東武会沢線
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会沢線 | |||
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基本情報 | |||
国 | 日本 | ||
所在地 | 栃木県 | ||
起点 | 葛生駅 | ||
終点 | 第三会沢駅 | ||
駅数 | 5駅 | ||
開業 | 1920年8月23日 | ||
廃止 | 1997年10月1日 | ||
所有者 | 東武鉄道 | ||
運営者 | 東武鉄道 | ||
路線諸元 | |||
路線距離 | 4.2 km | ||
軌間 | 1,067 mm | ||
線路数 | 単線 | ||
電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 | ||
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停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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会沢線(あいざわせん)は、かつて栃木県安蘇郡葛生町(現・佐野市葛生)にあった東武鉄道の貨物線である。石灰石、ドロマイト等の運搬用に敷設された、佐野線の終点葛生駅から第三会沢駅に至る路線であった。
路線データ
[編集]※1986年運行停止時点
- 路線距離:葛生 - 上白石 - 第三会沢間 4.2 km
- 軌間:1,067 mm
- 駅数:5駅(起終点含む)
- 電化区間:全線(直流1,500 V)
- 複線区間:なし(全線単線)※葛生 - 上白石間は会沢線と住友セメントのセメント工場線とが単線並列で並行
運行形態
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歴史
[編集]- 1917年(大正6年)12月12日 鉄道免許状下付(葛生 - 会沢間)[1][2]
- 1920年(大正9年)8月23日 葛生 - 第二会沢(後の第三会沢)間の人車線(4.4 km)開業[3][4][5][2][6]
- 1925年(大正14年)
- 1928年(昭和3年)7月10日 上白石駅を開業[10][注釈 2]
- 1937年(昭和12年)以降 第三会沢を移転または改キロ (+0.2 km)[注釈 1]
- 1938年(昭和13年)10月1日 第二会沢駅を廃止[14][注釈 3]
- 1966年(昭和41年)6月 葛生 - 第三会沢間の電化完成[10]
- 1985年(昭和60年)12月1日 第三会沢を移転 (-0.4 km)。[注釈 4]
- 1986年(昭和61年)10月21日 上白石 - 第三会沢間を廃止 (-3.3 km)[15][14]
- 1997年(平成9年)10月1日 葛生 - 上白石間の廃止により全線廃止[14]
駅一覧
[編集]電報略号 | 駅名 | 営業キロ | 接続路線 | 所属専用線・取扱品 | ||
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駅間 | 累計 | 専用者 | 第三者使用 | |||
クズ | 葛生駅 (山菅荷扱所) |
- | 0.0 | 東武鉄道:佐野線 | 東京石灰工業(砕石) | |
湧井石灰興業(炭酸カルシウム・プラスター) | 東武運輸 | |||||
山野井砕石工業(砕石) | ||||||
安蘇石灰(炭酸カルシウム) | ||||||
清水石灰工業(消石灰) | 東武運輸 | |||||
駒形石灰工業(肥料・プラスター) | 清水鉱業 | |||||
シラ | 上白石駅 | 0.8 | 0.8 | 東武鉄道:大叶線 | 住友セメント・セメント工場線(セメント) | 栃木興産(肥料) |
住友セメント・ポール工場線 | 住建コンクリート工業(PC枕木) | |||||
住友建設 | ||||||
日鉄鉱業・羽鶴専用鉄道 〔上白石駅 - 常盤信号所 - 羽鶴駅〕(6.5 km) 羽鶴:日鉄鉱業(ドロマイト・砕石・肥料) |
吉沢石灰工業 | |||||
常盤:田沢工業 (高温焼成ドロマイト・肥料) | ||||||
羽鶴:羽鶴ドロマイト工業 (高温焼成ドロマイト・生石灰) | ||||||
ツイ | 築地駅 | 0.6 | 1.4 | 吉沢石灰工業(砕石、消石灰) | ||
宮田石灰(生石灰、消石灰) | 東洋プラスター協業組合 (プラスター) | |||||
駒形(消石灰、炭酸カルシウム) | ||||||
三栄砿業(プラスター) | ||||||
タイ | 第一会沢駅 | 1.1 | 2.5 | 泉石灰工業(プラスター、炭酸カルシウム) | 東武砂利協同組合 | |
東武開発(肥料) | ||||||
タサ | 第三会沢駅 | 2.1 | 4.6 | 泉石灰工業(ドロマイト) | 湧井石灰興業(消石灰・生石灰) | |
村樫石灰工業(消石灰・炭酸カルシウム・砕石) | ||||||
宮田石灰(消石灰・生石灰) | ||||||
日鉄鉱業(ドロマイト) | 駒形 | |||||
駒形石灰工業(消石灰・生石灰) | 東武開発 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 『鉄道院鉄道統計資料. 大正6年度』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c 東武鉄道年史編纂事務局 1964, p. 169.
- ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』第2426号、1920年9月2日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『鉄道省鉄道統計資料. 大正9年度』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c d 東武鉄道年史編纂事務局 1964, p. 209.
- ^ 東武鉄道年史編纂事務局 1964, p. 796.
- ^ 「地方鉄道駅名改称並駅設置及哩程変更」『官報』第3914号、1925年9月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 東武鉄道年史編纂事務局 1964, p. 797.
- ^ 東武鉄道年史編纂事務局 1964, p. 920.
- ^ a b 東武鉄道社史編纂室 1998, p. 205.
- ^ 今尾 2008, p. 30.
- ^ 鉄道省監督局 編「東武鉄道株式会社(其ノ二)」『地方鉄道及軌道一覧』 昭和15年11月1日現在、鉄道同志会、1941年2月、35頁。全国書誌番号:46040359 。
- ^ 鉄道省監督局 編「東武鉄道株式会社(其ノ二)」『地方鉄道及軌道一覧』 昭和18年4月1日現在、鉄道同志会、1944年3月、35頁。全国書誌番号:46040359 。
- ^ a b c d 東武鉄道社史編纂室 1998, p. 206.
- ^ 企画 飯島巌、解説 卓はじめ、写真 諸河久『東武鉄道』保育社〈私鉄の車両24〉、1987年1月、115頁。ISBN 4586532246。全国書誌番号:87031143。
- ^ 阿部一雄「貨物輸送の変遷と現況」『鉄道ピクトリアル』1981年7月増刊号(通巻392号)、鉄道図書刊行会、1981年7月、88-89頁。
参考文献
[編集]- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』3号 関東1、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2008年7月、30頁。ISBN 9784107900210。
- 鉄道省 編「葛生・第三會澤間」『鉄道停車場一覧』 昭和12年10月1日現在、川口印刷所出版部、1937年、289-290頁。全国書誌番号:46065109 。
- 日本国有鉄道 編「会沢線」『停車場一覧』 昭和47年10月14日現在、日本国有鉄道、1972年、311頁。全国書誌番号:70025175。
- 東武鉄道年史編纂事務局 編『東武鉄道六十五年史』東武鉄道、1964年。全国書誌番号:64010839。
- 東武鉄道社史編纂室 編『東武鉄道百年史』 資料編、東武鉄道、1998年。全国書誌番号:20043141。
関連項目
[編集]- 日本の廃止鉄道路線一覧
- 廃線
- 栃木県道144号築地吉水線(事業中) - 一部区間で上白石駅前後の線路跡地を活用している。
- 関東地方の鉄道路線
- 軽便鉄道
- 鉱山鉄道