木下駅
木下駅 | |
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北口(2021年5月) | |
きおろし Kioroshi | |
◄布佐 (1.9 km) (4.3 km) 小林► | |
所在地 | 千葉県印西市木下1633 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■成田線(我孫子支線) |
キロ程 | 14.0 km(我孫子起点) |
電報略号 | キオ←キヲ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
[JR 1]1,844人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1901年(明治34年)4月1日[1] |
備考 |
木下駅(きおろしえき)は、千葉県印西市木下にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)成田線(我孫子支線)の駅である。
歴史
[編集]- 1901年(明治34年)4月1日:成田鉄道(初代)安食 - 我孫子間開業時に開設[1]。旅客・貨物取扱[4]。
- 1920年(大正9年)9月1日:成田鉄道が買収され、鉄道省の駅となる[1][4]。
- 1974年(昭和49年)10月1日:貨物取扱廃止[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[1][4]。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2007年(平成19年)5月:新駅舎・自由通路着工。
- 2008年(平成20年)12月17日:新駅舎・自由通路の使用を開始[5]。
- 2014年(平成26年)11月20日:業務委託化[6]。
- 2024年(令和6年)3月11日:みどりの窓口の営業を終了[7]。
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旧駅舎(2007年8月)
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2番線ホームから望む旧駅舎(2004年3月)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅。2008年(平成20年)に完成した橋上駅舎を備える。成田統括センター(湖北駅)管理で、JR東日本ステーションサービス受託の業務委託駅であるが[2]、お客さまサポートコールシステムが導入されており、終日遠隔での対応も合わせて実施されている[3]。また、多機能券売機が設置されている[3]。
以前は木造駅舎が北側に置かれていたが、2007年(平成19年)5月に、橋上駅舎化(鉄骨・RC造)にむけて着工した。新駅舎は延べ床面積約210平方メートルで、外観は木の素材感を生かしたものとなっている。上下ホームにそれぞれエレベーターが設置され、バリアフリー対策がなされている。自由通路は全長37m、幅員約4.5mとなっている。2008年12月16日に自由通路開通記念式典が開かれ、翌17日から駅舎と自由通路が使用開始された。さらにホーム上屋などの工事が行われ、2009年(平成21年)3月に完工した[8]。トイレは多機能トイレを併設した男女別水洗式で、南口及び北口の階段下に設置されているが、ホーム側からは入ることが出来ない。旧駅舎の頃は、改札内外双方から入れる構造で男女共用水洗式トイレが設置されていた。
かつて存在したホーム同士を結ぶ木造跨線橋(オーバーブリッジ)は、1935年(昭和10年)7月18日まで国鉄成田駅で使用されていたものである[9]。解体後当駅に運ばれ、2008年(平成20年)9月29日までの約73年間使用された後、翌9月30日から橋上駅舎使用開始までの間、完成済の駅舎の一部を跨線橋として使用していた。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■ 成田線(我孫子支線) | 下り | 成田方面 |
2 | 上り | 我孫子・上野・品川方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 地上駅舎時代は、朝5時台の上野行2本は1番線に発着し、重い荷を背負う行商人が階段を上下しなくて済むよう配慮が成されていた。
- 現在も信号設備上は1番線での我孫子方面列車発着が可能である。
- 何らかの理由で一部運休になった場合に列車が当駅1番線で折返しになることがある。
-
改札口(2021年5月)
-
駅ホーム(2021年5月)
利用状況
[編集]2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は1,844人である[JR 1]。
JR東日本及び千葉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)3,556 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)3,603 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)3,603 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)3,618 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)3,471 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)3,397 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)3,392 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)3,159 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 3,230 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 3,212 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 2]3,040 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 3]2,935 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 4]2,855 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 5]2,771 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 6]2,754 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 7]2,734 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 8]2,739 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 9]2,716 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 10]2,652 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 11]2,609 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 12]2,342 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 13]2,206 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 14]2,171 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 15]2,140 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 16]2,084 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 17]2,089 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 18]2,090 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 19]2,061 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 20]2,074 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [JR 21]2,059 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[JR 22]1,562 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 23]1,703 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 24]1,818 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 1]1,844 |
駅周辺
[編集]駅周辺は古くから木下街道の宿場町「木下宿[10]」として栄え、旧木下町の歴史の趣を残している。近くを通る国道356号には数々の店が並ぶ。
-
南口駅前ロータリー
-
印西市役所
-
木下万葉公園
バス路線
[編集]- 南口
- 木下駅南口
- 印西市ふれあいバス
- 東ルート・中ルート:市役所行
- 布佐ルート:千葉ニュータウン中央駅北口行
- 北口
- 印西市ふれあいバス
- 西ルート:市役所行
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、23頁。
- ^ a b “事業エリアマップ(2024年2月1日時点)” (PDF). JR東日本ステーションサービス. 2024年3月12日閲覧。
- ^ a b c “駅の情報(木下駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年3月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月12日閲覧。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、624頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “住民待望の自由通路完成 印西・JR木下駅 親子三代が渡り初め”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 15. (2008年12月17日)
- ^ “駅業務外注化を許さない!今後10年で400名が退職-必要なのは、定年延長だ!”. 国鉄千葉動力車労働組合 (2014年11月16日). 2020年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月8日閲覧。
- ^ “駅の情報(木下駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月22日閲覧。
- ^ 交通新聞2008年12月26日
- ^ 国鉄全線各駅停車4 関東510駅(小学館 1983年)成田線のページ
- ^ “木下街道木下宿”. home.e02.itscom.net. 2019年4月6日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
[編集]- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月24日閲覧。
利用状況に関する資料
[編集]- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- 千葉県統計年鑑
- ^ 千葉県統計年鑑(平成3年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成4年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成5年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成6年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成7年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成8年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成9年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成10年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成11年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和2年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(木下駅):JR東日本