服部五老
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服部 五老(はっとり ごろう、1869年(明治2年) - 1930年(昭和5年)5月)は、日本の南画家。現在の山形県鶴岡市出身。
略歴
[編集]- 1869年(明治2年) - 旧庄内藩士・服部大策の長男として鶴岡に生れる。
- 絵の修業のため京都に移住
- 田能村直入に入門
- 田能村一門の高弟となる。
- 日本南画院の同人となる。
- 1920年(大正9年) - 自宅に甥の齋藤真成が移住
- 橋本関雪や竹内栖鳳と並び称される程になる。
- 酒におぼれ豪遊し乱れた生活を送る様になる。
- 次第に絵も描かなくなり貧困に陥る。
- 1930年(昭和5年)5月 - 死去する。享年62。この時に残された遺産は畳三枚とバケツ一個だった。
展覧会歴
[編集]主な作品
[編集]- 1901年(明治34年) - 『孤舟閑遊図』 個人蔵
- 1907年(明治40年) - 『五峯石図』 致道博物館蔵
- 1908年(明治41年) - 『松陰養鶴之図』 致道博物館蔵
- 1909年(明治42年) - 『山水之図』 本間美術館蔵
- 1915年(大正4年) - 『梅渓覓句覓図』 致道博物館蔵
- 1924年(大正13年) - 『夜梅図』 個人蔵
関連書籍
[編集]家族親族
[編集]- 曾祖父:大山北李 - 庄内藩士、絵師、葛飾北斎の弟子
- 伯祖父:大山庄太夫 - 庄内藩士、留守居役
- 父:服部大策 - 旧庄内藩士
- 義理従兄弟:山口将吉郎 - 日本画家、妻の従兄弟
- 次男:服部二柳 - 南画家
- 甥:齋藤真成 - 真正極楽寺(真如堂)第53世貫主、洋画家、元・京都教育大学教授
- 従兄弟:黒羽根秀雄 - 海軍大佐、防護巡洋艦「対馬」艦長
- 従兄弟:松平穆堂 - 書家
- 従甥:黒羽根忠雄 - 医学博士、医師
- 従姪孫:黒羽根洋司 - 整形外科医師、エッセイスト
参考文献
[編集]- 1999年(平成11年) - 『懐かしき人々 - 父の父たちの物語 - 』 黒羽根洋司(著)