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島唄 (オリジナル・ヴァージョン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「島唄 (オリジナル・ヴァージョン)」
THE BOOMシングル
初出アルバム『THE BOOM
B面 100万つぶの涙
リリース
規格 8cmCD
ジャンル ロック
レーベル Sony Records
作詞・作曲 宮沢和史
プロデュース THE BOOM
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間4位(オリコン
  • 1993年度年間28位(オリコン)
  • THE BOOM シングル 年表
    月さえも眠る夜
    1993年
    島唄 (オリジナル・ヴァージョン)
    1993年
    真夏の奇蹟
    1993年
    テンプレートを表示

    島唄 (オリジナル・ヴァージョン)」(しまうた オリジナル・ヴァージョン)は、日本音楽グループであるTHE BOOM1993年6月21日に発表した11枚目のシングル

    背景

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    THE BOOMの代表曲であり、同バンドの名が一躍全国に知られることとなった作品。単なるラブソングとして解釈されることも多いが、実際には宮沢和史が「ひめゆり平和記念資料館」を訪れた際に受けた衝撃を元に作られた、沖縄戦とその犠牲者への思いを歌った鎮魂歌である[2]

    この曲は、1992年のアルバム『思春期』からのシングルカットということになっているが、実際にはシングルに収録されているのは、1992年に発売のベスト・アルバムTHE BOOM』に収録されているリミックスが施されたヴァージョンである。

    1992年に発表した「島唄 (ウチナーグチ・ヴァージョン)」の沖縄でのヒットを受け、標準語で歌われた「オリジナル・ヴァージョン」の全国発売の要望も高まったことから発売された。しかしTHE BOOMとしては当初、本作のリリースを考えていなかったという。

    この曲は中学校の英語教科書Sunshineに経緯が紹介された。

    紅白歌合戦での披露

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    1993年に行われた『第44回NHK紅白歌合戦』に出場し[3]、ウチナーグチ・ヴァージョンを披露した。

    記録

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    当時の沖縄ブームと、前年の「ウチナーグチ」の沖縄でのヒットも話題となり、この曲も幅広い層に高く評価され、全国で150万枚を売り上げる大ヒットとなった。

    同年の『第35回日本レコード大賞』において「ベストソング賞」を受賞した[1]

    プロモーション

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    この曲のヒットでTHE BOOMは多くの音楽番組に出演したが、そのたびにTHE BOOMのメンバーが「沖縄出身ではない」ことが話題にされた。

    ミュージック・ビデオ

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    ミュージック・ビデオ竹富島で撮影したもの。監督は真喜屋力。

    アートワーク

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    ジャケットは、PVに出てくる映像の一部が使われている。

    別バージョン

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    元々「島唄」という歌は、1992年1月発売のアルバム『思春期』の収録曲の1曲であり、本当の意味での“オリジナル”という点では、この『思春期』収録のヴァージョンのこととなる。『思春期』発売から8か月後の同年9月、ベスト・アルバムTHE BOOM』が発売された際、リミックスされた音源で「島唄」が収録された。

    その3か月後の同年12月に、沖縄で放送された瑞穂酒造の泡盛「クロッシー」のCMに起用されたことで[4]県内でヒットし、沖縄言葉で収録されたものがシングル「島唄 (ウチナーグチ・ヴァージョン)」として発売。

    1993年6月に発売されたシングル「島唄 (オリジナル・ヴァージョン)」は、音源としては2番目、アルバム「THE BOOM」収録のリミックス・ヴァージョンであるが、先にシングルとして発売された沖縄言葉(ウチナーグチ・ヴァージョン)と区別するため「オリジナル・ヴァージョン」と表記された。

    上述のように、最初のものという意味での「オリジナル」とは意味合いが異なっている。

    収録曲

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    8cmCD
    全作詞・作曲: 宮沢和史、全編曲: THE BOOM
    #タイトル作詞作曲・編曲時間
    1.島唄(オリジナル・ヴァージョン)宮沢和史宮沢和史
    2.100万つぶの涙宮沢和史宮沢和史
    3.島唄(オリジナル・カラオケ)宮沢和史宮沢和史
    合計時間:

    関連項目

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    脚注

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    注釈

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    出典

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    1. ^ a b 第35回 日本レコード大賞”. 日本作曲家協会. 2022年1月7日閲覧。
    2. ^ 元THE BOOMのボーカリスト、宮沢和史さんが『島唄』の歌詞に秘めた「本当の思い」とは…?”. ニッポン放送 NEWS ONLINE. ニッポン放送 (2021年9月11日). 2022年1月7日閲覧。
    3. ^ 第44回NHK紅白歌合戦”. NHK紅白歌合戦ヒストリー. NHK. 2022年1月7日閲覧。
    4. ^ 島唄|THE BOOM”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2022年1月7日閲覧。

    外部リンク

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