崎山敏也
崎山 敏也(さきやま としや、1964年7月19日 - )は、TBSラジオ編成局制作センターに所属する放送記者。
経歴
[編集]鹿児島県伊佐市出身。ラ・サール高校[1] を卒業後、東京大学に入学。教養学部科学史・科学哲学科を卒業。卒業論文は東北電力巻原発の立地問題[2]。
卒業後、毎日新聞社に入社、神戸支局に配属される。その後退職し、TBS[3] に入社。
バラエティ制作の部署に配属され、『MOGITATE!バナナ大使』、『テレビ探偵団』などでADをつとめる[4]。当時より後述のアイドル及びアニメを始めとするファンであり、それが生きた仕事でもあったが、チームでする仕事が向いてないことが分かり約2年で異動届を出しTBSラジオに異動。ラジオの放送記者として取材活動を続けながら、TBSと同じJNN・JRN加盟局の毎日放送(MBS)が制作するラジオ番組にも随時出演している。
担当は、科学(原子力発電を中心に)、裁判(刑事、行政訴訟)、沖縄問題、ハンセン病、路上生活者、水俣病事件、セクシャルマイノリティ、難民などの人権問題などにも及ぶ。
2024年7月、NHK放送文化研究所の取材を受け(東山浩太研究員)、記事が公開されている。
調査報告 ジャーナリストたちの現場から
ジャーナリスト×アーカイブの検証力(前編)~音で想い起こす記憶の形~
https://www.nhk.or.jp/bunken/research/domestic/20240703_1.html
ジャーナリスト×アーカイブの検証力(後編)~音で想い起こす記憶の形~
https://www.nhk.or.jp/bunken/research/domestic/20240703_2.html
人物
[編集]- 80年代アイドルから、現在の東南アジアのアイドルまで、アイドルには造詣が深い[5]。新聞記者時代は24時間事件を追っており、まったく芸能をチェックできなかったゆえの反動もあるという。2011年頃よりローカルアイドルに嵌り、ライブにも足を運ぶようになる[4]。
- レコード・コレクターズ2014年11月号の特集「日本の女性アイドル・ソング・ベスト100 1980-1989」の投票者25人のうちのひとりとして、個人のベスト30曲とコメントが掲載される[6][7]。
- 2016年4月13日放送の、荒川強啓 デイ・キャッチ!で、BABYMETALがアメリカ・ビルボードのアルバム総合チャートで39位に入ったニュースの解説者として登場した。突然、「SAKIYAMAMETAL DEATH」と名乗り、「アイドルは何者とも融合できる」「自分はYUIMETAL推し」「イギリスのライブでYUIMETALが寝ちゃうところで、イギリス人たちが大興奮」など、興奮しながら、さくら学院重音部からの経緯などを踏まえて語ったが、スタジオの荒川強啓、片桐千晶、近藤勝重の3人は完全に引いていた。なお、この時、﨑山はBABYMETALのほかに、キャラメル☆リボン、Negicco、KOBerrieS♪といったアイドルグループについても言及した[8]。
- BABYMETALについての解説は、吉田豪からも評価されている[9]。
- NegiccoのKaedeファンであることは、ラジオでもたびたび言及しているが、現在、一番推しているのは、みのりかな(法雨香奈)=元KOBerrieS♪の山下香奈であると、ツイッターで表明している[10]。
出演番組
[編集]TBSラジオ
[編集]担当番組
[編集]- 荻上チキ・Session
- 『荻上チキ・Session-22』の番組タイトルで平日の22時台、23時台に編成した時期は「崎山敏也の原発ニュース」という解説コーナーを不定期で放送。
- ネットワークトゥデイ
- 爆笑問題の日曜サンデー
- 安住紳一郎の日曜天国
- まとめて!土曜日(人権TODAYのコーナーを担当)
- JRN選挙開票特別番組
降板・放送終了番組
[編集]- 荒川強啓 デイ・キャッチ!
- 土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界
- 2002年から2010年にかけて、「ニュース惠理好み」のコーナーに出演。
- ストリーム
- 小島慶子 キラ☆キラ
- BATTLE TALK RADIO アクセス
- ニュース探究ラジオ Dig
- 土曜朝イチエンタ。堀尾正明+PLUS!(「人権TODAY」のコーナーを担当)。
- 麻木久仁子の週刊「ほんなび」[11]
- 全国こども電話相談室・リアル!
- アシタノカレッジ
- 自身の苗字(崎山)にちなんだ愛称(サッキー)を関係者から付けられていることを背景に、放送期間の終盤(関東ローカル放送へ移行した2023年4 - 9月)には、「サッキーの現場報告」という冠コーナーを毎週月曜日に担当していた。
MBSラジオ
[編集]出演番組
[編集]連載
[編集]科学雑誌「子供の科学」(誠文堂新光社)に2018年4月号から、コラム「サキヤマ記者のニュースかましたいの!」を連載中。
現代ビジネスプロフィール https://gendai.media/list/author/toshiyasakiyama
講演
[編集]- 国立ハンセン病資料館2020年11月28日講演「ハンセン病を伝える~メディアの責任・ラジオの可能性」
- 2022年2月1日(火) 世界の医療団2021年度活動報告会
スペシャルトーク-メディアから見たコロナ禍の現状や報道の在り方について- [13]
- 2022年5月3日(火)本屋B&B しまおまほ×TBSラジオ崎山記者×藍くん「ラジオ特番番外編」
『おしえてコドモNOW!』(小学館)”半年遅れの”刊行記念イベント [14]
- 2022年7月26日 リスト・ハンガリー文化センター東京
「歴史・科学 裏側を知ると楽しいハンガリー鉄道」 [15]
- 2023年7月16日(日)Antenna Books&Cafe ココシバ
ココシバ5周年記念トークショー 安田菜津紀「故郷とは何か」:司会 [16]
関連人物
[編集]- みのりかな 一推しを公言している
- Negicco Kaede推し
脚注・出典
[編集]- ^ 17歳の時、地元鹿児島の南日本新聞の投書欄「若い目」に市電の活用を訴える投書が採用される。2014年07月23日放送の荻上チキ・Session-22では、路面電車が特集され、その記事が紹介される。
- ^ 荻上チキ・Session-22のミッドナイト・セッションに出演した際には、「大学時代は、『原発・アイドル・路面電車』に明け暮れていた」と話していた(2013年12月11日放送「ミッドナイト・セッション」より)
- ^ 会社法人としては現在の東京放送ホールディングス(TBSHD)。放送局としては現在のTBSテレビ・TBSラジオ。
- ^ a b “止まらない!ゲスト:崎山敏也 ノンストップで喋りまくり!アイドル&鉄道そして若かりし記者時代のお話など濃厚で面白すぎる2時間!!”. SHOWROOM (2023年8月29日). 2023年8月29日閲覧。
- ^ 2014年7月23日放送の荻上チキ・Session-22に出演した時は島田奈美の「パステル・ブルーのためいき」をBGMに登場した。
- ^ レコード・コレクターズ2014年9月号の特集「日本の女性アイドル・ソング・ベスト100 1970-1979」には登場していない。
- ^ TBS RADIO & COMMUNICATIONS,Inc. (2014年10月23日). “2014年10月23日(木)崎山敏也「80年代アイドルソング特集!」Session袋とじ - 荻上チキ・Session-22”. 2014年10月24日閲覧。
- ^ 日刊アメーバニュース 4月14日12時00分 http://news.ameba.jp/20160414-476/
- ^ https://twitter.com/worldjapan/status/720397712592535552
- ^ “影会もとてもアットホームな雰囲気なので、関西方面の方にお勧めです。役者としての活動や、歌手活動にも挑戦するということなので、ぜひフォローしてみてください。 #香奈”. さっきー(🐼🍙&🐱🌸) @sakiyamatoshiya (2016年9月27日). 2023年8月30日閲覧。
- ^ 2014年2月24日放送分に出演した時は麻木から「サッキー」と呼ばれていた。
- ^ https://www.hansen-dis.jp/hansen-dis/wp/wp-content/uploads/pdf/03evt/exhibition/lecture20201128.pdf
- ^ https://www.mdm.or.jp/news/23339/
- ^ https://bookandbeer.com/event/bb220503a_radio/
- ^ https://www.facebook.com/HungarianCultureTokyo/photos/a.131662335329072/560849895743645/?type=3
- ^ https://cocoshiba.com/?p=1341
外部リンク
[編集]- 日々是「みのりかな」〜TBSラジオ・崎山記者の推しの記録と振り返り - Ameba Blog
- 崎山敏也 (TBSRadioSakiyama) - Facebook (TBSラジオの報道記者として使用)
- 崎山敏也 (@sakiyamatoshiya) - X(旧Twitter) (主に趣味関連の交流に使用)