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山本嘉子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
やまもと よしこ
山本 嘉子
プロフィール
本名 近藤 嘉子(こんどう よしこ)[1]
性別 女性
出身地 日本の旗 日本東京府(現:東京都[2]
生年月日 (1936-10-16) 1936年10月16日(88歳)
血液型 O型[3][4]
職業 声優
事務所 オフィス薫[2]
配偶者 近藤洋介
公式サイト 山本 嘉子 - オフィス薫
公称サイズ(時期不明)[5]
身長 / 体重 153 cm / 35 kg
活動
活動期間 1960年代 -
デビュー作 エバ・ラブレス(『女優志願』)[6]
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

山本 嘉子(やまもと よしこ、1936年昭和11年〉10月16日[4][7][8] - )は、日本声優東京都出身[2]オフィス薫所属[2]。夫は俳優近藤洋介

略歴

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日本大学芸術学部卒業[9][6]

大学在学中の1958年3月、TBS放送劇団に6期生として入団[3][6][10]。同期には貴家堂子白川澄子がいる[11]。それ以前は劇団山王に所属していた[3]

その後は青年工房[12]、中川プロ[7]、土の会[13]、赤坂プロダクション[14]江崎プロダクション[9][6]、サンエース企画[4]に所属していた。

人物

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音域アルト[5]

本人によると、「自然にアテる」ことができ、素直にやっているのがいいという役柄を担当することが多かった。また、悲劇的状況に追いやられる役を演じる機会も多いといい「(自身の声が)不安定な声、少し怯えたような声、色気のない声だから。感情の切り換えが速く、ちょっとたどたどしい喋り方、それが逆に成熟していない女性の声に合うのね」と語っている[6]

キャリア初期の1958年10月、芸術祭参加作品のテレビドラマ『マンモスタワー』のヒロイン、片桐奈美役に抜擢される[10]。演出の石川甫によると、奈美役は松竹歌劇団俳優座などの劇団女優を起用する予定だったが、テレビドラマ『おさげ社長』に出演していた山本が目に留まり、性格的な明るさやドライな感じが役に合うと感じて起用をすることを決めたと述べている[10][15]。同作品への出演にあたり、山本は千葉県船橋市の清風会で乗馬を学び、ダン矢田から洋舞を学んだ[15]

テレビアニメ『サザエさん』では、磯野ワカメ役を1969年の開始から1976年まで担当していた。降板理由に関しては健康上の理由だとされている[16]一方、後任となった野村道子は「(山本が)ちょっとフランスへ行っちゃったので、代わりの人を決めるオーディションがあった」と話している[17]

子どもがいることを明かしており、1975年には「(学校の)PTAに出かけると『ワカメちゃんやって!』と奥さんたちに頼まれるから恥ずかしくって⋯⋯」と語っている[18]

趣味は陶芸[5]。特技はフランス語[9]。また、点字に関する資格を取得している[5]

出演

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太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

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1965年
1966年
1968年
1969年
1970年
1971年
1972年
1973年
1974年
1975年
1977年
1978年
1980年
1981年
1983年
1991年

劇場アニメ

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  • みなしごハッチ 忘れな草に願いをこめて(1971年、アーヤ)
  • みなしごハッチ ママにだかれて(1972年、アーヤ)

吹き替え

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映画

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ドラマ

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アニメ

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テレビドラマ

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ラジオドラマ

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  • ウチのお父ちゃん(1958年) - 美容院の助手[27]

その他

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  • シート・レコード「しびれのスカタン」(スカタン)

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 掛尾良夫 編「女性篇」『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年3月30日、562頁。ISBN 4-87376-160-3 
  2. ^ a b c d 山本嘉子(やまもとよしこ)のプロフィール・画像・出演スケジュール|【スタスケ】(0000031397)”. ザテレビジョン. 2020年1月30日閲覧。
  3. ^ a b c 小川びい『こだわり声優事典'97』徳間書店〈ロマンアルバム〉、1997年3月10日、152頁。ISBN 4-19-720012-9 
  4. ^ a b c 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、168頁。 
  5. ^ a b c d 山本 嘉子”. オフィス薫. 2020年2月8日閲覧。
  6. ^ a b c d e 「人気声優インタビュー〈山本嘉子〉」『スクリーン 1980年7月号』、近代映画社、1980年7月、177-178頁。 
  7. ^ a b 『タレント名鑑NO1改訂版』芸能春秋社、1963年、155頁。 
  8. ^ 山本嘉子(やまもとよしこ)の解説”. goo人名事典. 2020年1月30日閲覧。
  9. ^ a b c 『日本タレント名鑑(1980年版)』VIPタイムズ社、1979年、384頁。 
  10. ^ a b c d e f 「芸能テレビニュース」『芸能画報』1月号、サン出版社、1959年1月。 
  11. ^ 「★劇団仮契約者指名」ラジオ東京 社報 第68号
  12. ^ 『出演者名簿(1961年版)』著作権資料協会、1961年、390頁。 
  13. ^ 『出演者名簿(1966年版)』著作権資料協会、1965年、389頁。 
  14. ^ 『出演者名簿(1968年版)』著作権資料協会、1967年、405頁。 
  15. ^ a b c 「週間トピック マスコミ・ガールの新人」『週刊娯楽よみうり』1958年11月21日、読売新聞社、1955年11月21日、12頁。 
  16. ^ 29年間…2代目「ワカメちゃん」野村道子さん勇退」『サンケイスポーツ』産業経済新聞社、2005年3月12日。オリジナルの2005年3月13日時点におけるアーカイブ。2024年1月17日閲覧。
  17. ^ "Dream Theater vol.061". ゲスト 声優:野村道子さん. 26 May 2012. エフエム東京
  18. ^ “われらサザエ・ファミリー”. 読売新聞. (1975年7月27日) 
  19. ^ ジャングル大帝”. 手塚治虫公式サイト. 2016年6月8日閲覧。
  20. ^ ハリスの旋風”. メディア芸術データベース. 2016年10月25日閲覧。
  21. ^ 「ワカメちゃん」の声優が4月3日放送分から津村まことに変更、1976年から担当した2代目:野村道子から、29年ぶりのバトンタッチとなる!!」『こちらフジテレビ』(フジテレビ)2005年3月31日。オリジナルの2005年12月11日時点におけるアーカイブ。2024年5月11日閲覧。
  22. ^ 新オバケのQ太郎”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年5月5日閲覧。
  23. ^ ジャングル黒べえ”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年5月5日閲覧。
  24. ^ ミラクル少女リミットちゃん”. 東映アニメーション. 2016年6月14日閲覧。
  25. ^ ワンサくん”. 手塚治虫 公式サイト. 2023年4月13日閲覧。
  26. ^ 家なき子”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年5月5日閲覧。
  27. ^ 「芸能テレビニュース」『芸能画報』1月号、サン出版社、1959年1月。 

外部リンク

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