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安息香酸ベンジル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
安息香酸ベンジル
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
販売名 Ascabin, Ascabiol, Ascarbin, Tenutex, others
データベースID
CAS番号
120-51-4
ATCコード P03AX01 (WHO) QP53AX11 (WHO)
PubChem CID: 2345
DrugBank DB02775
ChemSpider 13856959
UNII N863NB338G
KEGG D01138
ChEBI CHEBI:41237
ChEMBL CHEMBL1239
別名 phenylmethyl ester, benzoic ester
化学的データ
化学式C14H12O2
分子量212.25 g·mol−1
物理的データ
密度1.118 g/cm3 g/cm3
融点18 °C (64 °F)
沸点323 °C (613 °F)
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安息香酸ベンジル(あんそくこうさんベンジル、 benzyl benzoate )は、有機化合物の一種で、安息香酸ベンジルアルコールとが脱水縮合した構造 (C6H5CO2CH2C6H5) を有するカルボン酸エステル。快い芳香を持つ無色の液体、または固体。

合成と用途

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安息香酸ベンジルは、ベンズアルデヒドを基質としたティシチェンコ反応により合成される[1]

ティシチェンコ反応による安息香酸ベンジルの合成

安息香酸とベンジルアルコールを、フィッシャーエステル合成反応により縮合させても得られる。

C6H5CO2H + C6H5CH2OH → C6H5CO2CH2C6H5 (酸触媒下)

安息香酸ベンジルには、以下のような用途が知られる。

関連項目

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参考文献

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  1. ^ Kamm, O.; Kamm, W. F. Org. Synth., Coll. Vol. 1, p.104 (1941); Vol. 2, p.5 (1922). オンライン版