小森俊明
小森 俊明(こもり としあき)は、日本の作曲家、編曲家、ピアニスト。
来歴
[編集]神奈川県横浜市出身。幼少時よりスズキメソードにてピアノを学ぶ。10歳の時にオーケストラと共演。
2010年に東京にて個展(トーキョーワンダーサイト主催)を開催。2011年に「ヒバリ 震災義援音楽配信プロジェクト」にて世界100人の作曲家の一人として現代音楽ユニットmmm...(Fl.間部令子、Vn.三瀬俊吾、Pf.大須賀かおり)に楽曲を提供し、ネット配信される。
2013年3月まで桐朋学園大学非常勤講師を務める。
2015年に永井清治、河合孝治とフリー・インプロヴィゼーション・ユニット「空観無為」を結成。のちに織田理史が加わる。2016年にアースアーティストの池田一と「空観無為」メンバーとしてコラボレーションを初めて行う。
2017年にニュージーランドのデュオIsomura Brothers(Vn.Shauno Isomura,Pf.Kent Isomura)による震災チャリティー公演“Tsunami Violin concert tour”に委嘱されて楽曲を提供。
2018年にSocial Arts Projectを結成し、原爆の図丸木美術館にて旗揚げ公演を行う。
2019年にレクチャー付きピアノリサイタルを開催。詩人の野村喜和夫と対談ならびにコラボレーションを行う。
2023年に池田一と対談ならびに共著執筆(『池田一地球環境アートシリーズNO.1:日本のアート文化の<今>を撃つ! 』)を行う。
主な活動
[編集]活動分野:現代音楽、クラシック、異分野のアーティストとのコラボレーション、フリージャズ、フリー・インプロヴィゼーション、合唱の分野で活動。
活動内容:作曲/編曲/ダンス、舞踏、演劇、映像、文学、パフォーマンスアート、フラワーアート、茶道等、音楽以外の分野のアーティストとのコラボレーション/映画、舞台作品等への楽曲提供/ ピアノ、キーボード、鍵盤ハーモニカ、クラリネットの演奏(即興演奏および自作自演を含む)/作曲、和声、対位法、楽曲分析、ピアノ、ソルフェージュ等の音楽指導/芸術分野全般での執筆/講演/英文翻訳
受賞歴
[編集]オーケストラ曲、室内楽曲、ピアノ曲、歌曲、サウンドパフォーマンスの各分野において、日本交響楽振興財団作曲賞、東京国際室内楽作曲コンクール、AACサウンドパフォーマンス道場(愛知芸術文化センター)、EXPERIMENTAL SOUND, ART & PERFORMANCE FESTIVAL(トーキョーワンダーサイト)、東京国際歌曲作曲コンクール等に入賞、入選。ピアノのオーディションの入選歴もある。
師事した人物
[編集]出版楽譜
[編集]- 夜の瞬間(日本作曲家協議会)
- ル・コルビュジェの為の休息(日本作曲家協議会)
- コンポジション(日本作曲家協議会)
- ピアノ三重奏曲「希望の時代」(日本作曲家協議会)
- 闇の中へ(イレーヌ)
- 古典的断章(イレーヌ)
- 凍れる衝動(マザーアース)
- この澄みきった青空/砂丘に水流を見つける(マザーアース)
- 哀歌ー東日本大震災に寄せてー(Pf版)(マザーアース)
- 哀歌ー東日本大震災に寄せてー(Vn,Pf版)(マザーアース)
- 『舞曲でソルフェージュ(ピアノ伴奏付)』(共著)(音楽之友社)
- 『こどもたちへメッセージ2020 スポーツ編1』(共著)(カワイ出版)
- 『こどもたちへメッセージ2022 1』(共著)(カワイ出版)
- 『こどもたちへメッセージ2023 外あそび編1』(共著)(カワイ出版)
ディスコグラフィー
[編集]- 彩―ピアノ音楽の現代―(JILA-1436)
- 日本の作曲家2012(EBCD 0337)
- Empty Action(CPKW-102)
- 池田一/空観無為 水奏楽団@東京(CPKW-106)
- EARTH ART SOUND 2017/2020 池田一×空観無為(CPKW-107)
- Earth Art Drive Ichi Ikeda+Empty Action(TPAF)
著書
[編集]- 『アート・クロッシング創刊号 特集:池田一と水たちよ!』(共著)(発行:TPAF)
- 『アート・クロッシング創刊号 特集:池田一と水たちよ!(増補プレミアム版)』(共著)(発行:TPAF)
- 『アート・クロッシング第2号 特集:豊住芳三郎』(共著)(編集発行:Chap Chap Records 発売:TPAF)
- 『フリージャズ&フリーミュージック1981~2000:開かれた音楽のアンソロジー』(共著)(編集:Chap Chap Records 末富健夫、河合孝治 発売:TPAF)
- 『アート・クロッシング第3号 特集:高木元輝“フリージャズサックスのパイオニア”』(共著)(編集発行:Chap CHap Records 末富健夫、河合孝治 発行:TPAF)
- 『現代音楽とメディア・アートの空観無為』(共著)(発行:TPAF)
- 『池田一地球環境アートシリーズNO.1:日本のアート文化の<今>を撃つ! 』(共著)(発行:TPAF)
参考文献
[編集]- The Japan Federation of Composers CATALOGUE OF PUBLICATIONS 1999(2000年1月20日 第1版発行、(社)日本作曲家協議会)
- 第5回JFCアンデパンダン批評集(2001年4月10日発行、(社)日本作曲家協議会)
- 社団法人日本作曲家協議会会報 平成14年4月号
- 日本語の旋律化――金子みすゞの詩による12の歌 木村雅信 札幌大谷短期大学紀要第34号 2003-3-31
- パウゼ2004年7月号(国際芸術連盟)
- 音楽の友2004年9月号
- 音楽現代2006年12月号
- 日本交響楽振興財団ニュース第61号
- 町中アート大学’09記録集
- ロスジェネ 第4号最終号 政治と文学を超えて
- きゅんと、Vol.2(責任編集:小滝かれん)
- 韓日交流アートコスモス展・感性的談論
- Cross Talk第5巻・第1号
- Image Arts and Sciences 日本映像学会誌No.181,2018
- 『芸術を愛し、求める人々へー芸術創造論』(宮田徹也著、論創社)
- ジャズ批評2022年7月号
- 『アヴァンギャルド狂詩曲〜そこに未来は見えたか?』(編者:アトリエサード、書苑新社)