコートあべの」跡地に、2014年2月2日オープン[12]。2017年7月14日をもって閉店。跡地はスシローになっている。
- えびすカレー
- マラサダドーナツのお店
- 阿倍野noodles
- 阿倍野ガーデングリル
- 特設店舗スペース
- テナント
- フードコートあべの(2階)・・・2013年5月閉店。跡地はガーデンレストラン(フードコード、テナントではなく都ホテルのレストランの1つという扱い)がオープン。
- キング大志(焼肉 2階、経営:TAISHI-CO)
アクセス
[編集]- 近畿日本鉄道 F 南大阪線 大阪阿部野橋駅隣接
- JR西日本 大和路線・ 大阪環状線・ 阪和線天王寺駅東口
- Osaka Metro 御堂筋線・ 谷町線天王寺駅
- 阪堺電気軌道 上町線天王寺駅前電停
- 大阪シティバスあべの橋停留所
- 近鉄バスあべのハルカス停留所(一部当ホテル1階発着便あり)
関連項目
[編集]- 大阪マリオット都ホテル - 2014年、あべのハルカス内に開業した系列ホテル。
注釈
[編集]- ^ a b c 「近畿日本鉄道100年のあゆみ」 P.324 近畿日本鉄道2011年
- ^ 「創業80周年記念 最近10年のあゆみ」 P.31 近畿日本鉄道 1991年
- ^ 「近畿日本鉄道100年のあゆみ」P.407 近畿日本鉄道2011年
- ^ a b 「近畿日本鉄道100年のあゆみ」 P.452 近畿日本鉄道2011年
- ^ 「近畿日本鉄道100年のあゆみ」 P.452 近畿日本鉄道2011年
- ^ 「近畿日本鉄道100年のあゆみ」P.511 近畿日本鉄道2011年
- ^ 都ホテルズ&リゾーツ ブランド再編について - 近鉄グループホールディングス・近鉄・都ホテルズ 2018年8月3日(2018年8月11日閲覧)
- ^ 【関西甘味図鑑】天王寺都ホテルの「スイートポテト」 産経新聞 2013年6月16日(archives)
- ^ 【関西スイーツ図鑑】天王寺都ホテルの「スイートポテト」 “普遍の魅力”特大サイズも 産経新聞 2013年6月15日
- ^ 大阪・天王寺都ホテルの「名物・スイートポテト」。やっぱり伝統の味が一番おいしい! トラベルjp 2015年7月31日
- ^ 驚きのメガサイズ!?大阪天王寺都ホテルの特大スイートポテトを召し上がれ! おみやげーと 2017年1月31日
- ^ 天王寺都ホテルにセルフ形式の「ガーデンレストラン」、4店舗で構成 あべの経済新聞 2014年2月20日