岩淵悦太郎
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人物情報 | |
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生誕 |
1905年12月14日 日本 福島県西白河郡白河町 (現・白河市) |
死没 |
1978年5月19日(72歳没) 日本 後腹膜肉腫 |
出身校 | 東京帝国大学 |
子供 | 岩淵匡(国語学者) |
学問 | |
研究分野 | 音韻史 |
研究機関 |
東京帝国大学 旧制大阪高等学校 旧制第一高等学校 東京女子高等師範学校 文部省教科書局 国立国語研究所 |
博士課程指導教員 | 橋本進吉(東京帝国大学助手時代) |
称号 | 国立国語研究所名誉所員 |
主な業績 |
大型電子計算機(コンピュータ)の日本語研究への導入 (国立国語研究所所長として) |
主要な作品 |
『中等文法』 『新しい国語』(以上、教科書編纂) 『岩波国語辞典』 『国語史論集』 『語源のたのしみ』 |
影響を受けた人物 | 東條操(旧制静岡高等学校) |
学会 | 国語学会 |
主な受賞歴 | 従三位(没後追叙) |
岩淵 悦太郎(いわぶち えつたろう、1905年12月14日 - 1978年5月19日)は、日本の国語学者。専門は音韻史[1]。
人物
[編集]福島県白河市出身[2]。京北中学校、旧制静岡高等学校、東京帝国大学文学部を卒業。第一高等学校教授を経て、国立国語研究所の所長を務めた。「岩波国語辞典」(共編)などで知られる。国語学者の岩淵匡は実子。
著書
[編集]出典:「岩淵悦太郎略年譜ならびに著述目録」
単著
[編集]- 国語概説 師範学校教科書 1948
- 新しい口語文法 新日本辞書出版社 1948
- 新漢字辞典 大日本図書 1958.9
- 大日本図書国語辞典 1963
- 国語の力を増しましょう 日本リーダーズダイジェスト社 1963
- 現代の言葉 正しい言葉づかいと文章 講談社ミリオン・ブックス 1965
- 「現代日本語 - ことばの正しさとは何か」1970年 筑摩書房
- 「国語の心」1973年 毎日新聞社
- 語源散策 毎日新聞社 1974 のち河出文庫
- 語源のたのしみ 1-5 毎日新聞社 1975-77 のち河出文庫
- 国語史論集 筑摩書房 1977.10
- 「日本語を考える」講談社学術文庫、1977年
- 「日本語対談」1978年 筑摩書房
- 「言葉を考える - 日本語を動かすものは何か」1990年 創拓社
共編著
[編集]- これからの国語 当用漢字現代かなづかいの研究 釘本久春,宮本敏行共著 誠文堂新光社 1947
- 新輯國文學 關宦市,鶴見誠,丸野彌高共編 雪溪書房 1948.12
- 圖表國文法 昭和23年版 武藏野書院 1948.5
- ことばの現代風景 筑摩書房 1955
- 雨月物語の解釈と文法 宮本三郎共著 明治書院 1957 3
- 広報のはなしことば 宮地裕共著 警察図書出版 1959
- 悪文 日本評論新社 1960
- 話し聞く 日本評論新社 1961
- 岩波国語辞典 西尾実共編 岩波書店 1963
- 名づけ 柴田武共著 筑摩書房 1964
- 幼児言語教育法 村石昭三共編 東京書籍 1971
- 新・日本語講座 4 日本語の歴史 飛田良文共編 汐文社 1975
- 新・日本語講座 1 現代日本語の単語と文字 西尾寅弥共編 汐文社 1975
- 幼児の用語 用例集 村石昭三共編 日本放送出版協会 1976
- 表記・文法指導事典 藤原宏共編 第一法規出版 1977.11
脚注
[編集]- ^ “白河から始まる日本語研究 日本語研究者・岩淵悦太郎の業績を紹介 白河市と共催で企画展と講演会”. TOPICS. 専修大学 (2023年3月16日). 2023年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月2日閲覧。
- ^ 斎藤達哉「国語学者・岩淵悦太郎と「平家」」『専修国文』第100号、専修大学日本語日本文学文化学会、2017年1月、15-39頁、doi:10.34360/00001031。
参考文献
[編集]- 岩淵匡「岩淵悦太郎略年譜ならびに著述目録」『国語学』第115号、日本語学会、1978年12月、58-67頁。
- 岩淵悦太郎を知っていますか?(専修大学 日本語学科 斎藤研究室 作成パンフレット 2018年11月発行)
外部リンク
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