コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

日本乳化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本乳化剤株式会社
Nippon Nyukazai Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
103-0024
東京都中央区日本橋小舟町4-1 伊場仙ビル
設立 1953年5月8日
業種 化学
法人番号 5010001062364 ウィキデータを編集
事業内容 界面活性剤並びに化成品の製造及び販売
代表者 代表取締役社長 藤田寿一
資本金 10億円
売上高 224億8,400万円
(2024年3月期)[1]
営業利益 9億4,000万円
(2024年3月期)[1]
経常利益 10億4,300万円
(2024年3月期)[1]
純利益 7億6,800万円
(2024年3月期)[1]
純資産 154億7,800万円
(2024年3月期)[1]
総資産 236億9,400万円
(2024年3月期)[1]
従業員数 343名(2023年3月31日現在)
決算期 3月
主要株主 株式会社日本触媒(100%)
外部リンク https://www.nipponnyukazai.co.jp/
テンプレートを表示

日本乳化剤株式会社(にっぽんにゅうかざい、Nippon Nyukazai Co., LTd.)は、東京都中央区に本社を置く日本の化学品メーカーである。日本触媒の完全子会社である。

概要

[編集]

乳化剤技術を活かした界面活性剤、特殊溶剤のグリコールエーテル、そしてアミン誘導体の3本の柱で事業を展開する化学メーカー。そのなかでも、グリコールエーテルは、業界トップクラスの品目を揃え、トイレタリー塗料・インキ溶剤、電子材料、自動車用ブレーキ液、半導体製造の処理薬剤など、幅広い分野で使われている。

沿革

[編集]
  • 1953年昭和28年)- 資本金500万円で設立。神奈川県川崎市の玉川工場で農薬「パラチオン」用の乳化剤「パラコール」やその他一般界面活性剤を生産開始。
  • 1954年(昭和29年)
  • 1956年(昭和31年)- 埼玉県草加市に工場及び研究所を移設。
  • 1960年(昭和35年)- ウレタンフォーム発泡触媒「アルキルモルホリン」を国産化。
  • 1963年(昭和38年)
    • 川崎市川崎区千鳥町に川崎工場を新設。
    • 高中沸点溶剤「ブチルグリコール」を生産開始。
  • 1964年(昭和39年)
  • 1969年(昭和44年)
    • 草加工場を川崎工場内に統合。
    • 技術研究所を新設。
  • 1970年(昭和45年)- 台湾に当社の技術指導により中日合成化学(股)を設立。
  • 1973年(昭和48年)
    • 三共、米国エアプロダクツ社(現・エボニック)、日商岩井(現・双日)との合弁により「三共エアープロダクツ」を設立。
    • ウレタンフォーム発泡触媒「ダブコ(トリエチレンジアミン)」を国産化し、生産開始。
  • 1976年(昭和51年)- 韓国に当社の技術指導により韓国乳化剤(韓農化成)を設立。
  • 1997年平成9年)- 茨城県鹿島臨海工業地帯に鹿島工場を新設。
  • 2000年(平成12年)- 本社を東京都中央区日本橋小舟町に移転。
  • 2002年(平成14年)- 三共エアープロダクツに係る合弁を解消。
  • 2008年(平成20年)
    • 大阪営業所を大阪市中央区に移転し、大阪支店に改称。
    • 日本触媒の100%子会社となる[2][3]
  • 2010年(平成22年)- 鹿島工場にグリコールエーテル連続製造設備増設。
  • 2012年(平成24年)- 川崎工場にR&Dセンター/生産管理センターが完成。
  • 2017年(平成29年)- 鹿島工場に総合管理棟完成

事業所

[編集]
  • 本社 - 東京都中央区
  • 大阪支店 - 大阪府大阪市中央区
  • 川崎事業所 - 神奈川県川崎市川崎区
    • 川崎工場
    • 技術研究所
  • 鹿島工場 - 茨城県神栖市

脚注・出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f 日本乳化剤株式会社 第71期決算公告
  2. ^ 日本乳化剤株式会社及び中日合成化学股有限公司の株式取得(子会社化)に関するお知らせ(株式会社日本触媒、2007年11月30日)
  3. ^ 日本乳化剤株式会社及び中日合成化学股份有限公司(第一三共子会社)の株式譲渡に関するお知らせ (第一三共株式会社、2007年11月30日)

外部リンク

[編集]