戸沢正保
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戸沢 正保 | |
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誕生 |
1873年6月9日 茨城県水戸(現・水戸市) |
別名 | 姑射(号) |
死没 | 1955年3月12日(81歳没) |
職業 | 教育者、英文学者 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 東京帝国大学文科大学 |
代表作 | 『沙翁全集』(1905-1909年) |
戸沢 正保(とざわ まさやす、1873年(明治6年)6月9日[1] - 1955年(昭和30年)3月12日[2])は、イギリス文学者。東京外国語学校校長。姑射の号でウィリアム・シェイクスピア作品の翻訳を行った[3]。
経歴
[編集]茨城県に元水戸藩士・菊池庸の二男として生まれ、戸沢正之の養子となった[1]。1899年(明治32年)に東京帝国大学文科大学英文科を卒業し、大学院に進学した[1]。1902年(明治35年)に山口高等学校教授となり、1907年(明治40年)からは第五高等学校教授を務めた[1]。イギリス留学を経て、再び山口高等学校教授となり、1929年(昭和4年)に弘前高等学校校長に就任した[3]。1932年(昭和7年)、東京外国語学校校長に転じ、1938年(昭和13年)に退官した[3]。退官後、弘前高等学校から名誉教授の称号を受けた[3]。
栄典
[編集]- 位階
- 勲章
親族
[編集]著作
[編集]- 著書
- 訳書
- 『小説 愛と心』 勉強堂書店、1901年11月
- 谷口勇訳 『アモルとプシュケ』 而立書房〈アモルとプシュケ叢書〉、1992年12月、ISBN 4880591661
- 『沙翁全集』10冊、浅野和三郎共訳、大日本図書、1905年9月-1909年11月
- 川戸道昭、榊原貴教編 『シェイクスピア翻訳文学書全集』20-23・25・28-29・32-33・36、大空社、1999年10月-2000年6月
- 『小泉八雲全集』17冊、落合貞三郎ほか共訳、第一書房、1926年7月-1928年1月
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 人事興信所編『人事興信録 第5版』人事興信所、1918年。
- 人事興信所編『人事興信録 第12版(下)』人事興信所、1939年。
関連文献
[編集]- 海江田進 「沙翁全集の試み : 戸沢正保・浅野和三郎の業績」(『東京外国語大学論集』第19号、1969年3月、NAID 110001076409 / 第20号、1970年3月、NAID 110001076409)
- 佐藤良雄 「戸沢姑射と高山樗牛」(『武蔵野英米文学』Vol. 3、1971年2月、NAID 40003623690)