奥州市立胆沢愛宕小学校
奥州市立胆沢愛宕小学校 | |
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画像募集中 | |
北緯39度07分36.87秒 東経140度59分15.5秒 / 北緯39.1269083度 東経140.987639度座標: 北緯39度07分36.87秒 東経140度59分15.5秒 / 北緯39.1269083度 東経140.987639度 | |
過去の名称 |
愛宕尋常小学校 愛宕尋常高等小学校 愛宕国民学校 若柳村立愛宕小学校 胆沢村立愛宕小学校 胆沢町立愛宕小学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 |
若柳村(1899年 - 1955年) 胆沢村(1955年 - 1967年) 胆沢町(1967年 - 2006年) 奥州市(2006年 - 2024年) |
併合学校 |
若柳尋常小学校市野々分教場 若柳尋常小学校鹿合分教場 若柳尋常小学校萱刈窪分教場 若柳尋常小学校野山田分教場 胆沢村立愛宕小学校前川分校 胆沢村立愛宕小学校下嵐江分校 胆沢町立愛宕小学校石淵分校 |
設立年月日 | 1899年3月31日 |
閉校年月日 | 2024年3月31日 |
共学・別学 | 男女共学 |
分校 |
石淵分校(1969年廃止) 1924年 - 1969年 前川分校(1961年廃止) 1949年 - 1961年 下嵐江分校(1965年廃止) 1962年 - 1965年 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | B103221500241 |
校地面積 | 18,661 m2[1] |
校舎面積 | 2,466 m2[1] |
所在地 | 〒023-0403 |
岩手県奥州市胆沢若柳字愛宕350 | |
外部リンク |
公式サイト(奥州市HP) (WARPアーカイブ) |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
画像外部リンク | |
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校舎の写真 - 奥州市ホームページ (WARP・2021年4月9日アーカイブ) |
奥州市立胆沢愛宕小学校(おうしゅうしりつ いさわあたごしょうがっこう)は、岩手県奥州市胆沢にあった公立小学校。
概要
[編集]4分校を統合して1899年に開校し、奥州市学校再編計画[2]により2024年をもって閉校した小学校である[3][4]。
校歌は1953年に制定され、菊池知勇が作詞し、森るり子が作曲した。歌は3部で構成され、歌詞には「愛宕原」という古来からの地名のほか、地区内の川「胆沢川」や山「焼石岳」が各部に盛り込まれている[5]。
児童数は、1959年度の672人が最多であり[6]、その後に減少に転じた。2000年代以降に関しては、2000年度の154人から10年後(2010年度)には63人と約6割ほど減少し、さらに10年後(2020年度)には37人まで減少した[7][8][9]。閉校する2023年度には34人を記録し、市内の小学校では同じく2023年度に閉校する黒石小学校に次いで2番目に少ない児童数であった[10]。児童数の減少を受けて2013年度からは複式学級が発生し、2021年度には完全複式学級(3学級編成)に陥っていた[注 1]。
閉校する2024年3月には、閉校式と閉校事業実行委員会主催の「閉校記念式典~愛宕っこの絆~」を開催した。愛宕っこの絆は地区民含め200人が集い、長らく伝承活動を行ってきた郷土芸能「下鹿合剣舞」を披露した。124年の歴史に幕を閉じ、延べ3,510人の児童を送り出した[3][4]。
沿革
[編集]- 1899年(明治32年)3月31日 - 愛宕尋常小学校として、市野々・鹿合・萱刈窪・野山田分教場を統合して開校[11][4]。
- 1920年(大正9年)10月 - 現在地に校舎を落成し、移転[6]。
- 1924年(大正13年)4月 - 石淵分教場を開設[6]。
- 1932年(昭和7年)4月 - 「愛宕尋常高等小学校」に改称[6]。
- 1939年(昭和14年) - 校章を制定[11]。
- 1941年(昭和16年)4月 - 国民学校令施行に伴い、「愛宕国民学校」に改称[6][4]。
- 1947年(昭和22年)4月 - 学校教育法施行に伴い、「若柳村立愛宕小学校」に改称[11][4]。
- 1949年(昭和24年)4月 - 前川分校を開設[6]。
- 1953年(昭和28年)8月 - 校歌を制定(作詞:菊池知勇、作曲:森るり子)[5]。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 村合併に伴い、「胆沢村立愛宕小学校」に改称[6]。
- 1961年(昭和36年)
- 1962年(昭和37年)10月 - 下嵐江分校を開設[6]。
- 1963年(昭和38年)4月 - 郷土芸能「鹿合剣舞」の伝承活動を開始[6][3]。
- 1965年(昭和40年)3月 - 下嵐江分校を廃止(統合)[6]。
- 1967年(昭和42年)4月1日 - 町制施行に伴い、「胆沢町立愛宕小学校」に改称[11]。
- 1969年(昭和44年)
- 1970年(昭和45年)7月 - プールを落成[6]。
- 1973年(昭和48年)8月4日 - 愛宕小学校森林愛護少年団(のちの胆沢愛宕小学校自然愛護少年団)を結成[6][12]。
- 1978年(昭和53年)12月 - 新校舎を落成[6]。
- 2002年(平成14年)6月5日 - 自然愛護少年団の活動が、環境保全功労者として環境大臣より表彰[13]。
- 2003年(平成15年)5月26日 - 宮城県沖地震により各所が被災[11]。
- 2006年(平成18年)2月20日 - 市町村合併に伴い、「奥州市立胆沢愛宕小学校」に改称[6]。
- 2008年(平成20年)6月14日 - 岩手・宮城内陸地震により被災[11]。
- 2011年(平成23年)
- 3月11日 - 東北地方太平洋沖地震により各所が被災[14]。
- 東日本大震災で被災した大船渡市立越喜来小学校(大船渡市三陸町)の支援活動を実施[11]。
- 2015年(平成27年)4月 - 特別支援学級「ふたば学級」を開設[11]。
- 2016年(平成28年)4月 - 特別支援学級「あさひ学級」を開設[11]。
- 2017年(平成29年)4月 - 特別支援学級「あすなろ学級」を開設[11]。
- 2021年(令和3年)3月 - 奥州市教育委員会が「奥州市学校再編計画」を策定し、2023年度末での統廃合が決定[2]。
- 2024年(令和6年)
教育目標
[編集]2015年度時点の教育目標[15]。
地域を愛し、確かな学力と豊かな心を高め、たくましく生き抜く子どもの育成
- よく考える子(知)
- 思いやりのある子(徳)
- たくましい子(体)
学校活動
[編集]1学期
- 4月 - 始業式、入学式、1年生を迎える会
- 5月 - 運動会
- 6月 - グリーンキャンプ(5年生)、プール開き、修学旅行(6年生)
- 7月 - 終業式(夏休み)
2学期
- 8月 - 始業式、校内水泳記録会
- 9月 - 鑑賞教室、奥州市小学校陸上競技記録会、祖父母学級
- 10月 - 学習発表会、いさわ小中音楽会
- 11月 - 校内持久走大会、読書まつり
- 12月 - 終業式(冬休み)
3学期
- 1月 - 始業式、スキー教室
- 2月 - スキー教室、6年生を送る会
- 3月 - 修了式、卒業式(春休み)、離任式
施設概要
[編集]主な施設を掲載[1]。
- 校舎(2,466 m2)
- 体育館(637 m2)
- プール(プール槽部分:400 m2、シート造)
- サブプール(プール槽部分:50 m2、シート造)
- 校庭(9,629 m2)
児童・学級数
[編集]1910年度以降の児童数と学級数の推移。2000年度以降は毎年度掲載。
年度 | 児童数 | 増減 | 学級数 | 増減 | 出典 | 備考 |
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1910(明治43)年度 | 不明 | 2 | [16] | |||
1918(大正7)年度 | 2 | 0 | [17] | |||
1922(大正11)年度 | 3 | 1 | [18] | |||
1926年度 | 4 | 1 | [19] | 前川分教場分含む | ||
1931(昭和6)年度 | 323 | 7 | 3 | [20] | ||
1959(昭和34)年度 | 672 | 349 | 14 | 7 | [6] | 児童数最多年度[6] |
2000(平成12)年度 | 154 | -518 | 6 | -8 | [7] | |
2001(平成13)年度 | 137 | -17 | 6 | 0 | [21] | |
2002(平成14)年度 | 128 | -9 | 6 | 0 | [22] | |
2003(平成15)年度 | 106 | -22 | 6 | 0 | [23] | |
2004(平成16)年度 | 98 | -8 | 6 | 0 | [24] | |
2005(平成17)年度 | 82 | -16 | 6 | 0 | [25] | |
2006(平成18)年度 | 72 | -10 | 6 | 0 | [26] | |
2007(平成19)年度 | 71 | -1 | 6 | 0 | [27] | |
2008(平成20)年度 | 61 | -10 | 6 | 0 | [28] | |
2009(平成21)年度 | 63 | 2 | 6 | 0 | [29] | |
2010(平成22)年度 | 63 | 0 | 6 | 0 | [8] | |
2011(平成23)年度 | 60 | -3 | 6 | 0 | [30] | |
2012(平成24)年度 | 58 | -2 | 6 | 0 | [9] | |
2013(平成25)年度 | 58 | 0 | 5 | -1 | 複式学級設置 | |
2014(平成26)年度 | 61 | 3 | 5 | 0 | ||
2015(平成27)年度 | 56(1) | -5 | 6(1) | 1 | 特別支援学級開設 | |
2016(平成28)年度 | 49(2) | -7 | 6(2) | 0 | ||
2017(平成29)年度 | 50(3) | 1 | 8(3) | 2 | ||
2018(平成30)年度 | 55(4) | 5 | 8(3) | 0 | ||
2019(令和元)年度 | 44(3) | -11 | 7(3) | -1 | ||
2020(令和2)年度 | 37(3) | -7 | 7(3) | 0 | ||
2021(令和3)年度 | 32(3) | -5 | 6(3) | -1 | ||
2022(令和4)年度 | 33(2) | 1 | 6(2) | 0 | ||
2023(令和5)年度 | 34(1) | 1 | 5(1) | -1 | [10] | 閉校 |
※児童数・学級数内の括弧は特別支援児童・学級数(内数) |
学区
[編集]- 奥州市胆沢若柳
- 行政区 - 若柳第3区から第9区
出典:[31]
進学先の中学校
[編集]- 奥州市立胆沢中学校(奥州市胆沢南都田)[31]
アクセス
[編集]国道397号沿い、胆沢若柳字愛宕の中心部に位置していた。
自動車
[編集]- 奥州市立若柳小学校から国道397号経由で約7分
- 胆沢ダムから国道397号経由で約9分
周辺
[編集]- 愛宕保育園
- 奥州市胆沢愛宕地区センター
- 愛宕原簡易郵便局
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “平成27年度 奥州の教育 - 学校教育”. 奥州市. p. 48 (2015年8月1日). 2016年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月30日閲覧。
- ^ a b “奥州市学校再編計画”. 奥州市 (2021年3月). 2023年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月30日閲覧。
- ^ a b c d e 「「ありがとう」心込め 胆沢・愛宕小」『胆江日日新聞』2024年3月17日。オリジナルの2024年3月17日時点におけるアーカイブ。2024年3月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g 「感謝込め伝統に幕 奥州・2校で閉校式 胆沢愛宕小」『岩手日日』2024年3月17日、12面。2024年3月17日閲覧。
- ^ a b “校歌”. 奥州市立胆沢愛宕小学校. 奥州市. 2013年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t “学校の沿革”. 奥州市立胆沢愛宕小学校. 奥州市. 2013年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月30日閲覧。
- ^ a b “水沢地域の小・中学校”. 岩手県. 2001年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月30日閲覧。
- ^ a b “学校一覧 平成22年度”. 岩手県. p. 28 (2010年). 2023年10月30日閲覧。
- ^ a b “奥州市立胆沢愛宕小学校 - 学年別の児童数・学級数”. Gaccom. 2023年10月30日閲覧。
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- ^ a b c d e f g h i j k “2020年度 学校要覧”. 奥州市 (2020年). 2021年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月29日閲覧。
- ^ “岩手県緑の少年団 [森林(自然)愛護少年団一覧表]”. 岩手県緑化推進委員会. p. 1 (2023年5月). 2023年10月30日閲覧。
- ^ 「環境相表彰の栄誉<胆沢町の愛宕小>」『岩手日報』2002年6月8日。オリジナルの2004年9月23日時点におけるアーカイブ。2023年10月30日閲覧。
- ^ “岩手県教育委員会東日本大震災津波記録誌”. 岩手県. p. 241 (2014年3月). 2023年10月30日閲覧。
- ^ a b “2015年度 学校要覧”. 奥州市 (2015年). 2020年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月30日閲覧。
- ^ 『帝国小学校名簿』東京書籍商組合、1910年10月、370頁。doi:10.11501/813004 。2023年10月31日閲覧。
- ^ 東京書籍商組合『帝国小学校名簿 再版』東京書籍商組合事務所、1919年、404頁。doi:10.11501/939365 。2023年10月31日閲覧。
- ^ 東京書籍商組合『全国小学校名簿』東京書籍商組合事務所、1922年、440頁。doi:10.11501/939366 。2023年10月31日閲覧。
- ^ 帝国地方行政学会『全国学校名鑑 大正15年版』帝国地方行政学会、1926年3月20日、711頁。doi:10.11501/937724 。2023年10月31日閲覧。
- ^ 岩手県『岩手県統計書 昭和6年 第2編 敎育』岩手県、1933年、20-21頁。doi:10.11501/1710165 。2023年10月31日閲覧。
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- ^ “学校一覧 平成15年度”. 岩手県. p. 32 (2003年). 2004年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月30日閲覧。
- ^ “学校一覧 平成16年度”. 岩手県. p. 32 (2004年). 2004年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月30日閲覧。
- ^ “学校一覧 平成17年度”. 岩手県. p. 34 (2005年). 2007年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月30日閲覧。
- ^ “学校一覧 平成18年度”. 岩手県. p. 32 (2006年). 2023年10月30日閲覧。
- ^ “学校一覧 平成19年度”. 岩手県. p. 32 (2007年). 2023年10月30日閲覧。
- ^ “学校一覧 平成20年度”. 岩手県. p. 34 (2008年). 2023年10月30日閲覧。
- ^ “学校一覧 平成21年度”. 岩手県. p. 31 (2009年). 2023年10月30日閲覧。
- ^ “学校一覧 平成23年度”. 岩手県. p. 28 (2011年). 2023年10月30日閲覧。
- ^ a b “奥州市立小・中学校学区のお知らせ”. 奥州市ホームページ. 奥州市. 2023年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月29日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]公式サイト
- 奥州市立胆沢愛宕小学校 - 奥州市ホームページ内(WARP・2021年4月9日アーカイブ分)
- 奥州市立胆沢愛宕小学校(WARP・2013年3月1日アーカイブ分)