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奈良・斑鳩1dayチケット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

奈良・斑鳩1dayチケット(なら・いかるが ワンデイ チケット)は、近畿日本鉄道(近鉄)、奈良交通(近鉄・奈良交通は自社での発売無し)と、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) など関西の鉄道・バス事業者が共同で発行している一日乗車券である。

概要

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関西の各地域から、奈良市周辺や斑鳩法隆寺エリアを訪れる観光客向けに通年で発売している[1]。有効期間内(概ね年度ごと[2])の任意の1日間で利用できる。

磁気カード式の乗車券と、施設などでの割引・特典(詳細は公式サイトを参照)を受けられるクーポン券がセットになっている。行き先が奈良のため、乗車券には鹿が描かれている。

南海・泉北高速は2020年版をもって発売終了した。

フリーエリア

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2024年現在[3]。以下の鉄道およびバス路線が乗り降り自由となっている。ここでは、実際の運行系統に沿って記述する。

なお、奈良交通・生駒ケーブルから本乗車券の利用を開始することはできない。

事業者 路線名(近鉄) フリーエリア
近鉄 A 難波線奈良線 大阪難波駅 - 近鉄奈良駅間(全線)
B 京都線橿原線 京都駅 - 大和西大寺駅 - 筒井駅
C けいはんな線 長田駅 - 生駒駅
Y 生駒ケーブル 鳥居前駅 - 生駒山上駅間(全線)
奈良交通 奈良公園周辺、西の京エリア、斑鳩・法隆寺エリアの指定区間


また、発売事業者版により以下の路線および区間も乗り降り自由となる。

発売事業者 フリーエリア 近鉄線への主な接続駅
Osaka Metro版 ・Osaka Metro全線(夢洲駅を除く)
大阪シティバス全線 (IKEA線・USJ線を除く)
なんば駅 (=大阪難波駅)、日本橋駅 (=近鉄日本橋駅)、谷町九丁目駅 (=大阪上本町駅
相互直通運転を行っている、Osaka Metro中央線 ⇔ 近鉄けいはんな線 (長田駅) 経由も利用可能
北大阪急行 北大阪急行全線
・Osaka Metro全線(夢洲駅を除く)
・なんば駅(相互直通運転を行っている、Osaka Metro御堂筋線を経由)
大阪モノレール ・北大阪急行 江坂駅 - 千里中央駅
・Osaka Metro全線(夢洲駅を除く)
・大阪モノレール全線
・北大阪急行版と同様(※千里中央駅で北大阪急行線に乗り換え)
阪急 ・阪急電鉄全線(神戸高速線を除く)
・Osaka Metro全線(夢洲駅を除く)
・日本橋駅(阪急千里線と相互直通運転を行っている、Osaka Metro堺筋線を経由)
・なんば駅(大阪梅田駅地下鉄梅田駅) から御堂筋線を経由)
能勢電鉄 ・阪急版に加え、能勢電鉄全線(ケーブルリフトを除く) ・阪急版と同様(※川西能勢口駅阪急宝塚線に乗り換え)
京都市営地下鉄
京都市交通局
・京都市営地下鉄全線
京都市営バスは対象外
・京都駅
・相互直通運転を行っている、京都市営地下鉄烏丸線 ⇔ 近鉄京都線(竹田駅)経由も利用可能
京阪 ・京阪電鉄全線(大津線系統・ケーブルを除く) 丹波橋駅(=近鉄丹波橋駅
阪神 ・阪神電鉄全線(神戸高速線を除く) ・大阪難波駅(阪神なんば線経由で、近鉄線と相互直通運転)
神戸高速 ・阪神版に加え、神戸高速鉄道全線 ・阪神版と同様(阪神電鉄線方面と相互直通運転)
神戸市営地下鉄
神戸市交通局
・阪神版に加え、神戸市営地下鉄全線
神戸市バスは対象外
・阪神版と同様(※三宮駅阪神電鉄に乗り換え)
神戸電鉄 ・阪神版に加え、神戸電鉄全線
・神戸高速線 新開地駅 - 元町駅間、新開地駅 - 湊川駅
・阪神版と同様(※新開地駅で阪神電鉄線方面に乗り換え)
山陽 明石以東版 ・阪神版に加え、山陽電鉄 西代駅 - 山陽明石駅間と、阪神神戸高速線全線 ・阪神版と同様(阪神電鉄線方面と相互直通運転)
山陽 全線版 ・阪神版に加え、山陽電鉄全線と、阪神神戸高速線全線 ・阪神版と同様(阪神電鉄線方面と相互直通運転)

発売終了

発売事業者 フリーエリア 近鉄線への主な接続駅
南海泉北高速 ・南海電鉄全線(関西空港駅高野山駅を除く)
泉北高速鉄道全線
南海難波駅(=大阪難波駅)

発売額

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2024年度現在[3]。全て大人料金のみの設定。発売箇所は各事業者ホームページを参照。

発売事業者 料金
Osaka Metro 2,200円
北大阪急行 2,250円
大阪モノレール 2,750円
阪急 2,450円
能勢電鉄 2,750円
京都市交通局 2,200円
京阪 2,200円
阪神 2,100円
神戸高速 2,300円
神戸市交通局 2,700円
神戸電鉄 2,900円
山陽(明石以東版) 2,800円
山陽(全線版) 3,100円

発売終了

発売事業者 料金
南海・泉北高速 2,100円

関連項目

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  • 京めぐり - 近鉄で発売している、奈良方面から京都市内へ周遊する観光客向けに発売している一日乗車券[4]。エリアが一部重複している。

脚注

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  1. ^ 「奈良・斑鳩1dayチケット」の発売について (PDF) - 近畿日本鉄道(2015年3月17日)2020年11月27日閲覧
  2. ^ 前年度に購入したものについては、翌年度の4月30日まで利用できる。
  3. ^ a b 奈良・斑鳩1dayチケット (2020年度版) (PDF) - 近畿日本鉄道 2020年11月27日閲覧
  4. ^ 奈良交通・生駒ケーブルは利用できないが、京都側から奈良県内への利用も可能。

外部リンク

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