東静子
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あずま しずこ 東 静子 | |
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生年月日 | 1930年8月22日 |
没年月日 | 不詳年 |
出生地 | 日本 東京府東京市(現在の東京都) |
ジャンル | 女優 |
活動期間 | 1953年 - 1998年 |
活動内容 | 劇映画(時代劇・現代劇、特撮映画)、テレビドラマ |
主な作品 | |
『ゴジラ』 |
来歴・人物
[編集]1930年(昭和5年)8月22日、東京府東京市(現在の東京都)に生まれる[6]。
東宝演技研究所を経て、東宝の専属俳優となる[1][6]。1953年(昭和28年)に公開された千葉泰樹監督映画『ひまわり娘』で映画デビュー[1]。芸名は東宝の「東」と「宝」を宝田明と分け合って名付けられた[6]。
東宝の俳優専属システム崩壊後は、新星プログループに所属[6][7]。記平佳枝、川口節子らと共に映画、テレビドラマで長く活躍した[6]。
1998年(平成10年)以降の出演作品が見当たらず、加藤茂雄や川口によると既に故人であるというが、詳細な没年月日は不明である[8][4]。
出演作品
[編集]映画
[編集]- ひまわり娘(1953年 千葉泰樹監督)
- 七人の侍(1954年 黒澤明監督):百姓の娘
- かくて自由の鐘は鳴る(1954年 熊谷久虎監督):妻錦
- ゴジラシリーズ
- 女性に関する十二章(1954年 藤本真澄監督):森田はる子
- 透明人間(1954年 小田基義監督):ナイトクラブの店員[4]・銀座の通行人 [2役]
- 麦笛(1955年 豊田四郎監督):劇場の女の娘
- 現代の欲望(1956年 丸山誠治監督):金太郎(芸者)
- 囚人船(1956年 稲垣浩監督):梢(酌婦)
- 夜の鴎(1957年 佐分利信監督):清香
- 大怪獣バラン(1958年 本多猪四郎監督):杉本研究室研究員[4]
- 銀座退屈娘(1960年 山本嘉次郎監督):「うずまき」の女中
- ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐(1960年 松林宗恵監督):村の婦人
- ガス人間第一号(1960年 本多猪四郎監督):銀行員
- モスラ(1961年 本多猪四郎監督):国立総合核センター所員[3][4]
- 妖星ゴラス(1962年 本多猪四郎監督):政府関係者
- 続・社長漫遊記(1963年 杉江敏男監督):造船所の社員
- 女の歴史(1963年 成瀬巳喜男監督)
- 君も出世ができる(1964年 須川栄三監督):羽田空港到着出口から出て来る女・「シャレード」のホステス [2役]
- 宇宙大怪獣ドゴラ(1964年 本多猪四郎監督):福岡の看護婦
- 奇巌城の冒険(1966年 谷口千吉監督):ペシルの民
- お嫁においで(1966年 本多猪四郎監督):電車の乗客・露木家の近所の主婦 [2役]
- 東宝8.15シリーズ
- ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣(1970年 本多猪四郎監督):セルジオ島民[5]
- 王将(1973年 堀川弘通監督):東京の旅館の女中
- 狼の紋章(1973年 松本正志監督):博徳学園高校の教師
- 華麗なる一族(1974年 山本薩夫監督):看護婦
- ノストラダムスの大予言(1974年 舛田利雄監督):子供の母親・群衆 [2役]
- 石坂浩二の金田一耕助シリーズ
- 雪の断章 -情熱-(1985年 相米慎二監督):女の浮浪者
- 竹取物語(1987年 市川崑監督)
- 夢(1990年 黒澤明監督)
- あげまん(1990年 伊丹十三監督):芸者
- 八月の狂詩曲(1991年 黒澤明監督)
- 大病人(1993年 伊丹十三監督):患者の家族
- 雲南物語(1994年 チョン・ヌァンシン監督):樹子の母
- CAT'S EYE キャッツ・アイ(1997年 林海象監督)
テレビ
[編集]- でっかい青春 第7話「どんじりの栄冠」(1967年)
- ウルトラシリーズ
- 大忠臣蔵(1971年)
- ファイヤーマン 第8話「恐怖のミクロ怪獣」(1973年):みどり台団地の住人[注釈 2]
- マドモアゼル通り 第15話「明日に向って泣く」(1973年)
- 太陽にほえろ!
- 第54話「汚れなき刑事魂」(1973年) - 滝田染子
- 第83話「午前10時爆破予定」(1974年) - 城東大学病院の看護婦
- 第184話「アリバイ」(1976年) - 田沢家の近所の主婦
- 第322話「誤射」(1978年)
- 第612話「怒れる狙撃者」(1984年) - 中村家の近所の主婦
- 第685話「ロッキーの白いハンカチ」(1986年) - マンションの住人
- 大江戸捜査網 第3シリーズ
- 第20話「みなごろし長屋騒動」(1974年)
- 第46話「おんな牢秘話」(1974年)
- 第78話「隠密同心胡蝶 炎の彼方に」(1975年)
- 第94話「地下に眠る美女」(1975年)
- 第133話「闇夜に咲いた夫婦花」(1976年)
- 第141話「牢破り無情」(1976年)
- 第149話「涙で斬った地獄花」(1976年)
- 第173話「仇討ち女三味線」(1977年)
- 第228話「無法を裁く怒りの群集」(1978年)
- 第310話「豪雨に消えた謎の美女」(1979年)
- 高校教師 第3話「家庭教師はお呼びじゃない」(1974年)
- 幡随院長兵衛お待ちなせえ 第4話「大江戸暴れ馬」(1974年)
- 破れ奉行 第36話「待伏せ! 老中暗殺」(1977年)
- 暴れ九庵 第15話「下駄が落した愛」(1985年)
- ザ・ハングマンV 第27話(最終回)「マイホームの夢が消えて解散!!」(1986年)
- みちのく鳴子温泉同窓会殺人事件(1988年)
- 陸加賀温泉お見合いツアー殺人事件 実年素人探偵とおんな秘書の名推理 湯けむりの向うに妖しい殺意(1989年)
- ホテル大火災の殺人トリック! 60分の1秒謎解きの死角(1990年)
- 刑事貴族(1990年 - 1992年)[注釈 3]
- 代表取締役刑事(1990年 - 1991年)[注釈 3]
- 魔性の宿・密会殺人事件(1990年)
- エコエコアザラク 第25話「妹」(1997年)
- はみだし弁護士・巽志郎3 女子高生援助交際殺人事件! 歪んだ愛の果て!? 3枚の写真の謎を追い美人検事と鹿児島・指宿へ(1998年)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 東宝特撮映画全史 1983, p. 527, 「怪獣・SF映画俳優名鑑」
- ^ a b c ゴジラ大百科 1993, p. 114, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
- ^ a b c d e f モスラ映画大全 2011, p. 15, 「脇役俳優辞典01」
- ^ a b c d e f g h 東宝特撮女優大全集 2014, p. 132, 文・友井健人「脇役女優大全」
- ^ a b c d e f g h 野村宏平、冬門稔弐「8月22日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、234頁。ISBN 978-4-8003-1074-3。
- ^ a b c d e f 初代ゴジラ研究読本 2014, p. 113, 「オール初代ゴジラ俳優大図鑑」
- ^ モスラ映画大全 2011, pp. 103–105, 構成・友井健人「東宝脇役俳優大全 インタビュー 加藤茂雄」
- ^ 初代ゴジラ研究読本 2014, p. 112, 「column07 加藤茂雄と記平佳枝が語るゴジラ出演者」.
出典(リンク)
[編集]参考文献
[編集]- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。
- 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年12月10日。
- 別冊映画秘宝(洋泉社)
- 『別冊映画秘宝 モスラ映画大全』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2011年8月11日。ISBN 978-4-86248-761-2。
- 『初代ゴジラ研究読本』洋泉社〈洋泉社MOOK 別冊映画秘宝〉、2014年8月24日。ISBN 978-4-8003-0452-0。
- 別冊映画秘宝編集部 編『〈保存版〉別冊映画秘宝 東宝特撮女優大全集』洋泉社、2014年9月24日。ISBN 978-4-8003-0495-7。