戸口幸策
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戸口 幸策(とぐち こうさく、1927年12月9日 - 2016年9月17日[1])は、日本の音楽学者、成城大学名誉教授。専門はイタリア音楽史。別名、あずさ・まゆみ。
来歴
[編集]和歌山県生まれ。1953年東京大学経済学部卒。イタリアで音楽学を学び、1964年成城大学助教授、教授、1998年定年退任、名誉教授。
和歌山県文化賞受賞。1979年イタリア政府よりカヴァリエーレ(ナイト)勲章授与。1996年『オペラの誕生』で京都音楽賞受賞。
著書
[編集]- 『イタリアオペラの魅力』(日本放送出版協会 (NHK音楽シリーズ) 1981年)
- 『音の波間で』(音楽之友社 1987年)
- 『オペラの誕生』(東京書籍 1995年 のち平凡社ライブラリー 2006年)
- 監修
翻訳
[編集]- 『オペラ対訳シリーズ 第2 フィガロの結婚』(ボーマルシェ原作 ダ・ポンテ台本 音楽之友社 1963年)
- 『ロマン・ロラン全集 第20 音楽研究 第1』(みすず書房 1965年)
- フィリップ・ヴァン・チーゲム『イタリア演劇史』(戸口智子、戸張智雄共訳 白水社 (文庫クセジュ) 1966年)
- D.J.グラウト『西洋音楽史』(服部幸三共訳 音楽之友社 (ノートン音楽史シリーズ) 1969年-1971年)
- ロラン・ド・カンデ『ヴィヴァルディ』(白水社 (永遠の音楽家 10) 1970年)
- 『歌劇「ノルマ』(ベルリーニ作曲 日本放送出版協会 (オペラ対訳選書) 1971年)
- ノルベール・デュフルク『フランス音楽史』(遠山一行、平島正郎共訳 白水社 1972年、新装2009年)
- グリエルモ・バルブラン編著『イタリアのモーツァルト』(音楽之友社 (モーツァルト叢書) 1978年)
- デニス・アーノルド『モンテヴェルディ』(後藤暢子共訳 みすず書房 1983年)
- ドナルド・ジェイ・グラウト、クロード・V・パリスカ『新西洋音楽史』(津上英輔、寺西基之共訳 音楽之友社 1998年-2001年)
- 『蝶々夫人』(ジョゼッペ・ジャコーザ、ルイージ・イッリカ(プッチーニ曲)音楽之友社 (オペラ対訳ライブラリー) 2003年)
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ 音楽学者の戸口幸策さん死去 著書「オペラの誕生」 朝日新聞 2016年9月23日