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宮良當壯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

宮良 當壯(みやなが まさもり、みやら とうそう[1]1893年12月1日 - 1964年3月1日)は、日本の国語学者[2]。沖縄出身。宮良 當壮宮良 当壮とも表記される。

人物・来歴

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沖縄県八重山出身[3]國學院大學文学部卒。宮内省図書寮に勤務し、全国の方言を調査・研究した[2]。1943年、日本方言研究所を創設[2]。『琉球文学』を編集発行し、戦後の琉球文学研究に影響を与えた[2]第一書房から『宮良當壯全集』が刊行されている[3]

八重山日報創刊40周年を記念して宮良當壯賞が創設されている[4]

編著書

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  • 『沖縄の人形芝居』編 郷土研究社〈炉辺叢書〉 1925
  • 『採訪南島語彙稿 第1編』編 郷土研究社 1926
  • 『八重山古謡』第1-2輯 宮良長包 採譜, 宮良當壯 解説, 郷土研究社 1928-30
  • 『八重山語彙』東洋文庫〈東洋文庫叢刊〉 1930
  • 『南島叢考』一誠社 1934
  • 『日本の隅々』養徳社 1947
  • 『風土と言葉』岩崎書店〈民俗民芸双書〉 1954
  • 『宮良當壯全集』高崎正秀,仲宗根政善監修 第一書房[3]
    • 1 日本方言彙編(1)語彙編 加治工真市, 宮良安彦 編 1982
    • 2 日本方言彙編(2)語彙編 加治工真市, 宮良安彦 編 1984
    • 3 日本方言彙編(3)語彙編 1999
    • 4 日本方言彙編(4)文例編 當間一郎 編 2001
    • 5 日本方言彙編(5)索引(A~J) 加治工真市 編 2003
    • 6 日本方言彙編(6)索引(K~Z) 加治工真市 編 2005
    • 7 採訪南島語彙稿 1980.1
    • 8 八重山語彙(甲篇) 加治工真市 編 1980.12
    • 8 八重山語彙(乙篇) 加治工真市 編 1981.1
    • 9 琉球諸島言語の国語学的研究 1982
    • 10 琉球官話集 喜舎場一隆 編 1981
    • 11 八重山古謡 歌謡論考 宜保栄治郎 編 1980
    • 12 沖縄の人形芝居 芸能・文学論考 琉球文学資料篇 1980.5
    • 13 南島叢考 民俗論考 小島瓔礼 編 1981
    • 14 日本の隅々 風土と言葉 宜保栄治郎, 当間一郎 編 1981
    • 15 方言・言語論考(1) 石垣繁 編 1981
    • 16 方言・言語論考(2) 石垣繁 編 1983
    • 17 方言・言語論考(3) 新城安善 編 1982
    • 18 日本方言叢書 八重山諸島物語 琉球文学選 1983
    • 19 小論 雑纂 書評(未刊)
    • 20 日記抄 宮良当章 編 1984
    • 21 日記抄 風雪(自叙伝) 家譜 1988
    • 22 書簡 年譜 著作目録 索引(未刊)

脚注

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  1. ^ 村上 2006, p. 27.
  2. ^ a b c d 宮良当壮」『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』https://kotobank.jp/word/%E5%AE%AE%E8%89%AF%E5%BD%93%E5%A3%AEコトバンクより2024年3月23日閲覧 
  3. ^ a b c 宮良當壯全集”. 第一書房. 2024年3月23日閲覧。
  4. ^ 石垣繁氏の功績たたえる 八重山の民俗研究を牽引 宮良當壯賞”. 八重山日報 (2022年9月20日). 2024年3月23日閲覧。

参考文献

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村上呂里宮良當壮と柳田国男の間 : 言語教育論をめぐって」『琉球大学教育学部紀要』第68巻、琉球大学教育学部、2006年3月、27-48頁、NCID AA11393705