川部橋駅
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川部橋駅 | |
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川部橋駅跡地(2015年12月撮影) | |
かわべばし KAWABE-BASHI | |
所在地 | 岐阜県岐阜市 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 揖斐線 |
キロ程 | 3.9[3] km(忠節起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1914年(大正3年)3月29日 |
廃止年月日 | 1969年(昭和44年)4月5日 |
川部橋駅(かわべばしえき)は、岐阜県岐阜市川部(旧本巣郡七郷村)にあった名古屋鉄道揖斐線の駅である。
駅名は、根尾川(通称:古根尾川)にかかる橋の名前に由来する[4]。
歴史
[編集]1914年(大正3年)に揖斐線の前身である岐北軽便鉄道の開業当時から存在した駅である。1946年(昭和21年)3月以前に休止し、1969年(昭和44年)に廃止された。
- 1914年(大正3年)3月29日 - 岐北軽便鉄道の忠節駅 - 北方町駅(のちの美濃北方駅)間の開通と同時に開業[5][6]。
- 1921年(大正10年)11月10日 - 岐北軽便鉄道が美濃電気軌道と合併して北方線と改称、同社の駅となる[6]。
- 1946年(昭和21年)3月1日以前 - 休止[7][6][8]。
- 1969年(昭和44年)4月5日 - 廃止[7][6]。
なお、一度休止した後に復帰したとする書籍もあるが[9]、名古屋鉄道の社史を含む他の書籍にはそうした記載はない。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ 『日本鉄道旅行地図帳』7 東海、53頁では駅間距離を0.7kmとするが、1914年4月9日付『官報』第506號「輕便鐵道運輸開始」では川部橋尻毛間を0.3哩(≒0.48km)と記載している。
- ^ 『日本鉄道旅行地図帳』7 東海、53頁では駅間距離を0.4kmとするが、1914年4月9日付『官報』第506號「輕便鐵道運輸開始」では又丸川部橋間を0.3哩(≒0.48km)と記載している。
- ^ 2005年(平成17年)4月1日の名鉄揖斐線廃止時点。1914年(大正3年)の岐北軽便鉄道開業当時は2.6哩(≒4.18km)。
- ^ 実際には駅は橋から200mほど西に離れている。
- ^ 「輕便鐵道運輸開始」『官報』1914年4月9日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ a b c d 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、220-230頁。
- ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部 編『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、881頁。
- ^ 正確な休止時期は不明。1936年1月及び1941年の『名鐡電車沿線御案内』には駅名は記載されているが、1944年の休止駅には記述が無い。
- ^ 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、52頁。
参考文献
[編集]- 陸軍参謀本部陸地測量部二万五千分一地形図 『北方』、1935年(昭和10年)7月30日発行
- 名古屋鉄道広報宣伝部 編『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年6月13日。
- 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年。ISBN 4-87670-097-4。
- 徳田耕一『名鉄600V線の廃線を歩く-惜別の“岐阜線”と空港線誕生』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 978-4-53305-883-7。
- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790025-8。