村瀬継弥
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1956年4月18日[1] -)は、日本の小説家・推理作家。岐阜県岐阜市生まれ[1]。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。1995年、『藤田先生のミステリアスな一年』が東京創元社主催の第6回鮎川哲也賞佳作となりデビューした(受賞は北森鴻、もう1人の佳作は佐々木俊介)。
(むらせ つぐや、デビューの2年前に短編「藤田先生と人間消失」が鮎川哲也選の公募アンソロジー『本格推理』に採用され、日本推理作家協会が選ぶ『1994年版 推理小説年鑑 推理小説代表作選集』にも収録された。
また、デビュー4年前の1991年には、「藤田先生の婚約」が、桃園書房主催の第14回小説CLUB新人賞の佳作となっている。
本格ミステリ作家クラブ会員だったが、2022年、本人都合により退会となった[2]。
作品リスト
[編集]- 単行本
- 藤田先生のミステリアスな一年 (東京創元社、1995年9月)ISBN 978-4-488-02346-1 - 第6回鮎川哲也賞佳作
- 水野先生と三百年密室 (立風書房、1997年7月)ISBN 978-4651660752
- 相手を不幸にしない会話 ―ユーモア・ショートショート40 (うなぎ書房、2000年10月)ISBN 978-4901174060 - 40編のショートショート集
- ライトノベル
- 青空の下の密室 ―着流し探偵事件帖 (富士見ミステリー文庫、富士見書房、2001年8月)ISBN 978-4829161340
- 白いブランコの鎮魂曲 ―着流し探偵事件帖 (富士見ミステリー文庫、富士見書房、2002年3月)ISBN 978-4829161562
- 僕の推理とあの子の理屈 (角川スニーカー文庫、角川書店、2002年7月)ISBN 978-4044280017
- アンソロジー、リレー小説
- 新世紀「謎」倶楽部(しんせいきミステリーくらぶ) (角川書店、1998年8月)ISBN 978-4048731164
- 贋作館事件 (芦辺拓編、原書房、1999年8月)ISBN 978-4562032228
- 堕天使殺人事件 (角川書店、1999年9月)ISBN 978-4048731805
- 「第五章 堕天使、空を飛ぶ」を担当。
- 二階堂黎人、柴田よしき、北森鴻、篠田真由美、村瀬継弥、歌野晶午、西澤保彦、小森健太朗、谺健二、愛川晶、芦辺拓(執筆順)によるリレー小説。
- その他短編
- 光文社文庫の公募アンソロジー『本格推理』(鮎川哲也編、光文社文庫)収録作品
- 藤田先生と人間消失 - 『本格推理1 新しい挑戦者たち』(1993年4月)
- 『1994年版 推理小説年鑑 推理小説代表作選集』(日本推理作家協会編、講談社、1994年6月)に収録
- 『殺人前線北上中 ミステリー傑作選32』(日本推理作家協会編、講談社文庫、1997年4月)に収録
- 鎧武者の呪い - 『孤島の殺人鬼 本格推理マガジン』(1995年12月)
- 暖かな病室 - 『本格推理13 幻影の設計者たち』(1998年11月)
- 教授の色紙 - 『本格推理14 密室の数学者たち』(1999年6月)
- 藤田先生と人間消失 - 『本格推理1 新しい挑戦者たち』(1993年4月)
- 東京創元社の『創元推理』収録作品
- 白い怪物のいる奥座敷 - 『創元推理』10 1995年秋号(1995年9月)
- 藤田先生のマジカル修学旅行 - 『創元推理』11 1995年冬号(1995年12月)