村田吉弘
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むらた よしひろ 村田吉弘 | |
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文化功労者顕彰に際して公表された肖像写真 | |
生誕 |
1951年12月15日(73歳) 京都府京都市 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 立命館大学(産業社会学部) |
職業 | 日本料理の料理人 |
著名な実績 | 北海道洞爺湖サミットの料理 |
村田 吉弘(むらた よしひろ、1951年12月15日 - )は和食の料理人、ミシュランガイド3つ星和食料亭「菊乃井」三代目主人。京都府京都市出身。立命館高等学校、立命館大学産業社会学部卒業[1]。一般社団法人全日本・食学会理事長[2]。
人物
[編集]京都祇園の料亭「菊乃井」に長男として生まれる。大学はゴルフ部で活動して卒業し、名古屋の料亭「か茂免」で修行する。1976年に生家へ戻り、「菊乃井木屋町店」を開店する。フランス料理とコラボレーションや東京で出店などする。伝統的料理文化、料亭経営、日本料理、京都文化などについて出版する。NPO法人日本料理アカデミー理事長を務める。
テレビの料理番組に出演する際は、調味料の配分を5:3:1と解説するなど平易でわかりやすく解説する。手軽で入手しやすい調味料としてチョコレート・海老せんべい・チキンラーメン・べっこうあめなどを用い、既存の日本料理を越えた調理法を唱える。2012年に「現代の名工」として厚生労働大臣表彰、2013年に京都府文化賞功労賞、2017年に文化庁長官表彰[3]、2018年に文化功労者[4]、それぞれに選定される。
ゴードン・ラムゼイとともにシンガポール航空の機内食を監修している。
テレビ出演
[編集]- きょうの料理(NHK教育)
- 郁恵・井森のデリ×デリキッチン! (CX)
- 課外授業 ようこそ先輩(1999年6月6日、NHK総合)
- ミヤネ式 〜もうかる日本グルメ旅〜(2009年12月30日、CX)
- 情熱大陸(2012年11月18日、MBS)
- キッチンが走る!(NHK総合)
- 夏のスペシャル(2013年8月9日)
- アート満開!小豆島 旅を彩る極上和食 〜香川県・小豆島〜(2016年11月3日)
- 水野真紀の魔法のレストラン (MBS)
- 夢の扉+(2016年1月10日、TBS)
- 日経スペシャル カンブリア宮殿 和食の異端児が切り拓く!進化する日本料理の未来(2016年12月22日、テレビ東京)[5]
- サワコの朝(2019年9月7日、TBS)
- 奇跡のレッスン(2021年1月31日、NHK)
書籍
[編集]著書
[編集]- 『京料理から こんなん旨いこんなん好きや』(1989年9月10日、柴田書店)ISBN 9784388056286
- 『京料理の福袋 京料理人のほんまの胸の内三十話 御馳走読本6』(1995年11月1日、朝日出版社)ISBN 9784255950464
- 『村田吉弘の10分でできる和のおかず』(1998年2月16日、日本放送出版協会)ISBN 9784141875314
- 『京料理の福袋 料亭「菊乃井」主人が語る料理人の胸の内』(1999年10月5日、小学館 小学館文庫)ISBN 9784094171310
- 『菊乃井村田吉弘がつくる誰にでもできる京風おそうざい』(2001年9月20日、淡交社)ISBN 9784473018472
- 『割合で覚える和の基本』(2001年10月13日、日本放送出版協会)ISBN 9784140331712
- 『京都人は変わらない』(2002年11月14日、光文社 光文社新書)ISBN 9784334031732
- 『和食の問題集』(2003年2月14日、日本放送出版協会)ISBN 9784140331897
- 『万能!おかずの基』(2003年5月16日、日本放送出版協会)ISBN 9784141875390
- 『京都料亭の味わい方』(2004年9月16日、光文社 光文社新書)ISBN 9784334032685
- 『和食の素で万能レシピ』(2004年11月29日、講談社)ISBN 9784062715850
- 『英文版菊乃井 Kaiseki』(2006年7月1日、講談社インターナショナル)ISBN 9784770030221
- 『菊乃井 風花雪月』(写真:久間昌史)(2006年11月17日、講談社インターナショナル)ISBN 9784770040381
- 『京のおかず 四季のかんたんレシピ124』(2007年2月11日、阪急コミュニケーションズ)ISBN 9784484072012
- 『ホントは知らない日本料理の常識・非常識 マナー、器、サービス、経営、周辺文化のこと、etc.』(2007年7月5日、柴田書店)ISBN 9784388353231
- 『菊乃井 村田吉弘料理長の日本料理の基本とコツ 別冊 家庭画報』(2007年7月20日、世界文化社)ISBN 9784418071173
- 『パッとできる和のおかず』(2008年2月15日、日本放送出版協会)ISBN 9784140112410
- 『きちんと日本料理 別冊NHKきょうの料理』(2009年1月14日、日本放送出版協会)ISBN 9784146462229
- 『英文版 楽しく簡単 和のおかず Japanese Home Cooking with Master Chef Murata』(2010年6月1日、講談社インターナショナル)ISBN 9784770031327
- 『英語でかんたん和食』(2011年3月1日、講談社インターナショナル)ISBN 9784770041364
- 『菊乃井・村田吉弘 SALAD 新発想、新テイストの和食サラダ120』(2012年8月24日、柴田書店)ISBN 9784388061471
- 『SALAD 英語版 120 Contemporary Interpretations』(2012年11月5日、柴田書店)ISBN 9784388061518
- 『儲かる料理経営学 ケチな店にお客は来ない』(2014年6月13日、日経BPマーケティング店)ISBN 9784822273316
- 『料理のアイデアと考え方 9人の日本料理人、12の野菜の使い方を議論する』(著者:村田吉弘 栗栖正博 荒木稔雄 中村元計 石川輝宗 髙橋拓児 中東久人 園部晋吾 髙橋義弘)(2015年8月1日、柴田書店)ISBN 9784388062164
- 『割合で覚える野菜の和食』(2015年11月1日、NHK出版)ISBN 9784140332924
- 『和食のこころ 菊乃井・村田吉弘の<和食世界遺産>』(2018年10月11日、世界文化社)ISBN 9784418183302
- 『村田吉弘の「うまみ酢」でかんたん和おかず NHKきょうの料理』(2022年4月19日、NHK出版)ISBN 9784140333242
- 『だしを極める。』(監修:村田吉弘 高橋善郎 本田祥子)(2022年9月12日、宝島社 TJ MOOK)ISBN 9784299033697
関連書籍
[編集]- 『村田吉弘の和食はかんたん』(著者:ムック編集部)(2001年9月4日、光文社)ISBN 9784334841959
脚注
[編集]- ^ 青山祥子 (2013年2月25日). “(人生の贈りもの)料亭「菊乃井」主人 村田吉弘(61) 日本料理を世界に 今こそ攻め時や”. 朝日新聞(夕刊): p. 5 2013年4月24日閲覧。
- ^ 全日本・食学会 組織概要
- ^ “理事長村田吉弘 平成29年度文化庁長官表彰受賞!!”. 2020年5月7日閲覧。
- ^ “平成30年度 文化功労者”. 文部科学省 (2018年11月3日). 2018年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月27日閲覧。
- ^ 和食の異端児が切り拓く!進化する日本料理の未来 - テレビ東京 2016年12月22日