平良とみ
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たいら とみ 平良 とみ | |
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本名 | 平良とみ子 |
生年月日 | 1928年11月5日 |
没年月日 | 2015年12月6日(87歳没) |
出生地 | 日本・沖縄県那覇市 |
死没地 | 日本・沖縄県那覇市 |
国籍 | 日本 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台・テレビドラマ・映画・ラジオ |
活動期間 | 1942年 - 2015年 |
配偶者 | 平良進 |
事務所 | ACO沖縄 |
公式サイト | 「ACO沖縄」 |
主な作品 | |
テレビドラマ 『ちゅらさん』シリーズ 映画 『ナビィの恋』 『涙そうそう』 |
平良 とみ(たいら とみ、1928年11月5日[1] - 2015年12月6日[1])は、沖縄県出身の女優。本名、平良とみ子[1]。旧姓は比嘉[2]。愛称は「おばぁ」[2]。ACO沖縄所属[3]。
来歴
[編集]那覇市松山町出身[4]。13歳の時に国民学校高等科の学費を稼ぐために、石垣島で「翁長小次郎一座」に入団し、子役として活躍する[2]。1950年に同じ劇団に所属する俳優の平良進と結婚し、4子をもうける[1]。劇団「ときわ座」や劇団「潮」に参加し[1]、1982年に夫の平良進と共に劇団「綾船」を創設した[4]。
1999年に『ナビィの恋』のナビィ役として一躍有名になると、2001年にNHKの連続テレビ小説『ちゅらさん』で、ヒロイン古波蔵恵里(国仲涼子)の祖母、ハナ役を演じて大ブレイクする[2]。
2015年12月6日午前4時27分、敗血症による呼吸不全のため那覇市内の病院にて、87歳で死去[5]。人を愛した優しい人柄から法名は「淨誠院釋優愛(じょうせいいんしゃくゆうあい)」となった[6]。
受賞歴
[編集]- 1956年 - 琉球新報第2回演劇コンクール 個人演劇賞
- 1991年 - 沖縄タイムス芸術選賞 演劇部門 大賞[7]
- 1998年 - 沖縄県文化功労者表彰[2]
- 1999年 - 沖縄県指定無形文化財「琉球歌劇」保持者認定[4]
- 2000年 - 第9回東京スポーツ映画大賞 主演女優賞[7]
- 2001年
- 放送ウーマン賞2001特別賞[8]
- 第30回ザテレビジョンドラマアカデミ一賞 助演女優賞[9]
- 2002年 - エランドール賞 特別賞[7]
- 2003年 - 沖縄県功労者表彰
- 2011年 - 総務大臣感謝状
- 2014年 - 旭日双光章[2]
出演
[編集]舞台
[編集]- 「首里子ユンタ」[4]
- 「五人の母」
- 「多幸山」
- 「流れ雲」
- 「口なしの花」
- 「一人豊見城」
- 「綾船あやぐ」
- 「人頭税物語」
- 「美ら島」
- 「ちむぐりさ座間味島」
- 「コーンの道」
- 「あんま一達のロックンロール」
- 沖縄戦50周年事業演劇「洞窟」
- 「さらば福州琉球館」
- 「可愛いユーレー」
- 喜劇「めんそーれ沖縄-なんくる狂想曲-」
- 「南海のムリカ星」
映画
[編集]- オキナワンチルダイ(1979年、高嶺剛)
- パラダイスビュー(1985年、ヒートゥバーンプロダクション)
- マリリンに逢いたい(1988年、松竹富士)
- ウンタマギルー(1989年、パルコ)
- うみ・そら・さんごのいいつたえ(1991年、ホネフィルム)
- パイナップルツアーズ(1992年、スコブル工房)
- きこぱたとん(1993年、「きこぱたとん」を作る会)
- パイパティローマ(1994年、ピターズ・エンド)
- GAMA 月桃の花(1996年、映画GAMA - 月桃の花を成功させる会)
- BEAT(1998年、松竹)
- 夢幻琉球・つるヘンリー(1999年、高嶺プロダクション)
- ナビィの恋(1999年、東京テアトル)
- ホテル・ハイビスカス(2002年、シネカノン)[2]
- NOEL ノエル(2003年、ギャガ)
- 涙そうそう(2006年、東宝)[2]
- 恋しくて(2007年、東京テアトル)
- 銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜(2008年、ワーナー・ブラザース映画)
- 南の島のフリムン(2009年、ゴリ監督)
- 真夏の夜の夢(2009年)
- 劇場版テンペスト3D(2012年1月28日公開)[10]
テレビドラマ
[編集]- 「走れ!ケー100」第49話「助けて!紋太さんの幽霊だ-沖縄の巻-」」(1973年、TBS)
- 平岩弓枝ドラマシリーズ 日本のおんなシリーズII「春の島の女」(1981年、フジテレビ)
- 木曜ゴールデンドラマ「ガラスの階段」(1983年、読売テレビ)
- 旅情サスペンス「沖縄恋唄 マングローブの島の女」(1992年、関西テレビ)
- 大河ドラマ「琉球の風」総集編 ウチナーグチ版(1994年、NHK沖縄放送局 うちなーぐちの吹き替えのみ)
- サザンスコール(1994年、NHK総合)
- 「トリック TRICK」第10話(2000年、テレビ朝日) ※平良トミ名義
- よるドラ「恋セヨ乙女」・「もっと恋セヨ乙女」(2002年・2004年、NHK総合)
- 女と愛とミステリー「警視庁心理分析捜査官・崎山知子」(2002年 - 2004年、テレビ東京) - 崎山タエ
- ハイビジョンサスペンス「海猿1・2」(2002年 - 2003年、NHK総合・NHK BS-hi)
- 連続テレビ小説「ちゅらさん」(2001年、NHK総合 ナレーション兼任)[1]
- 月曜ドラマシリーズ「ちゅらさん2」・「ちゅらさん3」(2003年 - 2004年、NHK総合)[1]
- 土曜ドラマ「ちゅらさん4」(2007年1月、NHK総合)[1]
- スシ王子!(2007年、テレビ朝日)
- 土曜ドラマ 「ジャッジII 〜島の裁判官奮闘記〜」(2008年11月、NHK総合)
- BS時代劇 「テンペスト」(2011年7月 - 9月、NHK BSプレミアム)
- 水曜ミステリー9「沖縄リゾート コンシェルジュ具志堅陽子の名推理」(2012年 - 2014年、テレビ東京)
- ドラマ10「つるかめ助産院〜南の島から〜」(2012年8月 - 10月、NHK総合)[2]
ラジオ
[編集]- 平良とみの沖縄タイム〜なんくるないさ〜(2006年 - 、ラジオ沖縄)
- インターネットポッドキャスティング放送を提供中
ゲーム
[編集]- みんなのGOLF4 (おばあ、2003年)
CM
[編集]- 公共広告機構(現:ACジャパン) 臓器移植(2001年)
- ちゅら花株式会社(旧リプレ)・琉球もろみ酢飲料「ちゅら花(―はなぎ)」
- 当初は夫婦で顔出ししていたが、晩年は顔写真だけの出演に。なお会社は北九州市にある。
- ギンガネット「ギンガネット電話」 - 沖縄のおばぁ役
- NHK「九州国立博物館開館記念特別展『うるま 美ら島(ちゅらしま) 琉球』PR」(2006年)
- NHK「受信料負担のお願い」九州・沖縄版(沖縄局制作、2006年 -)
監修
[編集]- 琉球暦 第2弾(日本ビジネスサポート 2009年)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h “ちゅらさん「おばぁ」の平良とみさん死去 87歳、呼吸不全で”. スポニチ Sponichi Annex (2015年12月7日). 2024年2月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “平良とみ”. CDJournal WEB. 2024年2月4日閲覧。
- ^ “ミッション”. ACO沖縄. 2024年2月4日閲覧。
- ^ a b c d “平良 とみ&平良 進 - やいまインタビュー”. やいまタイム. 2024年2月4日閲覧。
- ^ NHK「ちゅらさん」のおばぁ役、平良とみさん死去 日刊スポーツ 2015年12月6日
- ^ “進さん「忘れないで」 平良とみさん告別式 900人別れ惜しむ -”. 琉球新報デジタル (2015年12月9日). 2024年2月4日閲覧。
- ^ a b c “百話一芸1617” (PDF). 横浜能楽堂. p. 2. 2024年2月4日閲覧。
- ^ “歴代受賞者”. 日本女性放送者懇談会 SJWRT. 2024年2月4日閲覧。
- ^ “助演女優賞 受賞結果 1位:平良とみ|第30回 - ザテレビジョンドラマアカデミー賞”. ザテレビジョン. 2024年2月4日閲覧。
- ^ “『劇場版テンペスト3D』沖縄舞台挨拶に谷原章介&平良とみが登場!”. CDJournal WEB (2012年1月20日). 2024年2月4日閲覧。
関連項目
[編集]- ショーロ・クラブ - 平良とみとのコラボでCDを発売
- 沖縄県出身の人物一覧
- 日本の女優一覧