山之口駅
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山之口駅 | |
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2024年6月以降の3代目駅舎(都城市山之口駅観光スポーツ交流センター) | |
やまのくち Yamanokuchi | |
◄*青井岳 (9.8 km) (2.9 km) 餅原► | |
所在地 | 宮崎県都城市山之口町花木[1] |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日豊本線 |
キロ程 | 379.1 km(小倉起点) |
電報略号 | ヤク |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
194人/日(降車客含まず) -2015年- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)8月15日[1] |
備考 | 無人駅[1](自動券売機 有) |
山之口駅(やまのくちえき)は、宮崎県都城市山之口町花木にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である[1]。事務管コードは▲940509[2]。
旧・山之口町の中心駅。
歴史
[編集]- 1914年(大正3年)8月15日:開業[1][3]。初代駅舎も開業にあわせて建設される[4]。
- 1935年(昭和10年)11月11日-12日:沿線で陸軍特別大演習が実施される、昭和天皇乗車のお召し列車が都城駅 - 山之口駅間で運行[5]。
- 1964年(昭和39年)11月:鉄道開通50周年にあわせて2代目駅舎を建設[4]。
- 1971年(昭和46年)2月1日:貨物営業廃止[3]。
- 1974年(昭和49年):駅前広場の舗装が完了[4]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[3]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:無人駅となる[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、九州旅客鉄道(JR九州)の駅となる[3]。
- 2022年(令和4年)4月1日:宮崎支社の発足により、鹿児島支社から同支社へ移管[7]。
- 2024年(令和6年)6月1日:3代目駅舎(山之口駅観光スポーツ交流センター)の運用を開始[8]。
今後の予定
[編集]駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を持つ地上駅[1]で跨線橋を有する。無人駅である[1]。当駅には自動券売機が設置されている。
2024年6月からの駅舎(3代目駅舎)は、山之口駅が2027年の開催が予定されている国民スポーツ大会(旧:国民体育大会)のメイン会場となる新県立陸上競技場の最寄り駅(玄関口)となることから、都城市が「山之口駅観光スポーツ交流センター」として2023年9月より整備したもの[8]。整備費は1億1800万円で半額は国からの補助金で賄われた[8]。駅舎は鉄骨平屋建て、待合室の壁面は宮崎県産スギ材を使用、床面積は187平方メートルである[8]。また、従来(2023年まで)の駅舎はトイレが男女共用だったが、新駅舎では男女別に加えて多目的トイレも設けている[8]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■日豊本線 | 下り | 都城・鹿児島中央方面 |
2 | 上り | 南宮崎・宮崎方面 |
利用状況
[編集]近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1996年 | 329 |
1997年 | 323 |
1998年 | 327 |
1999年 | 305 |
2000年 | 277 |
2001年 | 270 |
2002年 | 245 |
2003年 | 256 |
2004年 | 243 |
2005年 | 240 |
2006年 | 210 |
2007年 | 188 |
2008年 | 190 |
2009年 | 181 |
2010年 | 193 |
2011年 | 197 |
2012年 | 190 |
2013年 | 194 |
2014年 | 188 |
2015年 | 194 |
駅周辺
[編集]近くには廃店舗が目立ち、寂れた印象を与える。
- 都城市役所 山之口総合支所(旧・山之口町役場)
- 都城市立山之口小学校
- 山之口郵便局
- 山之口運動公園 - 2027年に開催が予定されている国民スポーツ大会の開閉会式・陸上競技会場として、新陸上競技場が建設される[9]。
- 国道269号
- 宮崎自動車道
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i 『週刊 JR全駅・全車両基地』 44号 宮崎駅・都城駅・志布志駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月23日、25頁。
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、760頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c 山之口町史編纂委員会「山之口駅について」『山之口町史(1974年版)』山之口町役場、1974年 p.242
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、77頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 「通報 ●福知山線石生駅ほか147駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年3月12日、15-16面。
- ^ “JR九州が組織強化へ 名称変更し「宮崎支社」発足”. 宮崎 NEWS WEB. NHK (2022年4月1日). 2022年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月1日閲覧。
- ^ a b c d e f 深野修司「27年国スポ・障スポ 玄関口に JR山之口駅 新駅舎完成 都城」『南日本新聞』2024年6月9日14面。
- ^ 山之口運動公園の整備進捗をお知らせします 都城市ウェブサイト、2023年10月14日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 山之口駅(駅情報) - 九州旅客鉄道
- 都城市山之口駅観光スポーツ交流センター条例(都城市令和6年3月21日条例第5号) - 都城市例規集