川名潤
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川名 潤(かわな じゅん、1976年 - )は日本の装幀家、ブックデザイナー、エディトリアルデザイナー。主に文芸書、人文書、コミックスなど、幅広いジャンルの書籍のデザインを手掛ける。
経歴
[編集]1976年千葉県生まれ。インフォバーン、プリグラフィックスを経て2017年に川名潤装丁事務所を設立[1]。
2021年、『現代日本のブックデザイン史1996-2020』(誠文堂新光社)を長田年伸、水戸部功と共に編著[2]。
主な仕事
[編集]書籍
[編集]文芸書
[編集]- 『「非国民」手帖』(歪/鵠、情報センター出版局、2004年)
- 『ワールズ・エンド・ガーデン』(いとうせいこう、河出書房新社、2013年)
- 『旅する練習』(乗代雄介、講談社、2021年)
- 『テスカトリポカ』(佐藤究、講談社、2021年)
- 『貝に続く場所にて』(石沢麻依、講談社、2021年)
- 『地図と拳』(小川哲、集英社、2022年)
人文書
[編集]- 『邂逅: クンデラ文学・芸術論集』(ミラン・クンデラ、河出書房新社、2020年)
- 『新写真論』(大山顕、ゲンロン、2020年)
- 『新プロパガンダ論』(辻田真佐憲/西田亮介、ゲンロン、2021年)
- 『愛と差別と友情とLGBTQ+: 言葉で闘うアメリカの記録と内在する私たちの正体』(北丸雄二、人々舎、2021年)
- 『近代を彫刻/超克する』(小田原のどか、講談社、2021年)
コミックス
[編集]- 『センネン画報』(今日マチ子、太田出版、2008年)
- 『岡崎に捧ぐ』(山本さほ、小学館、2015年)
- 『漫画 君たちはどう生きるか』(吉野源三郎/羽賀翔一、マガジンハウス、2017年)
- 『前略、前進の君』(鳥飼茜、小学館、2018年)
- 『ブランチライン』(池辺葵、祥伝社、2020年)
雑誌
[編集]編著
[編集]- 『現代日本のブックデザイン史 1996-2020』(「アイデア」387、誠文堂新光社、2019年)
- 『現代日本のブックデザイン史1996-2020』(長田年伸/川名潤/水戸部功/アイデア編集部、誠文堂新光社、2021年)
連載
[編集]- 『極私的雑誌デザイン考』(「群像」、講談社、2020年〜)
その他
[編集]- 「マームとジプシー」宣伝広報物
- 「男性ブランコ」 宣伝広報物
ほか
参考文献
[編集]- 『そして本の仕事は続く……デザイナー8人のコンテクスト』(「アイデア」358、誠文堂新光社、2013年)
- 『グラフィズム断章:もうひとつのデザイン史』(「アイデア」382、誠文堂新光社、2018年)
- 『現代日本のブックデザイン史 1996-2020』(「アイデア」387、誠文堂新光社、2019年)
- 『現代日本のブックデザイン史1996-2020』(長田年伸/川名潤/水戸部功/アイデア編集部、誠文堂新光社、2021年)
- 『フォントの話をしよう』(パイ・インターナショナル、2021年)
脚注
[編集]- ^ “装丁家・川名潤さん「原稿で、今日の行動が変わる」 文芸誌「群像」の大胆リニューアルから漫画・小説まで|好書好日”. 好書好日. 2022年2月21日閲覧。
- ^ 誠文堂新光社 (2021年8月18日). “現代日本のブックデザイン史 1996 – 2020 デザインスタイルから読み解く出版クロニクル”. Idea. 2022年2月21日閲覧。
外部リンク
[編集]- Twitter - @kawana_jun (https://twitter.com/kawana_jun?s=20&t=Izsgq0GVSXDfelPcVD17jg)
- Instagram - kawanajun_bdo (https://www.instagram.com/kawanajun_bdo/)
- Webサイト - 川名潤装丁事務所(http://kawanajun.com/)