川原英一
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川原 英一(かわはら えいいち、1950年6月 - [1])は、日本の外交官。元マイアミ総領事、駐グアテマラ特命全権大使、大阪府出身、和歌山大学経済学部卒業。 長男、川原祐介(弁護士)[1]
経歴
[編集]- 1950年6月 大阪府に生まれる
- 1974年3月 和歌山大学経済学部卒業
- 1973年 大学在学中に外務省入省。在英研修、プレトリア総(南ア)、経済局、国連局、在マレーシア大使館、在香港総領事館、経済協力局、在タイ大使館、中南米局地域調整官、公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)事務局長代行、領事サービス室長など歴任
- 2010年12月 駐マイアミ総領事
- 2013年9月 駐グアテマラ特命全権大使
- 2016年12月 グアテマラ共和国よりケツァル勲章大十字型章(Gran Cruz de Orden de Quetzal) 叙勲
- 2016年12月 依願退官
- 2018年2月~現在 和歌山大学客員教授
- 2018年4月~現在 外務省参与・大使
- 2019年10月 即位の礼 接伴大使
- 2024年11月 瑞宝中綬章受章[2]
主な活動:-日本がメキシコと初めての本格的な経済連携協定(EPA)交渉に交渉官として従事。NAFTA型の協定を求めるメキシコ側との協議は難航するも交渉開始から2年で基本合意し、その後、内閣法制局の条約審査を経て3千頁の協定文書が国会批准され、2005年4月、日本メキシコEPAは発効した。同EPAは、その後の日本と各国との連携協定交渉のモデルとなった。 ー2015年、日本とグアテマラの外交関係樹立80周年関連行事を実施。同年2月には同記念式典が国立劇場で開催され、同5月には日本中米ビジネスフォーラムがグアテマラ市で開催され、日本側からは経団連副会長ら100名の日本企業関係者が参加。 同年6月、外交80周年を祝う日本練習艦隊のグアテマラ寄港もあり、グアテマラ海軍・地元市民・日本人学校児童・生徒、親日的有識者・閣僚を招待した交流行事が実施された。特にグアテマラ国立劇場での音楽隊コンサートや太鼓公演は大好評となった。 同年5月から10月にかけ、島根県の岩見神楽(親和会)の伝統文化公演、マリンバ・コンサート、日本伝統工芸品の展示会、地元大学でのジャパン・ウィークなどを実施。特にグアテマラ国立劇場での2日間にわたる神楽公演は連日満員の大盛況となった。 ー2015年11月、日本・グアテマラ外交関係80周年終了式典がグアテマラ大統領代行(副大統領)の主宰により国家文化宮殿で行われ、グアテマラ政府関係者、各国大使、日本人学校教職員・児童生徒、プレス関係者が出席。式典後の大統領代行との共同記者会見の様子は地元テレビなどが大きく報じた。
外部リンク
[編集]- 南米パラグアイと日本__川原英一_2024年10月
- 「メキシコとの出会い」 Encounters with Mexico from a Personal Perspective
- 米国のインド太平洋戦略 2024年7月
- 「太平洋島嶼国の人々との出会い<太平洋・島サミット>」 2024年7月
- 「バイデン大統領の2024年一般教書の見どころ」
- 「還暦を迎えた日本とジャマイカとの外交関係」 2024年2月
- 「ASEAN3首相との出会い 印象記」 2023年12月
- G20サミットからみえる今後の世界(英米メディアの視点)[2] 2023年9月
- 中国に関する24か国での世論調査結果から感じたこと 2023年8月
- ナショナル・デー祝賀レセプション 今昔 2023年7月
- ベトナム 私の今昔物語 2023年5月
- Vietnam My Tales of the Past and Present 2023年5月
- ウクライナ侵攻から1年(英米メディアの視点) [3]
- ウクライナ大統領訪 米とその意義(英米メディアの視点)
- ① 米中間選挙と主要メディアの視点
- カナダと日本_注目されるインド太平洋地域_2022.10.30
- 安倍元総理の外交遺産(海外の評価)[4] 2022.7.17.
- 活発化するインド太平洋地域でのバイデン経済外交
- 最近のASEAN意識調査結果から感じたこと – 一般社団法人 霞関会 (kasumigasekikai.or.jp) [5]
- 『2022年世界の重大リスク TV報道から感じたこと』
- 「中国とアメリカに関する最近の世論調査結果と私の視点」 2021.8.;
- My perspective on the results of the “Global Attitudes” Survey on China and the United States
- ツイッターを駆使した大統領
- 中米グアテマラと日本 [6]
- 中米グアテマラと日本(その2)[7]
- 米・英主要メディアから見た米大統領選挙 - 2020年11月8日
- ◎El Periodico紙記事・Youtube 2016.12.8(グアテマラ共和国・ケツァル勲章大十字型章授与)
- 「最近の米大統領選をめぐる動き(3) 2020.10.30
- 『最近の米大統領選を巡る動き(2) 大統領候補によるTV討論』2020.10.5;
- 最近の米大統領選を巡る動き 2020.09.02. ;
- 「トランプ米大統領一般教書演説の見方」 2020年2月;
- トランプ大統領に熱く語ったマクロン大統領の米国訪問 - 2018年5月10日
- 「即位の礼に出席のグアテマラ大統領との再会」 2019.10.28.
- ※グアテマラ主要紙報道例:
- 「トランプ大統領の2019年一般教書演説と米国内外からの見方」 2019.3.8.
- 2018年G20サミットと英米主要メディアの視点 (霞関会時事コラム2018.12.20.)
- 川原大使からのグアテマラ活動報告(2013年12月~2016年11月末迄)
- 日本の対グアテマラ支援に関する主要紙インタビュー記事
- 日本とグアテマラ関係に関する主要紙インタビュー記事
- 川原大使からのグアテマラ活動報告 - 2013年12月~2016年11月
- TV Noti7 Nocturno (30-11-2016グアテマラでの日本ナショナルデー祝賀レセプション)
- 大使当時のスピーチ集(2013年11月~2016年11月末迄)(和文);
- @同上西語版:Discurso del Embajador del Japon, Eiichi Kawahara
脚注
[編集]- ^ “日本経済新聞 電子版”. 日本経済新聞社. NIKKEI NET. (2013年9月11日) 2014年2月1日閲覧。
- ^ 『官報』号外259号、令和6年11月5日
同期
[編集]- 河野雅治(11年駐伊大使・09年駐露大使・07年外務審議官・05年総合外交政策局長)
- 塩尻孝二郎(11年EU大使・08年駐インドネシア大使・05年外務省大臣官房長)
- 天野万利(07年OECD事務次長)
- 塩崎修(08年駐ホンジュラス大使)
- 坂場三男(08年ベトナム大使・06年外務報道官・中南米局長)
- 加来至誠(駐エルサルバドル大使)
- 杉本信行(01年上海総領事)
- 鈴木一泉(10年駐コロンビア大使)
- 中村滋(06年駐サウジアラビア大使・04国際情報統括官)
- 岩谷滋雄(10年駐オーストリア大使)
- 鹿取克章(06年駐イスラエル大使・05年外務報道官・04領事局長)
- 黒田義久(10年駐ウズベキスタン大使)
- 塩口哲朗(11年ベネズエラ大使・08年駐ヨルダン大使・06年国際協力銀行理事・04年駐コートジボワール大使)
- 水野達夫(07年駐ネパール大使)
- 堀江正彦(07年マレーシア大使・04年カタール大使)
- 伊藤哲雄(09年ハンガリー大使・05年カザフスタン大使)
- 神谷武(11年駐パラグアイ大使・08年駐アルジェリア大使)
- 岡田眞樹(11年タンザニア大使・09年農畜産業振興機構理事)
- 小林正雄(11年ガボン大使・10年官房調査官)
- 吉田潤(13年駐モーリタニア大使)