コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

是川団地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 東北地方 > 青森県 > 八戸市 > 是川 > 是川団地
是川
是川の位置(青森県内)
是川
是川
是川の位置
北緯40度28分3.89秒 東経141度29分52.74秒 / 北緯40.4677472度 東経141.4979833度 / 40.4677472; 141.4979833
日本の旗 日本
都道府県 青森県
市町村 八戸市
人口
2017年(平成29年)4月30日現在)[1]
 • 合計 2,762人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
031-0023
市外局番 0178[2]
ナンバープレート 八戸
人口は「丁目」区域のみ。「小字」区域は「是川」に掲載。

是川団地(これかわだんち)は、青森県八戸市是川地区にある住宅団地である。是川一丁目から五丁目まである。

概要

[編集]

是川団地は、青森県八戸市の南部にある団地である。八戸市中心市街地に位置する八戸市庁から是川団地までは、南側に直線で約5キロメートルに位置する。1971年昭和46年)に造成が始まった団地で、建設当時は青森県内で最大規模の住宅団地だった。是川団地の西側には新井田川が流れており、地区周辺では是川遺跡から縄文時代の遺跡が出土している。

団地計画データ

[編集]
  • 総面積 - 51万平方メートル
  • 計画住宅戸数 - 1760戸
  • 計画人口 - 5,700人

沿革

[編集]
  • 1960年代 - 大型団地構想の一つとして計画される。
  • 1971年昭和46年)- 団地建設開始。
  • 1972年(昭和47年)2月24日 - 町の新設が行われ、大字是川の一部が是川一丁目から是川五丁目に変更される[3]
  • 1974年(昭和49年)- 大字是川字細越河原(現中学校と併設)にあった是川小学校が体育館の石炭ストーブの煙突より出火・全焼し(11月16日)、是川四丁目に移転する[4]

現在の位置に建設が決定した理由について、デーリー東北2001年)では、『当初、団地建設は湊地区が候補に挙がったという。それが、同地区の用地買収が難航したことから、是川地区に変更となった。』[5]という建設までの変遷があったことを示している。

1970年代に建設が始まり、住宅団地(青森県営住宅、市営住宅、一般住宅)や、小学校、商店やスーパーマーケットが立地した。

2000年代に入ると、市営住宅や県営住宅の入居率が低迷し始めるようになった。2001年のデータによると、市営住宅の入居戸数は328戸中200戸、60.9 %の入居率に留まる[5]。全国的な傾向であるが、団地に入居する年齢層が高齢化していることや、団地の老朽化、中心市街地へのアクセスが悪いことが、空き部屋が埋まらない原因の一つであるとされている。これらのことから、県と市は2007年頃から南東部(1丁目)の古い2階建ての市営住宅の建て替えを開始。すべて平屋建てにすることとバリアフリー化を目標にし、2009年に新しい市営住宅及び県営住宅が完成した。 また、これをもって団地内の整備を一旦完了ということにした[6]

町名の変遷

[編集]
実施後 実施年月日 実施前(各字名ともその一部)
是川一丁目 1972年2月24日 大字是川字土樋、同字寺ノ上、同字栗木原、同字街道上、同字一本木平、同字八森平、同字平ラ平
是川二丁目 大字是川字寺ノ上、同字栗木原、同字館ノ内、同字平ラ平
是川三丁目 大字是川字平ラ平、同字八森平、同字別当屋敷、同字志民向、同字下長根
是川四丁目
是川五丁目 大字是川字土樋、同字一本木平、同字八森平、同字志民向

なお、住居表示は実施されていない[7]

世帯数と人口

[編集]

2017年(平成29年)4月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
是川一丁目 257世帯 532人
是川二丁目 289世帯 654人
是川三丁目 254世帯 501人
是川四丁目 242世帯 574人
是川五丁目 228世帯 501人
1,270世帯 2,762人

教育

[編集]
  • 八戸市立是川小学校(是川団地地区の中心に立地している)
  • 八戸市立是川中学校(是川団地の外側に立地しており、南東に1キロ離れている)

交通

[編集]

道路

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b 八戸市 (2017年4月30日). “八戸市人口データ(平成29年度)”. 八戸市. 2017年6月1日閲覧。
  2. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  3. ^ 町の新設”. 八戸市例規集. 八戸市. 2024年10月3日閲覧。
  4. ^ このとき、すでに団地内への移転が決定していた。
  5. ^ a b [1]新井田川漫歩 デーリー東北
  6. ^ [2]2009年八戸市景観賞
  7. ^ 住居表示について”. 八戸市. 八戸市. 2024年9月6日閲覧。

参考資料

[編集]
  • 住所毎男女世帯数リスト 平成20年 八戸市