小野兼弘
小野 兼弘(おの かねひろ、1953年4月18日 - 2007年4月18日)は、日本の宗教家。宗教団体「釈尊会」の会長や日印文化交流協会会長を務めた。岡山県出身。
人物[編集]
日蓮宗系の仏教団体を主宰していた父親の影響で幼少の頃から法華経の修行を行い、立正高校在学中には池上本門寺に日参行を行った。1970年秋、霊鷲山山頂で祈祷中に釈尊との親子の情を感じ、1982年、岡山県倉敷市児島で釈尊会を立ち上げた。
2003年9月に女優の若村麻由美と結婚[1]。また同じ頃、俳優の渡辺謙の元妻に4億5000万円を貸す、離婚裁判にも顔を出すなど話題を呼んだ。酒と甘い物を好み、料理が足りないときは栗金団の缶詰を持参して付け足した。スキンヘッドで180kgという巨体だった。
2007年2月ごろから体調を崩し、同年4月18日午後4時54分に肝不全のため54歳で死去[2]。岡山市の東山宝樹霊苑に埋葬される。
指導者がいない状況に陥った「釈尊会」は解散という形で幕を閉じた。ウェブサイトも閉鎖されている。
経歴[編集]
- 立正大学仏教学部卒業、同大学院修士課程修了。
- 1982年に釈尊会を立ち上げる。
著書[編集]
- 釈尊「救世の法則」―「釈尊会」心の復興説法(IN通信社、1995年)ISBN 4872180925
脚注[編集]
- ^ “若村麻由美さんが結婚 お相手は宗教法人会長”. 47NEWS (2004年2月26日). 2013年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月26日閲覧。
- ^ “小野兼弘氏死去 宗教法人釈尊会会長”. 47NEWS (2007年4月20日). 2013年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月26日閲覧。