帯広の森スピードスケート場
明治北海道十勝オーバル Meiji Hokkaido-Tokachi Oval | |
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施設情報 | |
正式名称 | 帯広の森屋内スピードスケート場 |
用途 | スケート競技、各種スポーツ |
収容人数 | 3,000人(観客席1,000人、立見席2,000人)[1] |
設計者 | 久米設計[2] |
施工 | 萩原・岩田地崎・山田・武田・岡田JV[3] |
建築主 | 帯広市 |
管理運営 | 帯広市文化スポーツ振興財団 |
構造形式 | 鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造[4] |
敷地面積 | 104,909 m2 |
建築面積 | 18,088.15 m2 |
延床面積 | 19,218.38 m2 |
階数 | 地上2階建[4] |
高さ | 19.9 m[4] |
着工 | 2007年6月 |
竣工 | 2009年7月31日[1] |
所在地 |
〒080-0856 北海道帯広市南町南7線56-7 |
位置 | 北緯42度53分40秒 東経143度08分24秒 / 北緯42.89444度 東経143.14000度座標: 北緯42度53分40秒 東経143度08分24秒 / 北緯42.89444度 東経143.14000度 |
明治北海道十勝オーバル(めいじほっかいどうとかちオーバル)は、北海道帯広市にある屋内スピードスケート場。スケート(スピードスケート)のナショナルトレーニングセンター(NTC)に指定されている[5]。施設名称は、命名権(ネーミングライツ)を獲得した明治乳業(現在の明治)によるもの[6]。
概要
[編集]2009年(平成21年)9月1日使用開始[4]。帯広の森運動公園にあり、日本国内では長野エムウェーブに次ぐ屋内スピードスケート場として開場。スピードスケート競技に加え、中地多目的広場はフットサル、テニスなどを行うことができ、外周を利用したランニング走路も設置されている。
沿革
[編集]前身は1985年(昭和60年)開場の屋外施設「帯広の森スピードスケート場」であり、多くの国際・国内大会を開催してきた。1998年(平成10年)に長野オリンピックスピードスケート男子500m競技で帯広市出身の清水宏保が金メダルを獲得(長野オリンピックスピードスケート競技)。これを契機として屋内スケート場の建設構想が持ち上がり道立施設誘致を働きかけるが、北海道が財政難を理由に設置困難を示した[7]。さらに、環境問題により製造中止となった冷媒フロンの在庫期限が迫る中、帯広市は単独整備へと方針転換した[7]。その後、国・道の補助が決まり2007年(平成19年)6月から全面改修が始まった。
年表
[編集]帯広の森スピードスケート場(屋外)
明治北海道十勝オーバル
- 2009年(平成21年):帯広市と明治乳業が命名権(ネーミングライツ)契約締結[9][10]。「明治北海道十勝オーバル」としてオープン[11]。
- 2014年(平成26年):第14回「公共建築賞」優秀賞受賞[12]。
施設
[編集]400 mリンクは国際連盟規格Cタイプ。リンク幅15 m(滑走ゾーン8 m、アップゾーン5 m、事故回避ゾーン2 m)となっている。中地多目的広場は120 m×34 mあり、フットサル場3面分割、テニスコート6面分割などに使用でき、広場の外周(リンク部境界)に昇降式防球ネット(高さ11 m)を設置している。また、建物の高さが20 m弱で比較的コンパクトな設計であるため効果的な室温調整が可能となっている[13]。公衆無線LAN(Wi-Fi)使用可能[14]。
- 400 mリンク標準ダブルトラック(鋼管埋設型)
- 中地多目的広場(4,130 m²)
- ランニング走路(全長470 m)
- トレーニング室
- 選手控室
- 医務室
- シャワー室
- 通告コンピュータ室
- 審判室
- 応接室
- 研修室
- エレベーター(身障者対応)
- 飲食コーナー
- トイレ(多目的・1階オストメイト対応)
- 事務室他
大会実績
[編集]※明治北海道十勝オーバル開場後を記載[4]。
- アジアスピードスケート距離別選手権大会(2010年)
- 世界スプリントスピードスケート選手権大会(2010年)
- 全日本ジュニアスピードスケート選手権大会(2010年、2012年)
- ジャパンカップスピードスケート競技会(2010年・2011年・2012年・2013年・2014年)
- 全日本スピードスケート選手権大会(2010年・2014年)
- ワールドカップスピードスケート競技会(2010年)
- 全日本スプリントスピードスケート選手権大会(2011年)
- 世界ジュニアスピードスケート選手権大会(2012年)
- ジュニアワールドカップファイナル(2012年)
- 2017年アジア冬季競技大会スピードスケート競技(2017年)
2023年ISUワールドカップ第1戦
アクセス
[編集]北海道旅客鉄道(JR北海道)帯広駅からバスで約40分[15]
脚注
[編集]- ^ a b “明治北海道十勝オーバル”. 帯広市文化スポーツ財団. 2015年5月13日閲覧。
- ^ “明治北海道十勝オーバル”. 事例詳細(物件). パナソニック. 2015年5月13日閲覧。
- ^ “【帯広市建設工事優良施工業者表彰】表彰者一覧表” (PDF). 帯広市 (2010年12月16日). 2015年5月13日閲覧。
- ^ a b c d e “明治北海道十勝オーバル(帯広の森屋内スピードスケート場)” (PDF). 帯広市教育委員会・帯広市文化スポーツ振興財団. 2015年5月13日閲覧。
- ^ “明治北海道十勝オーバル(帯広の森スピードスケート場)”. 日本オリンピック委員会. 2015年5月13日閲覧。
- ^ “明治北海道十勝オーバル”. 明治. 2015年5月13日閲覧。
- ^ a b “屋内スピードスケート場建設”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社). (2006年3月29日) 2015年5月13日閲覧。
- ^ “スケートの足跡(沿革)” (PDF). 帯広スケート連盟. 2015年4月28日閲覧。
- ^ 『明治乳業 帯広市と帯広の森屋内スピードスケート場のネーミングライツに関し契約締結』(プレスリリース)明治、2009年4月20日 。2015年5月13日閲覧。
- ^ “命名権の契約締結 帯広市と明治乳業”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社). (2009年4月20日) 2015年5月13日閲覧。
- ^ “始動 明治オーバル 選手たち早速滑走”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社). (2009年9月1日) 2015年5月13日閲覧。
- ^ 『第14回公共建築賞優秀賞の決定について』(PDF)(プレスリリース)公共建築協会、2014年4月22日 。2015年7月5日閲覧。
- ^ 冨重圭以子 (2010年1月22日). “寝ても覚めても:寒い帯広の暖かいリンク”. 毎日新聞. 毎日新聞社. 2010年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月23日閲覧。
- ^ “公衆無線LAN(Wi-Fi)が一部施設で使えるようになりました”. 帯広市文化スポーツ振興財団. 2015年5月12日閲覧。
- ^ “アクセス”. 帯広市文化スポーツ振興財団. 2015年5月12日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 明治北海道十勝オーバル | 帯広市
- 帯広市文化スポーツ振興財団
- 一般財団法人帯広市文化スポーツ振興財団 (264474927004476) - Facebook