東新潟駅
東新潟駅 | |
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駅舎(2021年9月) | |
ひがしにいがた Higashi-Niigata | |
◄新潟 (5.0 km) (2.0 km) 大形► | |
北は新潟貨物ターミナル駅 | |
所在地 | 新潟市東区中島字浦沢509[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■白新線 |
キロ程 | 5.0[* 1] km(新潟起点) |
電報略号 | ヒイ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,550人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1978年(昭和53年)10月2日[* 2][1][4] |
備考 | 業務委託駅 |
東新潟駅(ひがしにいがたえき)は、新潟県新潟市東区中島字浦沢にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)白新線の駅である[1]。
営業キロ設定上は、駅北側にある日本貨物鉄道(JR貨物)新潟貨物ターミナル駅と同一地点となっている[2]。
歴史
[編集]- 1958年(昭和33年)2月1日:国鉄白新線新潟駅 - 大形駅間に新潟操車場前仮乗降場(にいがたそうしゃじょうまえ-)として新設[3]。
- 1978年(昭和53年)10月2日:複線化を機に、東新潟駅に昇格[4]。旅客駅。在来ホームが上り線用となり、操車場を挟んで北側に下りホームを新設。当時は無人駅であった[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[3]。
- 1989年(平成元年):新潟貨物ターミナル駅新設に伴い、上沼垂信号場 - 大形駅間線路配置整理。
- 2005年(平成17年)1月27日:自動改札機使用開始[7]。
- 2006年(平成18年)1月21日:ICカード「Suica」が利用可能となる[8]。
- 2010年(平成22年)
- 2017年(平成29年)2月18日:跨線橋にエレベーター新設。エレベーター設置に伴いホーム幅が減少するため、ホーム拡張も行われた。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。駅舎は1番線(上り側)に面する南側にあり[1]、両ホームが跨線橋によって連絡している。
新潟駅管理の業務委託駅(JR東日本新潟シティクリエイト(JENIC)受託)。
改札口には自動改札機が3通路設置されており、全通路でSuica等のICカードが利用可能。有人改札は無人となる時間帯があるが、その際はJR東日本新潟支社の社員がインターホンで対応し、有人ゲートの解錠・施錠は遠隔操作で行われる。改札口周辺には自動券売機2台(多機能券売機、指定席券売機各1台)が設置されている。待合室・トイレは改札内からのみ利用可能。自動販売機は改札内に1台、改札外に2台設置されている。バリアフリー対策として駅舎正面にはスロープが設置されており、車椅子での利用にも対応している。2017年(平成29年)2月18日からは跨線橋にエレベーターが新設され[10]、併せてホーム脇には通路が新設されている。なお、従来は車椅子でホームを往来する際には駅員補助が必要となっていた。
なお有人改札口には以前みどりの窓口が併設されていたが、指定席券売機新設に伴い2010年(平成22年)3月7日限りで乗車券発売業務を終了し、現在は改札業務のみ行っている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■白新線 | 上り | 新潟方面[11] |
2 | 下り | 豊栄・新発田方面[11] |
-
改札口(2017年6月)
-
ホーム(2017年6月)
-
新設されたエレベーター。ホーム幅が狭隘なため車椅子が通れる幅の通路が新たに併設されている(2017年6月)
-
エレベーター設置前のプラットホーム(2008年5月)
ホーム配置の変遷
[編集]仮乗降場として開設した当初、白新線は単線であり新潟操車場(現・新潟貨物ターミナル)南側に単式ホーム1面1線を備えていた。白新線複線化の際、下り線が操車場北側を通る形で増設されたため、上下ホームが広大な操車場を挟み込む形となった。しかし駅利用者は南側の新潟市石山東部地区住民が殆どで、下り列車を利用した場合、新発田方面ホームで降車してから徒歩10分弱掛けて新潟方面ホーム側まで回らねばならなかった。
国鉄民営化後、貨物輸送見直しに伴って操車場用地が縮小し、また沼垂駅機能の殆どが移転することになった。この際に線路配置も見直され、白新線は上下線共操車場中央南寄りを横切る形に移設された。これに併せて1989年に新駅舎が完成し、上下ホームが南側に統合された[6]。またその後、白新線より南側の旧操車場用地は駅前広場や宅地等として再開発された。
なお、当駅と似た構造を持つ駅として新三郷駅や久宝寺駅が挙げられるが、ともに駅構造の改良により当時の面影はない。
利用状況
[編集]JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は1,550人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下の通り。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 1,985 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 1,981 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 1,964 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 1,990 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 1,914 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 1,983 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 1,957 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 1,922 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 1,927 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 1,894 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 1,891 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 1,909 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 1,960 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 2,011 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 1,901 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 1,900 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 1,844 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 1,799 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 1,769 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 1,752 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)1,396 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)1,397 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)1,462 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)1,550 | [利用客数 1] |
駅周辺
[編集]駅前は住宅地となっている。駅前にはコンビニエンスストア、ドラッグストア、スーパーマーケットなどがあり、周辺にはマンション、市営住宅(団地)、教育機関などがある。新潟貨物ターミナル駅は当駅の裏側にある。
- キューピット石山店
- 清水フードセンター東中野山店
- 新潟中島郵便局
- 東中野山保育園
- 石山保育園
- ゆたかこども園
- 石山団地 - 市営住宅(団地)。別称は「石山住宅」[12]。
- JR貨物 新潟貨物ターミナル駅 - 駅裏側
- 新潟県道4号新潟港横越線
- 新潟県道290号曽野木一日市線
バス路線
[編集]当駅周辺には新潟交通グループ及び東区区バスの停留所が存在し、2018年4月現在では以下の路線が運行している。運行情報は「路線・のりば(新潟交通)」、「区バス(新潟市東区)」をそれぞれ参照。
バス停名 | 方面 | 路線名 | 系統番号・行先 |
---|---|---|---|
石山団地 | 東方向 | E8 石山線(山二ツ系統) | E82:北高校前 |
西方向 | E8 石山線(山二ツ系統) | E82:新潟駅南口 E82D:新潟駅南口・市役所前 | |
石山第二団地 | 東方向 | E8 石山線(東明系統) | E80:北高校前 E81:大江山連絡所前 |
東区区バス | 松崎ルート | ||
西方向 | E8 石山線(東明系統) | E80・E81:新潟駅前・万代シテイ | |
東区区バス | 松崎ルート |
隣の駅
[編集]- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■白新線
- □快速「べにばな」・■快速
- 通過
- ■普通
- 新潟駅 - (上沼垂信号場) - 東新潟駅(新潟貨物ターミナル駅) - 大形駅
- □快速「べにばな」・■快速
- 信越本線(貨物支線)
- 越後石山駅 - 東新潟駅(新潟貨物ターミナル駅)
脚注
[編集]記事本文
[編集]- ^ a b c d e f 『週刊 JR全駅・全車両基地』 14号 長野駅・新津駅・高田駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月11日、26頁。
- ^ a b c “「通報」●白新線東新潟駅及び鹿児島本線東福間駅の開業について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 4. (1978年8月31日)
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、567頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b “日本国有鉄道公示第86号”. 官報. (1978年8月31日)
- ^ 市報にいがた 平成元年10月22日 第1182号 p.5 (PDF)
- ^ a b “上下ホームが統合 JR白新線東新潟駅 新しい駅舎完成”. 交通新聞 (交通新聞社). (--)
- ^ 『平成16年11月27日(土)新潟駅で自動改札使用開始!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道新潟支社、2004年11月27日。オリジナルの2006年1月8日時点におけるアーカイブ 。2021年1月8日閲覧。
- ^ 『2006年1月21日(土)新潟エリアSuicaデビュー!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道新潟支社、2005年9月21日。オリジナルの2006年1月5日時点におけるアーカイブ 。2021年1月8日閲覧。
- ^ 『「指定席券売機」が新たに4駅に登場!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道新潟支社、2010年2月12日。オリジナルの2010年5月9日時点におけるアーカイブ 。2021年1月8日閲覧。
- ^ 10年目の朗報 東新潟駅にエレベーター設置 駅周辺の班と「会」が要求 - 全国生活と健康を守る会連合会
- ^ a b “駅構内図・バリアフリー情報(東新潟駅)”. 東日本旅客鉄道. 2023年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月21日閲覧。
- ^ “石山住宅” (PDF). 新潟市 (2019年). 2022年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月21日閲覧。
利用状況
[編集]- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月12日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(東新潟駅):JR東日本