岩城汽船
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒794-2410 愛媛県越智郡上島町岩城623番地 |
設立 |
1972年(昭和47年)4月 (創業は1947年4月) |
業種 | 海運業 |
法人番号 | 7500001012994 |
事業内容 |
フェリー・高速船運航 チャーター船の運航等 |
資本金 | 1,000万円 |
外部リンク | https://www.iwagi-kisen.jp |
岩城汽船(いわぎきせん)は、愛媛県越智郡上島町に本社を置く海運会社。主に不定期航路(貸切船)事業、旅行手配サービス業を行っている。2022年(令和4年)3月19日までは定期航路を運航していた。
沿革
[編集]- 1947年(昭和22年)4月 - 岩城島 - 土生港間で定期航路を開設。
- 1972年(昭和47年)4月 - 岩城汽船株式会社を設立。
- 1973年(昭和48年)8月 - 尾道駅前桟橋 - 因島間で特定旅客定期航路開設。
- 1975年(昭和50年)9月 - 生口島 - 佐木島間で特定旅客定期航路開設。
- 1984年(昭和59年)6月 - 尾道 - 因島間で定期航路廃止。
- 1987年(昭和62年)3月 - 生口島 - 佐木島間で定期航路廃止。
- 2022年(令和4年)3月20日 - 岩城橋開通に伴い、岩城 - 長江 - 土生の定期航路廃止、定期航路事業から撤退。
航路
[編集]- 1973年運航開始、1984年廃止。特定旅客航路。
- 新造船が縮小(のちに廃止)された日立造船向島工場の工員を日立造船因島工場に輸送する航路。
- 1983年に因島大橋開通が開通し翌年に廃止に、役割は尾道市営バスの小浦渡経由因島線に受け継がれる。
- 小浦渡は日立造船向島工場正門前のバス停であり、安郷(日立造船因島工場正門前)発着便として2014年(平成26年)8月末まで運行された。
船舶
[編集]就航中の船舶
[編集]- 1996年(平成8年)6月竣工、田熊造船建造。
- 179総トン、全長31.65m、型幅8.70m、型深さ2.79m、ディーゼル1基、機関出力640ps、航海速力10.0ノット、旅客定員250名、10tトラック4台。
- 1983年(昭和58年)進水、同年6月10日就航[6]、木曽造船建造。
- 18総トン、全長15.34m、全幅3.98m、ディーゼル2基、機関出力880ps、航海速力22.0ノット、旅客定員90名。
- 定期航路に最後まで就航した快速船。
- しんこう3(旅客船)[7]
- 1987年進水。
- 19総トン、全長15.00m、全幅4.48m、ディーゼル2基、機関出力760ps、航海速力20.0ノット、旅客定員90名。
- しんこう5(旅客船)[8]
- 1987年進水。
- 18総トン、全長15.40m、全幅4.20m、ディーゼル2基、機関出力720ps、航海速力20.0ノット、旅客定員80名。
過去の船舶
[編集]- 親交丸(旅客船)[9]
- 第七親交丸(フェリー)[3]
- 第五親交丸(フェリー)[10]
- 1972年8月竣工、田熊造船建造、引退後千鳥観光汽船に売船、「第二十一千鳥丸」に改造。
- 171.17総トン[11]、全長31.00m、型幅7.00m、型深さ2.69m、ディーゼル1基、機関出力480ps、航海速力10.5ノット、旅客定員350名、4tトラック2台、乗用車2台。
- 第八親交丸(フェリー)[10]
- 1968年7月竣工、1977年12月28日就航[6](買船)、備南船舶工業建造、元因島汽船所有の「第七はぶ丸」。
- 153.01総トン、全長33.00m、型幅7.00m、型深さ2.70m、ディーゼル1基、機関出力450ps、航海速力10ノット、旅客定員219名、乗用車15台。
- しんこう2(旅客船)
参考文献
[編集]関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “会社概要”. 岩城汽船. 2023年1月17日閲覧。
- ^ “定期航路廃止のお知らせ”. 岩城汽船. 2023年1月17日閲覧。
- ^ a b c 『旅客定期・不定期自動車航送貨物定期航路事業現況表』昭和51年4月1日現在,運輸省海運局定期船課,[1976]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12061801 (参照 2024-02-22)
- ^ 日本船舶明細書 1997 (日本海運集会所 1996)
- ^ “しんこう”. 岩城汽船. 2023年1月17日閲覧。
- ^ a b 全国フェリー・旅客船ガイド 1987年上期号 (日刊海事通信社 1986)
- ^ “貸切高速船 しんこう3”. 岩城汽船. 2023年1月17日閲覧。
- ^ “貸切高速船 しんこう5”. 岩城汽船. 2023年1月17日閲覧。
- ^ 『旅客定期・不定期自動車航送貨物定期航路事業現況表』昭和43年8月1日現在,運輸省海運局定期船課,[1968]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2523860 (参照 2024-02-22)
- ^ a b 日本船舶明細書 1985 (日本海運集会所 1984)
- ^ 船の科学 1989年11月号 P.71 (国内フェリー乗船記 小林義秀)