山川里海
山川 里海( やまかわ さとみ )は、愛知県津島市出身の劇作家。本名は野口 久(のぐち ひさ)。愛知県津島市在住。
【来歴】
[編集]愛知県津島市生まれ。愛知県立中村高等学校。静岡県立静岡女子大学卒業[1]。
・1999年:子どものための読書・作文講座「言葉の泉」開講。
・2004年~2008年:木曽三川RECC(River Ecorogy Culture & Children)代表。木曽三川流域の子育てファミリーを対象とするヨシ原再生・生物観察・水源森の保全体験活動を企画・運営。
・2008年:「言葉の泉」やまかわさとみ事務所代表。名古屋城本丸御殿の復元をテーマとする新作狂言「夢つくり」(主催:名古屋市文化振興事業団・名古屋市・名古屋城本丸御殿PRイベント実行委員会)[1][2][3] を皮切りに新作狂言の制作・能楽公演プロデュースを開始。文化庁「伝統文化親子教室」[4]「コミュニケーション能力向上事業」[5] 企画運営。
・2010年:木曽三川子ども狂言クラブ 共同代表。地域づくり人づくりをテーマとし、新作狂言の制作・継承を通じて、川・森の保全と木曽三川流域の子どもたちのシビックプライド・コミュニケーション能力の向上を目的とする活動の企画・運営。
・2019年~2021年 加藤清正公国づくり狂言プロジェクト 制作責任者
・2020年:脳能プロジェクト 共同代表。「脳科学」「能楽」をテーマとし、高齢化社会の介護予防に資する催しを企画・運営。[6]
【受賞】
[編集]- 土木広報大賞 イベント部門準優秀部門賞 - (公社)土木学会(2021年)
- 土木広報大賞 審査員賞 - 土木学会 (2018年)
- 日本水大賞 審査部会特別賞 - 日本河川協会第20回 日本水大賞(2018年)
- 市民普請大賞 審査員特別賞 - 土木学会(2017年)
- 清流ミナモ賞 (県知事賞)- 岐阜県(2015年)
- 市民普請大賞 入賞 - 土木学会(2015年)
- グッドライフアワード環境と学び特別賞 - 環境省(2015年)
- 河川功労者表彰 - 日本河川協会(2008年)
- 国民文化祭児童文学賞(1999年)
【作品】
[編集]- ■認知症に寄り添う新作狂言「閻魔返し」 (初演2022年)[2]
- 初演 2022年10月15日 会場・名古屋能楽堂 主催・脳能プロジェクト 出演・男:佐藤友彦、閻魔:井上松次郎、妻:佐藤融 笛:山村友子、小鼓:久田陽春子、大鼓:河村眞之介
- ■加藤清正公国づくり狂言「熊本三獣士」 テーマ:戦国武将の治水・利水・人づくり (初演2021年)
■尾張手話狂言「おそそ仁王」 テーマ:水郷の歴史と共生 (初演2018年)
- 初演・2018年10月7日 主催・第5回全国高校生手話パフォーマンス甲子園(鳥取県米子市コンベンションセンター)[9]
- 出演・愛知県立杏和高校JRC部
- 第2演・2019年3月 主催・第37回耳の日記念 聴覚障害者と県民のつどいin稲沢
- 出演・愛知県立杏和高校JRC部
■山川里海子ども狂言「おそそ仁王」 テーマ:水郷の災害史と歴史観光 (初演2016年)
- 出演・愛知県尾張地域の児童
- ■山川里海子ども狂言「狐鬼灯(きつねほおずき)」 テーマ:輪中の防災と歴史観光 (初演2015年)
- 初演・2018年11月3日 会場・海津市歴史民俗資料館(能舞台) 出演・海津市立海西小学校6年生
- ■なごや妖怪狂言 「冥加さらえ」 テーマ:都市河川の浄化 (初演2014年)
- 出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:野村又三郎、龍神:佐藤友彦、小河童:愛知県内選出児童8人
- 第3演・2017年6月4日「なごや水フェスタ」 会場・鍋屋上野浄水場特設舞台(名古屋市) 主催・名古屋市上下水道局
- 出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:今枝郁雄、甘酒女:大橋則夫、龍神:佐藤友彦、小河童:愛知県内選出児童6人
- 出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:野村又三郎、龍神:佐藤友彦、小河童:愛知県内選出児童8人
- 出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:野村又三郎、龍神:佐藤融、小河童:愛知県内選出児童6人
- 出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:野村又三郎、龍神:佐藤友彦、小河童:愛知県内選出児童6人
- 第7演・2020年12月5日 会場・名古屋市中村文化小劇場 主催・国づくり狂言プロジェクト[21]
- 出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:大橋則夫、福島正則の手下:今枝郁雄 出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:野村又三郎、龍神:佐藤友彦、小河童:名古屋市選出児童6人
- 第8演・2021年12月5日 会場・ぎふワールドローズガーデン 雅ホール 主催・木曽三川子ども狂言クラブ[22]
- 出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:大橋則夫、龍神:佐藤友彦、小河童:井上蒼大
- 出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:今枝郁雄、龍神:佐藤友彦、小河童:井上蒼大
- 第10演・2022年11月12日 会場・ぎふワールドローズガーデン 雅ホール 主催・中山道新作狂言プロジェクト[24]
- 出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:今枝郁雄、龍神:佐藤友彦、小河童:名古屋市児童2人
- 出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:今枝郁雄、龍神:野村又三郎、小河童:井上蒼大
- ■名古屋開府400年記念 清州越狂言「轍(ワダチ)」 テーマ:水辺の都市創造 (初演2010年)
- 初演・2010年11月6日 会場・名古屋能楽堂 主催・清須越し400年事業ネットワーク
- 出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:佐藤融、福島正則の手下:今枝郁雄
- 第2演・2011年5月14日 会場・豊国神社(名古屋市) 主催・豊国神社
- 出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:佐藤融、福島正則の手下:今枝郁雄
- 出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:佐藤融、福島正則の手下:今枝郁雄
- 第4演・2013年11月9日 会場・清須市民センターホール 主催・清須市教育委員会
- 出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:佐藤融、福島正則の手下:今枝郁雄
- 出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:大橋則夫、福島正則の手下:今枝郁雄
- 第6演・2016年11月27日 会場・海津市歴史民俗資料館能舞台 主催・名古屋城総合事務所・海津市歴史民俗資料館[26]
- 出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:大橋則夫、福島正則の手下:今枝郁雄
- 出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:大橋則夫、福島正則の手下:今枝郁雄
- 出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:大橋則夫、福島正則の手下:今枝郁雄
- 第9演・2020年2月24日 会場・美和文化会館(愛知県あま市) 主催・あま市美和文化会館
- 出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:大橋則夫、福島正則の手下:今枝郁雄
- 第10演・2023年3月12日 会場:木田八劔社(愛知県あま市)主催:木田八劔社拝殿竣工祭実行委員会
- 出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:大橋則夫、福島正則の手下:今枝郁雄
- 第11演・2023年11月11日 会場:菊泉院(愛知県あま市)主催:福島正則顕彰会
出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:鹿島俊裕、福島正則の手下:今枝郁雄
- ■木曽三川子ども狂言「失せうろこ」 テーマ:治水史跡と清流魚の保全 (初演2008年)(コロナ禍を除く定演)
- 初演 2010年4月25日 会場・治水神社特設舞台 以降 2023年まで定演。
- 2010年11月3日 会場・海津市歴史民俗資料館能舞台 ○以降2018年まで定演。
- 2013年7月 岐阜県中津川市かしも明治座 ○以降2019年まで定演。
- 2015年 名古屋城祭り招待出演 ○以降2023年まで定演。
- 岐阜県池田町文化会館 招待公演 主催:桜を守る会
- 2022年 鹿児島 岐阜 姉妹県外盟約50周年記念事業 招待公演 関ヶ原センターホール 主催:岐阜県
- ■名古屋城本丸御殿復元記念狂言「夢つくり」 テーマ:水源林の保全 (初演2008年) [29]
- 出演・主人:佐藤8友彦、太郎冠者:今枝郁雄、山伏:佐藤融、山神:井上菊次郎
- 出演・大名:井上松次郎、山伏:野村又三郎、太郎冠者:佐藤融
- 第3演2016年5月30日 会場・名古屋能楽堂 主催・名古屋市観光文化交流局
- 出演・大名:井上松次郎、山伏:野村又三郎、太郎冠者:鹿島俊裕
- 第4演・2016年12月10日 会場・美和文化会館(愛知県あま市) 主催・名古屋市観光文化交流局・あま市[32]
- 出演・大名:井上松次郎、山伏:野村又三郎、太郎冠者:鹿島俊裕
- 第5演・2016年11月27日 会場・海津市歴史民俗資料館能舞台 主催・名古屋市観光文化交流局・海津市[33]
- 出演・大名:井上松次郎、山伏:野村又三郎、太郎冠者:鹿島俊裕
- 第6演・2019年2月2日 会場・名古屋能楽堂 主催・名古屋城本丸御殿PRイベント実行委員会
- 出演・大名:井上松次郎、山伏:野村又三郎、太郎冠者:鹿島俊裕
【企画プロデュース】
[編集]- 2022年・2023年 ウェルフェア2023 ~福祉・医療・健康の総合展~「脳能プロジェクト」招待出展ブース
- 2021年2月刊行「いきいき脳狂言DVD」~声・所作・記憶~3枚セット 医療監修:山本直人(脳神経外科学会指導医)「脳能プロジェクト」
- 2018年(Theatre in Japan)』(英語版)掲載 - (発行:公益社団法人国際演劇協会日本センター)
- 2021年3月刊行「知ろう☆守ろう木曽三川DVD&冊子」(主催:木曽三川子ども狂言クラブ)
- 2014年~2018年「かしも明治座森モリプロジェクト」木曽川上下流200人交流(主催:木曽三川子ども狂言クラブ)
- 2006年スペインサラゴサ万博「龍 夢」
- 2005年「森・川・祭シンポジウム」愛・地球博瀬戸会場(主催:木曽三川RECC)
- 2004年「森づくりシンポジウム」コーディネーター 会場・南木曽富貴の森ホテル(主催:南木曽林業研究会)
- 2004年「全国ヨシ原会議」津島神社儀礼殿 / 弥富市文化センター大ホール(主催:国土交通省中部地方整備局木曽川下流河川事務所)
脚注
[編集]- ^ 「表紙の人」『なか』164巻、名古屋中法人会、2017年、目次
- ^ 認知症題材に新作狂言 名古屋能楽堂 21日から配信も
- ^ 清正公の偉業、狂言で伝える 熊本市の小中生、22日に公演
- ^ 和魂祭 加藤神社
- ^ 築城の名手・加藤清正公の土木遺産を題材とした「新作狂言」を熊本で上演
- ^ 加藤神社和魂祭 令和3年5月22日
- ^ 新作 熊本城妖怪狂言「熊本三獣士」作:山川里海 2022年9月25日 熊本県立劇場公演 ハイライト - YouTube
- ^ 新作狂言、「をかし」に触れて 熊本城舞台の「熊本三獣士」、25日に県劇で再演 劇作家・山川里海、史実をヒントに物語
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=hB9nuHY5EUE
- ^ https://www.city.ama.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/000/931/P01-30.pdf [リンク切れ]
- ^ https://www.city.ama.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/002/720/ososonio.pdf
- ^ 冥加さらえ(みょうがざらえ)
- ^ 名古屋堀川狂言会
- ^ http://minamichita.ed.jp/kyoikucho/2016/09/22/no-%ef%bc%91%ef%bc%93%ef%bc%90%ef%bc%92%e3%80%80%e3%80%80%e3%81%82%e3%81%84%e3%81%a1%e6%88%a6%e5%9b%bd%e6%ad%a6%e5%b0%86la%ef%bd%82%ef%bc%88%e3%82%89%e3%81%bc%ef%bc%89/ [リンク切れ]
- ^ 山川里海/妖怪狂言「冥加さらえ」
- ^ 【名古屋城夢つくり狂言会】
- ^ 2019年 狂言で楽しもう!清正公さんの尾張での活躍
- ^ https://japan.zdnet.com/release/30362337/
- ^ 「第10回木曽川流域連携シンポジウム」
- ^ https://www.water.city.nagoya.jp/kisosansen/category/katudo/142879.html
- ^ https://www.chunichi.co.jp/article/165767
- ^ https://mainichi.jp/articles/20201106/pls/00m/020/542000c
- ^ http://www.aichi-river.jp/buraaichi/past/ama.html
- ^ http://nohgaku.fan.coocan.jp/schedule/sche36.cgi?dm=1&mode=comdsp&year=2022&mon=11&no=41506
- ^ https://www.horikawa-lions.com/cn10/2012-07-28-chunichisinbun.htm
- ^ https://www.museum.or.jp/event/87439
- ^ http://nohgaku.fan.coocan.jp/schedule/sche36.cgi?dm=1&mode=comdsp&year=2017&mon=2&no=25034
- ^ https://epad.terrada.co.jp/index.php/gikyoku/g00393/
- ^ https://kyogen.co.jp/outline/post_123/
- ^ https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/save/honmarugoten/record/
- ^ https://network2010.org/article/1365
- ^ https://www.city.ama.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/002/720/katsudosai2016.pdf
- ^ https://www.museum.or.jp/event/87439