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手柄山温室植物園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
手柄山温室植物園
入り口と大温室
施設情報
正式名称 姫路市立手柄山温室植物園[1]
専門分野 熱帯植物、亜熱帯植物、砂漠植物
事業主体 姫路市
管理運営 財団法人姫路市まちづくり振興機構(指定管理者)[2]
開園 1980年5月2日
所在地 日本の旗 日本 兵庫県姫路市手柄93
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姫路市立手柄山温室植物園(ひめじしりつてがらやまおんしつしょくぶつえん)は、兵庫県姫路市手柄山中央公園にある植物園1980年昭和55年)5月2日開園[3]ひょうごっ子ココロンカード[4]どんぐりカード[5]、姫路市高齢者福祉優待カード[6]の対象施設になっている。対象者はカードを提示すれば入場無料。

施設

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  • 大温室
  • 小温室
  • エントランス・レンガ広場
  • ロックガーデン
  • ハーブ園
  • 花壇
  • デッキテラス
  • レストハウス
  • サギソウ栽培温室

移転計画

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姫路市のキャスティ21計画、手柄山再開発計画により、緑の相談所と機能が統合されて文化センター跡地に移転される予定[7]

“新種”手柄ザクラ

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当園のある手柄山中央公園で1996(平成8年)3月、花弁数が10枚で二重咲のカスミザクラ(後述の発見者はカスミザクラ系としている)が、室井綽(植物学者、元富士竹類植物園長、旧姫路学院女子短期大学名誉教授)により発見され、発見者によりフタエカスミザクラと命名された。その後所在不明となったこともあったが、2015年(平成27年)4月頃に当園職員により再発見された。カスミザクラには半八重咲の既存の品種ハンヤエカスミザクラ(Cerasus leveilleana f.semiplena)はあるが、その品種のように雄蕊が花弁化した旗弁で擬八重状を呈しているわけではなく真の花弁自体が多いこと、花弁先端の切込みが少ないこと、雌蕊が雄蕊より長いことなどの点で区別される[8]。このため姫路市は2020年(令和2年)1月に公益財団法人日本花の会に新種認定を申請し[9](日本花の会は2013年(平成25年)度より、桜の新品種を用いて名所づくりを進める団体に対しサポートをするため「桜の園芸品種認定制度」を設け、新品種の特性調査をしてお墨付きを与えることで、名称を整理し、保護・発展に寄与することを意図している[10])、2021年(令和3年)5月13日に新品種「手柄ザクラ」として認定された[11]。なお、Cerasus leveilleanaはカスミザクラの学名であり、手柄ザクラは新種ではなく、あくまでカスミザクラの新「品種」である(21世紀以降に発見された本当の意味での新種はクマノザクラである)。

脚注

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関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯34度49分9.2秒 東経134度40分32.6秒 / 北緯34.819222度 東経134.675722度 / 34.819222; 134.675722