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富山マラソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
富山マラソン
開催地 日本の旗 日本富山県
開催時期 10月または11月
種類 ロードコース
距離 フルマラソン 42.195km
車いすマラソン 9km
ジョギング 約4km
最高記録 男子 日本の旗 藤原新 2:16:32
女子 日本の旗 野尻あずさ 2:38:46
創立 2015年
スポンサー ゴールドウイン
公式サイト 公式ウェブサイト

富山マラソン(とやまマラソン)は、富山県2015年から開催されている市民参加型の長距離走大会(市民マラソン)である[1]。各年の大会名称は、富山マラソンの後に年号西暦)が付記される。

概要

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北陸新幹線ならびに富山新高岡駅開業に合わせ、2015年11月1日に初開催された[1]

フルマラソンの他に車いすマラソンジョギングのコースがある。フルマラソンのコースは、日本陸上競技連盟公認コースである。

大会開催のノウハウを学ぶことやPRのために、「富山マラソンサポートランナー」を東京マラソン2014などに派遣しており[2]、東京マラソンの提携大会として成績上位者に翌々年の東京マラソン出走権を付与する。

種目・コース

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フルマラソン

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  • フルマラソンは、高岡市を起点に立山連峰を望みながら西から東へ進み、射水市を抜け富山市のゴールまで、3市を駆け抜けるワンウエイのコースとなっている。射水市にある日本海側最大級の斜張橋新湊大橋」では、海王丸富山湾日本海)を眼下に駆け抜ける。
  • 新湊大橋は強風等の悪天候で通行禁止となる可能性があり、その場合のサブコースが用意されている。スタートからゴールまでの直線距離は17kmで、未認定コースとなる。
  • 2017年よりコースが一部変更され、コース終盤(約35km地点)の富山県立図書館などがある呉羽丘陵(呉羽山)の山麓(最高地点約30m)がコースから外され、よりフラットなコースとなった[3]
  • 2019年は工事のためコースが一部変更された[4]
  • 2021年よりコースが一部変更された(2020年に変更予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止となった)。
  • 定員 13,000人[4](2015年は10,000人[1]、2016年から2018年までは12,000人[5]
  • 制限時間 7時間[1]
現在のコース(日本陸連公認)
高岡市役所前(スタート) → 高岡古城公園高岡大仏山町筋高岡御車山会館高岡郵便局) → 高岡駅高岡市立芳野中学校八丁道) → 新高岡駅付近(赤祖父南交差点)〔折り返し〕 → 高岡市立芳野中学校(八丁道) → 県営高岡武道館 → 庄川堤防 → 新庄川橋放生津八幡宮海王丸パーク新湊大橋射水市立堀岡小学校富山高等専門学校射水キャンパス → 射水市立東明小学校富山市立和合中学校北代遺跡(富山市北代縄文館) → 富山市立桜谷小学校 → 富山北大橋 → 富山赤十字病院富山県美術館富岩運河環水公園(ゴール)
2019年までのコース(日本陸連公認)
高岡市役所前(スタート) → 高岡古城公園 → 高岡大仏 → 山町筋(高岡御車山会館・高岡郵便局) → 高岡駅 → 庄川堤防 → 新庄川橋 → 放生津八幡宮 → 海王丸パーク → 新湊大橋 → 射水市立堀岡小学校 → 富山市立桜谷小学校 → 富山北大橋 → 富山赤十字病院 → 富山県美術館 → 富岩運河環水公園(ゴール)
2016年までのコース(日本陸連公認)
高岡市役所前(スタート) → 高岡古城公園 → 高岡大仏 → 山町筋(高岡御車山会館・高岡郵便局) → 高岡駅 → 庄川堤防 → 新庄川橋 → 海王丸パーク → 新湊大橋 → 呉羽丘陵麓(富山県立図書館) → 富山大学五福キャンパス → 富山大橋富山城址公園富山駅付近 → 富山赤十字病院 → 富岩運河環水公園(ゴール)

車いすマラソン

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  • 高岡古城公園周辺コース(9km)
  • 定員 30人
  • 制限時間 40分
  • 2015年は10km、2020年は9.7Km(中止)であった。

ジョギング

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  • 海王丸パーク新湊大橋周辺コース(約4km)
  • 定員 1,000人
  • 制限時間 50分
  • 2015年は5km(高校生以上)、3km(中学生以上)、2km(小学生)であった。

受付

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大会前日に富山市総合体育館にて受付を行い、当日には行わない。2015年は大会前々日も受付を行った。

運営

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表彰・歴代優勝者

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フルマラソン

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  • 総合男女各1〜8位を表彰
  • 年代別10歳刻み(29歳以下、30歳代、40歳代、50歳代、60歳代、70歳以上)の男女各1〜3位を表彰(総合1位から8位表彰対象者を除く)

 -数字- は優勝回数、 記録 は(当時の)大会記録。

開催日 男子選手 記録 女子選手 記録
1 2015年11月1日  藤原新 (JPN)[6] 2時間17分05秒[6]  野尻あずさ (JPN)[6] 2時間46分39秒[6]
2 2016年10月30日  大野颯 (JPN) 2時間27分53秒  廣瀬光子 (JPN) 2時間50分54秒
3 2017年10月29日  藤原新 (JPN) -2- 2時間16分32秒[7]  野尻あずさ (JPN) -2- 2時間38分46秒[7]
4 2018年10月28日  荒山博樹 (JPN) 2時間28分13秒[8]  廣瀬光子 (JPN) -2- 2時間47分17秒[8]
5 2019年10月27日  須河宏紀 (JPN) 2時間22分43秒[9]  廣瀬光子 (JPN) -3- 2時間46分6秒[9]
6 2021年11月7日  須河宏紀 (JPN) -2- 2時間19分53秒[10]  廣瀬光子 (JPN) -4- 2時間44分32秒[10]
7 2022年11月6日  須河宏紀 (JPN) -3- 2時間21分28秒[11]  廣瀬光子 (JPN) -5- 2時間43分22秒[11]
8 2023年11月5日  大石巧 (JPN) 2時間24分12秒[12]  廣瀬光子 (JPN) -6- 2時間48分49秒[12]
9 2024年11月3日  佐藤直也 (JPN) 2時間19分20秒  清田真央 (JPN) -6- 2時間45分9秒

車いすマラソン

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  • 男女各1〜3位を表彰

ジョギング

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  • なし(ナンバーカードが抽選券を兼ねているので競技終了後に抽選会を実施)

歴史

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富山マラソン2015(第1回)
  • 開催日 2015年11月1日
  • 種目 フルマラソン、車いすマラソン 10km、5km(高校生以上)、3km(中学生以上)、2km(小学生)
  • 完走者 10,479人 (完走率 97.10%) / 出走者 10,797人
  • 招待選手 藤原新野尻あずさ
  • ゲストランナー 石原良純
富山マラソン2016(第2回)
富山マラソン2017(第3回)
富山マラソン2018(第4回)
  • 開催日 2018年10月28日[14]
  • 種目 フルマラソン、車いすマラソン 9km、ジョギング 約4km
  • 完走者 12,255人 (完走率 96.41%) / 出走者 12,711人[8]
  • 招待選手 藤原新、野尻あずさ
  • 大会ゲスト 有森裕子(応援)、金哲彦尾崎好美(マラソン)
  • ゲストランナー 水越ユカ
富山マラソン2019(第5回)
富山マラソン2020(中止)
富山マラソン2021(第6回)
  • 開催日 2021年11月7日
  • 種目 フルマラソン、車いすマラソン 9km、ジョギング 約4km
  • 完走者 8,880人 (完走率 95.0%) / 出走者 9,347人[17]
  • 招待選手 廣瀬光子、須河宏紀
  • 大会ゲスト 有森裕子(応援)
  • ゲストランナー 藤原新、磯野あずさぶらっくすわん
富山マラソン2022(第7回)
  • 開催日 2022年11月6日
  • 種目 フルマラソン、車いすマラソン 9km、ジョギング 約4km
  • 完走者 12,068人 (完走率 95.6%) / 出走者 12,617人[11]
  • 招待選手 廣瀬光子、須河宏紀
  • ゲストランナー 藤原新、磯野あずさ、松本岳、津田奈由子
  • 一般参加として 井上咲楽
富山マラソン2023(第8回)
  • 開催日 2023年11月5日
  • 種目 フルマラソン、車いすマラソン 9km、ジョギング 約4km
  • 完走者 12,631人 (完走率 94.2%) / 出走者 13,408人[12]
  • 大会ゲスト 有森裕子(応援)
  • 招待選手 廣瀬光子、須河宏紀、兼重志帆(体調不良により欠場)
  • ゲストランナー 藤原新、山﨑勇喜、磯野あずさ、こわだ君石原菜美、ぶらっくすわん(ジョギングの部)

テレビ放送

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中継

富山県内のケーブルテレビ全9局ならびに富山テレビ放送(BBT)において中継が行われる。過去の放送時間は以下のとおり。

開催年 ケーブルテレビ 富山テレビ放送
2015年[18] 8:30 - 16:15 8:55 - 9:30(スタート)
14:00 - 14:55
2016年 8:30 - 16:15 8:30 - 9:30(スタート)
14:00 - 14:55
2017年 8:30 - 16:15 8:30 - 9:30(スタート)
14:00 - 14:55
2018年 8:30 - 16:15 8:30 - 9:30(スタート)
14:00 - 14:55
ダイジェストなど

脚注

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  1. ^ a b c d e f g Toyama Just Now No.639-1:来年の「富山マラソン2015」開催に向け、準備本格化”. 富山県経営管理部広報課 (2014年1月8日). 2019年10月16日閲覧。
  2. ^ インタビュー今この人に「富山マラソン」実行委員会事務局長 津田康志さん[リンク切れ] NHK富山放送局 2014年11月11日
  3. ^ 『富山マラソン あと2日』北日本新聞 2017年10月27日18面、19面
  4. ^ a b 『富山マラソン 来年は10月27日 定員1000人増 コース一部変更』北日本新聞 2018年12月19日1面
  5. ^ Toyama Just Now No.749:富山マラソン2016、先着12,000人大募集!”. 富山県経営管理部広報課 (2016年3月23日). 2019年10月16日閲覧。
  6. ^ a b c d “男子は藤原(ミキハウス)、女子は野尻(ヒラツカ・リース)が優勝 富山マラソン”. 北日本新聞. (2015年11月2日). https://webun.jp/item/7226618 2019年10月16日閲覧。 
  7. ^ a b c 『男子 藤原 女子 野尻 2度目V 富山マラソン2017 雨の中 1万1368人完走』北日本新聞 2017年10月30日1面
  8. ^ a b c 『男子 荒山 女子 廣瀬V 富山マラソン2018 過去最多 1万2255人完走』北日本新聞 2018年10月29日1面
  9. ^ a b c 『男子 須河 女子 廣瀬V 富山マラソン2019 過去最多 1万2593人完走』北日本新聞 2019年10月28日1面
  10. ^ a b 『男子 須河連覇 前回王者強さ発揮 廣瀬V3 女子』北日本新聞 2021年11月8日16、17面
  11. ^ a b c 『富山マラソン2022 1万3716人 爽やかラン 男子 須河 女子 廣瀬 V』北日本新聞 2022年11月7日1面
  12. ^ a b c 『4年ぶり声出し応援 富山マラソン2023 最多1万4646人 熱くラン』北日本新聞 2023年11月6日1面
  13. ^ “有森さんらゲスト6人笑顔”. 北日本新聞. (2016年10月31日). https://webun.jp/item/7226618 2019年10月16日閲覧。 
  14. ^ 2018年は協賛行事として「名探偵コナン×リアル脱出ゲーム・公安最終試験(プロジェクト・ゼロ)からの脱出」富山公演(富山県総合福祉会館)も開催した。
  15. ^ 富山マラソン2020の中止発表 11月予定もコロナ感染リスク考慮(2020年5月30日、福井新聞)2020年5月30日閲覧
  16. ^ 「富山マラソン 中止を発表」(2020年5月30日付北國新聞朝刊30面)2020年5月30日閲覧
  17. ^ 『富山マラソン2021 秋晴れ 2年ぶり駆ける 感動越中路9916人』北日本新聞 2021年11月8日1面
  18. ^ 「富山マラソン2015」テレビ中継のお知らせ”. 富山マラソン実行委員会事務局 (2015年9月18日). 2019年10月16日閲覧。
  19. ^ BBTスペシャルバックナンバー 2018年11月2日(金)放送(第524話)『LIVE!みんなの富山マラソン2018総集編』

関連項目

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外部リンク

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