安息香酸ベンジル
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IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
販売名 | Ascabin, Ascabiol, Ascarbin, Tenutex, others |
データベースID | |
CAS番号 | 120-51-4 |
ATCコード | P03AX01 (WHO) QP53AX11 (WHO) |
PubChem | CID: 2345 |
DrugBank | DB02775 |
ChemSpider | 13856959 |
UNII | N863NB338G |
KEGG | D01138 |
ChEBI | CHEBI:41237 |
ChEMBL | CHEMBL1239 |
別名 | phenylmethyl ester, benzoic ester |
化学的データ | |
化学式 | C14H12O2 |
分子量 | 212.25 g·mol−1 |
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物理的データ | |
密度 | 1.118 g/cm3 g/cm3 |
融点 | 18 °C (64 °F) |
沸点 | 323 °C (613 °F) |
安息香酸ベンジル(あんそくこうさんベンジル、 benzyl benzoate )は、有機化合物の一種で、安息香酸とベンジルアルコールとが脱水縮合した構造 (C6H5CO2CH2C6H5) を有するカルボン酸エステル。快い芳香を持つ無色の液体、または固体。
合成と用途
[編集]安息香酸ベンジルは、ベンズアルデヒドを基質としたティシチェンコ反応により合成される[1]。
安息香酸とベンジルアルコールを、フィッシャーエステル合成反応により縮合させても得られる。
- C6H5CO2H + C6H5CH2OH → C6H5CO2CH2C6H5 (酸触媒下)
安息香酸ベンジルには、以下のような用途が知られる。