怪と幽
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怪と幽 | |
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KWAI & yoo | |
ジャンル | 妖怪・怪談 |
刊行頻度 | 年3回(4月、8月、12月) |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
出版社 | KADOKAWA |
編集長 | 似田貝大介[1] |
刊行期間 | 2019年 - |
ウェブサイト | 怪と幽 |
『怪と幽』(かいとゆう、KWAI & yoo)は、KADOKAWAが発行するお化けの総合誌[2]。発行ペースは年3回(4月、8月、12月)で、電子版も同時発売されている[2]。また、定期購読者には特典として「怪と幽はみだし通信」が同封される[3]。
概要
[編集]妖怪マガジン『怪』と怪談専門誌『幽』が合併し、「お化け好きに贈るエンターテインメント・マガジン」として2019年4月24日に創刊[4]。誌面の内容は特集記事の他に小説、漫画、エッセイ、評論研究などが掲載され、前半に『怪』、漫画を挟んで後半は『幽』という構成で作られている[1]。また、京極夏彦、小松和彦、小野不由美、有栖川有栖、諸星大二郎など、主な執筆陣も本誌に移籍した。
当初はスタンスも読者層も異なる両誌の合併について否定的な意見も寄せられたが、創刊後の部数は落ちることなく増加しているという[1][4]。
主な連載
[編集]小説
[編集]- 遠巷説百物語(京極夏彦)
- 了巷説百物語(京極夏彦)
- 営繕かるかや怪異譚(小野不由美)
- 濱地健三郎の事件簿(有栖川有栖)
- 箱庭の巡礼者たち(恒川光太郎)
- 幽霊絵師火狂(近藤史恵)
- 比嘉姉妹シリーズ(澤村伊智)
- 丹吉(松村進吉)
- 海の眼(真藤順丈)
漫画
[編集]エッセイ・論考など
[編集]- 令和画図百鬼
- 芳賀日出男の写真家人生(写真:芳賀日出男・文:芳賀日向)
- 異境日本(佐藤健寿)
- 妖怪少年の日々 アラマタ自伝(荒俣宏)
- 封印された神と妖怪の記憶を発掘する(小松和彦)
- それいけ!妖怪旅おやじ(多田克己・村上健司)
- 文豪たちの幽と怪(東雅夫)
- オハラヒ マジナヒ 実習ノヲト(加門七海)
- とびきり怪談実話
- 研究会レポート最前線
刊行リスト
[編集]号 | 発行日 | 特集 | ISBN | |
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特集1 | 特集2 | |||
001 | 2019年 4月24日 | 妖怪と、怪談と | 巷説百物語Reboot!! | ISBN 978-4-04-108058-0 |
002 | 2019年 | 8月28日ムーと怪と幽 | ISBN 978-4-04-108059-7 | |
003 | 2019年12月19日 | 妖怪天国 台湾 | ISBN 978-4-04-108060-3 | |
004 | 2020年 4月28日 | こわ~い本 ぼくらはお化けと育った | ISBN 978-4-04-109115-9 | |
005 | 2020年 | 8月31日次代の探究者たち | 小野不由美「ゴーストハント」入門 | ISBN 978-4-04-109116-6 |
006 | 2020年12月22日 | 落語・講談・浪曲 伝統話芸のすゝめ | ISBN 978-4-04-109117-3 | |
007 | 2021年 4月27日 | LOVE 民話 | ISBN 978-4-04-109671-0 | |
008 | 2021年 | 8月30日楳図かずおホラーワールド | ISBN 978-4-04-109672-7 | |
009 | 2021年12月21日 | あやしい家 | ISBN 978-4-04-109673-4 | |
010 | 2022年 4月25日 | 呪術入門 | ISBN 978-4-04-111420-9 | |
011 | 2022年 | 8月31日悪魔くんを求め訴えたり 水木しげる生誕100年 | 営繕かるかや怪異譚 | ISBN 978-4-04-111421-6 |
012 | 2022年12月22日 | 鎌倉 | 濱地健三郎の事件簿 | ISBN 978-4-04-111422-3 |
013 | 2023年 4月26日 | 怪奇大特撮 | 民俗写真家 芳賀日出男 | ISBN 978-4-04-112528-1 |
014 | 2023年 | 8月31日奇想天外 きのこの怪 | 幽霊と魔術の英国 | ISBN 978-4-04-112529-8 |
015 | 2023年12月22日 | 怪と湯 | ISBN 978-4-04-112530-4 | |
016 | 2024年 4月23日 | 陰陽師を知る | 京極夏彦「巷説百物語」了 | ISBN 978-4-04-113665-2 |
017 | 2024年 | 8月29日怪を語る | 真・女神転生V Vengeance | ISBN 978-4-04-113666-9 |
関連イベント
[編集]- 『怪と幽』創刊記念トークイベント(2019年5月12日、東京堂書店神田神保町店)[2]
- 怪と幽Presents ひどい民話を語る会(2020年9月19日、オンライン開催)[5]
- 怪と幽presents 萬國妖怪博覧会(2021年8月14日、ところざわサクラタウン)[6]
脚注
[編集]- ^ a b c “『怪と幽』編集長が語る、妖怪と怪談それぞれの楽しみ方 「お化けに真摯に向き合わなければならない」”. Real Sound (2022年8月31日). 2022年11月23日閲覧。
- ^ a b c “「怪と幽」”. カドブン. KADOKAWA. 2022年11月19日閲覧。
- ^ 怪と幽 [@kwai_yoo] (2022年8月19日). "定期購読おまけ「怪と幽はみだし通信」出来つつあります! 今回も編集長Rのエッセイ力が爆発。大きく笑わせられつつ不覚にもちょっとうるっと来ちゃいました。 他、あの小説やあの映画対談の担当編集裏話も。 読みたい人は定期購読してネ👻↓ t.co/z2q5ROmD4s (編集μ". X(旧Twitter)より2022年12月11日閲覧。
- ^ a b “新時代に新創刊【京極夏彦×東雅夫×朱野帰子】登場! お化け好きに贈る雑誌『怪と幽』創刊イベント開催”. カドブン. KADOKAWA (2019年7月8日). 2022年11月23日閲覧。
- ^ “怪と幽Presents ひどい民話を語る会”. KADOKAWA. 2022年11月25日閲覧。
- ^ “怪と幽presents萬國妖怪博覧会”. KADOKAWA. 2022年11月25日閲覧。
外部リンク
[編集]- 怪と幽
- 怪と幽 (@kwai_yoo) - X(旧Twitter)
- 怪と幽tube - YouTubeチャンネル