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山川里海

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

山川 里海( やまかわ さとみ )は、愛知県津島市出身の劇作家。本名は野口 久(のぐち ひさ)。愛知県津島市在住。

【来歴】

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愛知県津島市生まれ。愛知県立中村高等学校。静岡県立静岡女子大学卒業[1]

1999年:子どものための読書・作文講座「言葉の泉」開講。

・2004年~2008年:木曽三川RECC(River Ecorogy Culture & Children)代表。木曽三川流域の子育てファミリーを対象とするヨシ原再生・生物観察・水源森の保全体験活動を企画・運営。

・2008年:「言葉の泉」やまかわさとみ事務所代表。名古屋城本丸御殿の復元をテーマとする新作狂言「夢つくり」(主催:名古屋市文化振興事業団・名古屋市・名古屋城本丸御殿PRイベント実行委員会)[1][2][3] を皮切りに新作狂言の制作・能楽公演プロデュースを開始。文化庁「伝統文化親子教室」[4]「コミュニケーション能力向上事業」[5] 企画運営。

・2010年:木曽三川子ども狂言クラブ 共同代表。地域づくり人づくりをテーマとし、新作狂言の制作・継承を通じて、川・森の保全と木曽三川流域の子どもたちのシビックプライド・コミュニケーション能力の向上を目的とする活動の企画・運営。

・2019年~2021年 加藤清正公国づくり狂言プロジェクト 制作責任者 

・2020年:脳能プロジェクト 共同代表。「脳科学」「能楽」をテーマとし、高齢化社会の介護予防に資する催しを企画・運営。[6]

【受賞】

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【作品】

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■認知症に寄り添う新作狂言「閻魔返し」 (初演2022年)[2]
  • 初演 2022年10月15日 会場・名古屋能楽堂 主催・脳能プロジェクト 出演・男:佐藤友彦、閻魔:井上松次郎、妻:佐藤融  笛:山村友子、小鼓:久田陽春子、大鼓:河村眞之介 
■加藤清正公国づくり狂言「熊本三獣士」 テーマ:戦国武将の治水・利水・人づくり (初演2021年)
出演
花岡山の白狐:大藏基誠、船場の古狸:野村又三郎、浄池廟の論語猿:茂山忠三郎、殿様:野口隆行、小狸:熊本市選出児童4人
笛:相原一彦、大鼓:河村凜太郎、小鼓:久田陽春子、太鼓:加藤洋輝
  • 第2演・2021年5月23日 会場・肥後本妙寺本堂 主催・国づくり狂言プロジェクト[5][6]
出演
花岡山の白狐:大藏基誠、船場の古狸:野村又三郎、浄池廟の論語猿:茂山忠三郎、殿様:野口隆行、小狸:熊本市選出児童4人
笛:相原一彦、大鼓:河村凜太郎、小鼓:久田陽春子、太鼓:加藤洋輝
  • 第3演・2022年9月22日 会場・熊本県立劇場演劇ホール 主催・木曽三川子ども狂言クラブ[7][8]
出演・花岡山の白狐:大藏基誠、船場の古狸:野村又三郎、浄池廟の論語猿:茂山忠三郎、殿様:野口隆行、小狸:熊本市選出小中学生4人
笛:相原一彦、大鼓:河村凜太郎、小鼓:久田陽春子、太鼓:田中 達
  • 第4演・2023年12月27日 会場・熊本城ホール(シビックホール) 主催・文化庁 [7]
出演・花岡山の白狐:大藏基誠、船場の古狸:野村又三郎、浄池廟の論語猿:茂山忠三郎、殿様:野口隆行、小狸:野村信朗、山下晃一郎(熊本市立桜木中学校2年)

■尾張手話狂言「おそそ仁王」 テーマ:水郷の歴史と共生 (初演2018年)

  • 初演・2018年10月7日 主催・第5回全国高校生手話パフォーマンス甲子園(鳥取県米子市コンベンションセンター[9]
    出演・愛知県立杏和高校JRC部
  • 第2演・2019年3月 主催・第37回耳の日記念 聴覚障害者と県民のつどいin稲沢
    出演・愛知県立杏和高校JRC部

■山川里海子ども狂言「おそそ仁王」 テーマ:水郷の災害史と歴史観光 (初演2016年)

  • 初演・2016年2月10日 会場・美和文化会館(愛知県あま市)[10]
  • 第6演・2020年2月24日 会場・美和文化会館(愛知県あま市)[11]
出演・愛知県尾張地域の児童


■山川里海子ども狂言「狐鬼灯(きつねほおずき)」 テーマ:輪中の防災と歴史観光 (初演2015年)


■なごや妖怪狂言 「冥加さらえ」 テーマ:都市河川の浄化 (初演2014年)
  • 初演・2013年4月6日「名古屋堀川狂言会」会場・名古屋能楽堂 主催・名古屋堀川ライオンズクラブ[12][13]
出演・河童太郎:佐藤融、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:野村又三郎、龍神:野村萬斎、小河童:愛知県内選出児童16人
  • 第2演・2016年9月22日「戦国武将Lab」会場・名古屋能楽堂 主催・加藤清正公を大河ドラマに 愛知[14]
出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:野村又三郎、龍神:佐藤友彦、小河童:愛知県内選出児童8人
  • 第3演・2017年6月4日「なごや水フェスタ」 会場・鍋屋上野浄水場特設舞台(名古屋市) 主催・名古屋市上下水道局
出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:今枝郁雄、甘酒女:大橋則夫、龍神:佐藤友彦、小河童:愛知県内選出児童6人
  • 第4演・2019年2月2日「名古屋城夢つくり狂言会」 会場・名古屋能楽堂 主催・名古屋城本丸御殿PRイベント実行委員会[15][16]
出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:野村又三郎、龍神:佐藤友彦、小河童:愛知県内選出児童8人
  • 第5演・2019年10月13日 会場・熊本城特設舞台 主催・熊本城お城まつり実行委員会[17][18]
出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:野村又三郎、龍神:佐藤融、小河童:愛知県内選出児童6人
  • 第6演・2020年1月26日 「第10回木曽川流域連携シンポジウム」会場・名古屋市中区役所ホール 主催・名古屋市上下水道局・木曽川流域ネットワーク[19][20]
出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:野村又三郎、龍神:佐藤友彦、小河童:愛知県内選出児童6人
  • 第7演・2020年12月5日 会場・名古屋市中村文化小劇場 主催・国づくり狂言プロジェクト[21]
出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:大橋則夫、福島正則の手下:今枝郁雄 出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:野村又三郎、龍神:佐藤友彦、小河童:名古屋市選出児童6人
  • 第8演・2021年12月5日 会場・ぎふワールドローズガーデン 雅ホール 主催・木曽三川子ども狂言クラブ[22]
出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:大橋則夫、龍神:佐藤友彦、小河童:井上蒼大
  • 第9演・2022年9月17日 会場・美和文化会館(愛知県あま市) 主催・愛知県建設局、あま市[23][8]
出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:今枝郁雄、龍神:佐藤友彦、小河童:井上蒼大
出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:今枝郁雄、龍神:佐藤友彦、小河童:名古屋市児童2人


出演・河童太郎:鹿島俊裕、おからねこ:井上松次郎、甘酒女:今枝郁雄、龍神:野村又三郎、小河童:井上蒼大
■名古屋開府400年記念 清州越狂言「轍(ワダチ)」 テーマ:水辺の都市創造 (初演2010年)
  • 初演・2010年11月6日 会場・名古屋能楽堂 主催・清須越し400年事業ネットワーク
出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:佐藤融、福島正則の手下:今枝郁雄
  • 第2演・2011年5月14日 会場・豊国神社(名古屋市) 主催・豊国神社
出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:佐藤融、福島正則の手下:今枝郁雄
  • 第3演・2013年4月6日「名古屋堀川狂言会」 会場・名古屋能楽堂 主催・堀川ライオンズ[25]
出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:佐藤融、福島正則の手下:今枝郁雄
  • 第4演・2013年11月9日 会場・清須市民センターホール 主催・清須市教育委員会
出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:佐藤融、福島正則の手下:今枝郁雄
出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:大橋則夫、福島正則の手下:今枝郁雄
出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:大橋則夫、福島正則の手下:今枝郁雄
  • 第7演・2019年2月2日 名古屋城夢つくり狂言 会場・名古屋能楽堂 主催・名古屋城本丸御殿PRイベント実行委員会[27][28]
出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:大橋則夫、福島正則の手下:今枝郁雄
  • 第8演・2019年10月13日 会場・熊本城特設舞台 主催・熊本城お城まつり実行委員会
出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:大橋則夫、福島正則の手下:今枝郁雄
  • 第9演・2020年2月24日 会場・美和文化会館(愛知県あま市) 主催・あま市美和文化会館
出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:大橋則夫、福島正則の手下:今枝郁雄
  • 第10演・2023年3月12日 会場:木田八劔社(愛知県あま市)主催:木田八劔社拝殿竣工祭実行委員会
出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:大橋則夫、福島正則の手下:今枝郁雄
  • 第11演・2023年11月11日 会場:菊泉院(愛知県あま市)主催:福島正則顕彰会

 出演・清須越し商家の太郎冠者:佐藤友彦、加藤清正の手下:鹿島俊裕、福島正則の手下:今枝郁雄

■木曽三川子ども狂言「失せうろこ」 テーマ:治水史跡と清流魚の保全 (初演2008年)(コロナ禍を除く定演)
  • 初演 2010年4月25日 会場・治水神社特設舞台 以降 2023年まで定演。
  • 2010年11月3日 会場・海津市歴史民俗資料館能舞台 ○以降2018年まで定演。
  • 2013年7月 岐阜県中津川市かしも明治座 ○以降2019年まで定演。
  • 2015年 名古屋城祭り招待出演 ○以降2023年まで定演。
  • 岐阜県池田町文化会館 招待公演 主催:桜を守る会
  • 2022年 鹿児島 岐阜 姉妹県外盟約50周年記念事業 招待公演 関ヶ原センターホール 主催:岐阜県
■名古屋城本丸御殿復元記念狂言「夢つくり」 テーマ:水源林の保全 (初演2008年) [29]
  • 初演・2008年9月20日 「名古屋城本丸御殿復元着工記念 ゆめつくり狂言会」[30]会場・名古屋能楽堂 主催・名古屋市文化振興事業団
出演・主人:佐藤8友彦、太郎冠者:今枝郁雄、山伏:佐藤融、山神:井上菊次郎
  • 第2演・2013年5月23日 「名古屋城本丸御殿 玄関・表書院完成記念式典」会場・名古屋能楽堂 主催・名古屋市観光文化交流局[31]
出演・大名:井上松次郎、山伏:野村又三郎、太郎冠者:佐藤融
  • 第3演2016年5月30日 会場・名古屋能楽堂 主催・名古屋市観光文化交流局
出演・大名:井上松次郎、山伏:野村又三郎、太郎冠者:鹿島俊裕
  • 第4演・2016年12月10日 会場・美和文化会館(愛知県あま市) 主催・名古屋市観光文化交流局・あま市[32]
出演・大名:井上松次郎、山伏:野村又三郎、太郎冠者:鹿島俊裕
出演・大名:井上松次郎、山伏:野村又三郎、太郎冠者:鹿島俊裕
  • 第6演・2019年2月2日 会場・名古屋能楽堂 主催・名古屋城本丸御殿PRイベント実行委員会
出演・大名:井上松次郎、山伏:野村又三郎、太郎冠者:鹿島俊裕

【企画プロデュース】

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脚注

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  1. ^ 「表紙の人」『なか』164巻、名古屋中法人会、2017年、目次
  2. ^ 認知症題材に新作狂言 名古屋能楽堂 21日から配信も
  3. ^ 清正公の偉業、狂言で伝える 熊本市の小中生、22日に公演
  4. ^ 和魂祭 加藤神社
  5. ^ 築城の名手・加藤清正公の土木遺産を題材とした「新作狂言」を熊本で上演
  6. ^ 加藤神社和魂祭 令和3年5月22日
  7. ^ 新作 熊本城妖怪狂言「熊本三獣士」作:山川里海 2022年9月25日 熊本県立劇場公演 ハイライト - YouTube
  8. ^ 新作狂言、「をかし」に触れて 熊本城舞台の「熊本三獣士」、25日に県劇で再演 劇作家・山川里海、史実をヒントに物語
  9. ^ https://www.youtube.com/watch?v=hB9nuHY5EUE
  10. ^ https://www.city.ama.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/000/931/P01-30.pdf [リンク切れ]
  11. ^ https://www.city.ama.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/002/720/ososonio.pdf
  12. ^ 冥加さらえ(みょうがざらえ)
  13. ^ 名古屋堀川狂言会
  14. ^ http://minamichita.ed.jp/kyoikucho/2016/09/22/no-%ef%bc%91%ef%bc%93%ef%bc%90%ef%bc%92%e3%80%80%e3%80%80%e3%81%82%e3%81%84%e3%81%a1%e6%88%a6%e5%9b%bd%e6%ad%a6%e5%b0%86la%ef%bd%82%ef%bc%88%e3%82%89%e3%81%bc%ef%bc%89/ [リンク切れ]
  15. ^ 山川里海/妖怪狂言「冥加さらえ」
  16. ^ 【名古屋城夢つくり狂言会】
  17. ^ 2019年 狂言で楽しもう!清正公さんの尾張での活躍
  18. ^ https://japan.zdnet.com/release/30362337/
  19. ^ 「第10回木曽川流域連携シンポジウム」
  20. ^ https://www.water.city.nagoya.jp/kisosansen/category/katudo/142879.html
  21. ^ https://www.chunichi.co.jp/article/165767
  22. ^ https://mainichi.jp/articles/20201106/pls/00m/020/542000c
  23. ^ http://www.aichi-river.jp/buraaichi/past/ama.html
  24. ^ http://nohgaku.fan.coocan.jp/schedule/sche36.cgi?dm=1&mode=comdsp&year=2022&mon=11&no=41506
  25. ^ https://www.horikawa-lions.com/cn10/2012-07-28-chunichisinbun.htm
  26. ^ https://www.museum.or.jp/event/87439
  27. ^ http://nohgaku.fan.coocan.jp/schedule/sche36.cgi?dm=1&mode=comdsp&year=2017&mon=2&no=25034
  28. ^ https://epad.terrada.co.jp/index.php/gikyoku/g00393/
  29. ^ https://kyogen.co.jp/outline/post_123/
  30. ^ https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/save/honmarugoten/record/
  31. ^ https://network2010.org/article/1365
  32. ^ https://www.city.ama.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/002/720/katsudosai2016.pdf
  33. ^ https://www.museum.or.jp/event/87439

外部リンク

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