平良いずみ
たいら いずみ 平良 いずみ | |
---|---|
プロフィール | |
本名 | 照屋 いずみ |
出身地 | 日本 沖縄県那覇市 |
生年月日 | 1977年1月2日(47歳) |
身長 | 163cm |
最終学歴 | 琉球大学法文学部社会科学コース |
勤務局 | 沖縄テレビ放送 |
部署 | 報道制作局報道部 |
職歴 | 主任 → 副部長 → 部長 |
活動期間 | 1999年 - |
ジャンル | 報道 |
配偶者 | あり |
公式サイト | 沖縄テレビ・アナウンサープロフィール |
出演番組・活動 | |
出演経歴 |
めざましテレビ OTVスーパーニュース みんなのニュース おきCORE OTVプライムニュース OTV Live News it! |
その他 |
地上デジタル放送推進大使 ( - 2008) |
平良 いずみ(たいら いずみ、現姓:照屋、1977年1月2日 - )は、沖縄テレビ放送報道制作局報道部部長[1]でアナウンサー、映画監督。身長163cm。
概要
[編集]沖縄県那覇市の出身で、沖縄県立那覇高等学校から琉球大学法文学部地域社会科学コースへ進学[2]。大学卒業後の1999年に、アナウンサーとして地元の沖縄テレビ放送へ入社した。本来の志望は記者職であったが、当時の日本国内の放送局では女性の採用が少なかったことから、専門職として女性に門戸を開いているアナウンサー試験で全国の放送局を行脚したという。ちなみに沖縄テレビではアナウンサーも報道制作局の報道部に所属している[3]。
沖縄テレビへの入社後は、沖縄ローカルの報道・情報番組に加えて、フジテレビ系列で放送される全国ネット番組(『めざましテレビ』『FNS27時間テレビ』など)にも随時出演。所属部署の報道部では、主任や副部長[4]を経て、2017年3月1日から部長相当の待遇を受けている[1]。
また、報道キャスターとしての活動と並行しながら、『過疎の村に響く子守歌』(2006年)の制作を皮切りにドキュメンタリーのディレクターとしても活動[3]。以降に制作した作品で、数々の表彰を受けている(詳細後述)。2018年に制作した『菜の花の沖縄日記』は、同年の第38回『地方の時代映像祭』でグランプリ[5]、日本民間放送連盟賞のテレビ報道番組部門で優秀賞[6]を受賞するなど、沖縄県内の放送局が制作したドキュメンタリーで初めての快挙を成し遂げた。2018年は沖縄テレビの開局60周年にも当たることから、平良は横山隆晴(フジテレビで長らくドキュメンタリーのプロデューサーを務めていた近畿大学教授)のアドバイス[3]をきっかけに、開局記念企画の一環で『菜の花の沖縄日記』の実写映画化に着手。『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』というタイトルで、沖縄県内を皮切りに、2020年から日本全国の劇場で順次公開されている[2]。このような実績が高く評価されたため、2019年には、日本女性放送者懇談会の放送ウーマン賞を受賞した。
プライベートでは、2005年に結婚。報道部の副部長と『みんなのニュース おきCORE』木・金曜日のメインキャスターを兼務していた2015年に第1子を懐妊したため、同年8月から1年間の産前産後休暇を取得したうえで出産に至った[7]。
産後休暇を経て、2016年10月から『みんなのニュース おきCORE』のメインキャスターに復帰。復帰後は、ドキュメンタリーの制作を再開する一方で、『おきCORE』→『OTVプライムニュース』→『OTV Live News it!』でキャスターを務めてきた。沖縄の本土復帰50周年に当たる2022年には、3月18日にNHK沖縄放送局(5月16日の未明にNHK総合テレビの全国向け「ミッドナイトチャンネル」)で放送された『きんくる 〜沖縄金曜クルーズ〜』の本土復帰50年特集第5回「どこにもないテレビ」に、沖縄テレビの現職社員を代表してVTRで出演している。
平日夕方のローカル報道・情報番組で(産前産後休暇などをはさんで)延べ15年間(『OTVスーパーニュース』→『おきCORE』→『OTVプライムニュース』→『OTV Live News it!』の4番組)にわたって一部の曜日でメインキャスターを務めてきたが、『OTV Live News it!』月・火曜日のメインキャスターを2022年3月31日で退いてからは、ドキュメンタリーの制作や報道系の取材に軸足を置いている。その関係で「沖縄テレビキャスター」という肩書を随時用いている[8]が、実際には定時ニュースなどでアナウンサーとしての活動も続けている[9]。
受賞歴
[編集]- 2009年:ディレクターを務めた『ヘリコプターを私にください』が、FNSドキュメンタリー大賞の特別賞を受賞[3]。
- 2011年:ディレクターを務めた『どこへ行く、島の救急ヘリ~続・ヘリコプターを私にください~』が、日本民間放送連盟賞・テレビ報道部門優秀賞[10]や、第49回ギャラクシー賞の奨励賞[11]を受賞。
- 2012年:第50回ギャラクシー賞において、『復帰を知る』(当時キャスターとして出演していた『OTVスーパーニュース』内のシリーズ企画)が報道活動部門で優秀賞[12]、『おなじ空の下で』(いずれもディレクターを担当)が奨励賞[13]を受賞。
- 2013年:ディレクターを務めた『沈黙を破る時~米軍機墜落の恐怖、今なお~』が、第51回ギャラクシー賞の奨励賞[14]や、FNSドキュメンタリー大賞の特別賞を受賞。
- 2015年:ディレクターを務めた『まちかんてぃ~明美ばあちゃんの涙と笑いの学園奮闘記』が、日本民間放送連盟賞のテレビ教養番組部門で優秀賞を受賞[15]。
- 2018年:ディレクターを務めた『菜の花の沖縄日記』が、第38回「地方の時代」映像祭のグランプリや、日本民間放送連盟賞・テレビ報道番組部門の優秀賞を受賞。
- 2019年:上記の作品や『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』が「感動的なドキュメンタリー」「生活者に寄り添った視点が秀逸」と評価されたこと[16]を背景に、放送ウーマン賞を松原文枝(テレビ朝日)と共同で受賞[17]。
アナウンサーとしての担当番組
[編集]- OTVスーパーニュース(月 - 水曜日メインキャスター、キャスターとしては2007.4 - 2008.3、2009.4 - 2015.3)
- FNN OTVニュース(水曜日担当)
- ガチャウマ!(1999.11 - 2001.3)
- ディキヤーズ(2006.4 - 2006.12)
- めざましテレビ(沖縄情報キャスター 2000 - 2007)
- FNS27時間テレビ(沖縄テレビ代表)
- 女子アナスペシャル(沖縄テレビ代表)
- めざましテレビ公認 わがまま!気まま!旅気分(沖縄テレビ制作分に出演)
- くらしと経済 - ナビゲーター(2008年10月まで担当)
- みんなのニュース おきCORE(木・金曜日メインキャスター、2015.3 - 2015.8、2016.10 - 2018.3)
- OTVプライムニュース(木・金曜日メインキャスター)
- OTV Live News it!(木・金曜日→月・火曜日メインキャスター、2019.4 - 2022.3)
脚注
[編集]- ^ a b <人事>沖縄テレビ放送(2017年3月1日)
- ^ a b “平良いずみさん | 17歳へ。 | 沖縄大学”. www.okinawa-u.ac.jp. 2023年1月2日閲覧。
- ^ a b c d MINPO.WORK「番組制作者からのメッセージ」沖縄テレビ放送・報道制作局 報道部アナウンサー 平良いずみさん
- ^ <人事>沖縄テレビ放送(2014年3月1日)
- ^ 「地方の時代」映像祭 2018年入賞作品一覧
- ^ 日本民間放送連盟賞/2018年(平成30年)入選・事績 テレビ報道部門
- ^ 【 ご報告 ・ OTVアナウンサー 平良いずみ 】(沖縄テレビ放送Facebook公式アカウント2015年8月11日付記事)
- ^ 基地は政治の問題だと思ってませんか 復帰50年の沖縄から考えたい(『朝日新聞デジタル』2022年5月15日付記事)
- ^ 「OTVアナウンサーズ」のtwitter公式アカウントから2022年3月31日付で発信された『OTV Live News it!』メインキャスター勇退の報告ツイートを参照
- ^ 日本民間放送連盟賞/2011年(平成23年)入選・事績 テレビ報道部門
- ^ 第49回(2011年度)ギャラクシー賞奨励賞
- ^ 第50回(2012年度)ギャラクシー賞入賞作
- ^ 第50回(2012年度)ギャラクシー賞奨励賞
- ^ 第51回(2013年度)ギャラクシー賞入賞作
- ^ 日本民間放送連盟賞/2015年(平成27年)入選・事績 テレビ教養番組部門
- ^ 黒柳徹子さん、樹木希林さんも受賞した「放送ウーマン賞」 OTVキャスター平良さん受賞(『沖縄タイムス』2020年2月20日付記事)
- ^ 放送ウーマン賞2019(日本女性放送者懇談会)