松之木
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松之木 | |
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葛西用水路の写真左側あたりが松之木の一部 | |
北緯35度49分46.97秒 東経139度49分58.17秒 / 北緯35.8297139度 東経139.8328250度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 埼玉県 |
市町村 | 八潮市 |
地区 | 八條地区 |
面積 | |
• 合計 | 0.008 km2 |
人口 | |
• 合計 | 16人 |
• 密度 | 2,000人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
340-0805[3] |
市外局番 | 048(草加MA)[4] |
ナンバープレート | 春日部 |
松之木(まつのき)は、埼玉県八潮市の大字。郵便番号は340-0805[3]。
地理
[編集]八潮市の概ね中央部からやや北に位置する。東は鶴ケ曽根、西は緑町、伊草、新町、南は緑町、鶴ケ曽根、北は伊草、鶴ケ曽根、新町と隣接している。1998年(平成10年)に地区の大半の区域で行っていた区画整理が完了。それに伴い、緑町に町名変更が実施された。そのため現在の地区は、八潮市立松之木小学校の西側を流れる葛西用水路の流路の一部や右岸側の市道の一部、緑町の東側と新町の東側の八条用水の流路沿いに僅かに点在して残る形となっている。
由来
[編集]地区内の鎮守である稲荷神社に松の木が繁茂していたことを由来としている。また、この地はかつては古綾瀬川の氾濫原の沖積地に位置し、集落は自然堤防上に発展していた[5]。
歴史
[編集]もとは江戸期より存在した武蔵国埼玉郡八条領に属する松之木村であった[6]。青柳村のうちに飛地を領していた。
沿革
[編集]- はじめは幕府領、1670年(寛文10年)より知行は若年寄土井利房氏となるが[6]、1682年(天和2年)より再び幕府領となる[6]。なお、検地は1627年(寛永4年)および1684年(貞享元年)に実施。
- 幕末の時点では埼玉郡に属し、明治初年の『旧高旧領取調帳』の記載によると、代官佐々井半十郎支配所が管轄する幕府領であった[7]。
- 1868年(慶応4年)6月19日 - 幕府領が武蔵知県事・山田政則(忍藩士)の管轄となる。
- 1869年(明治2年)1月13日 - 武蔵知県事・河瀬秀治の管轄区域に小菅県を設置、同県の管轄となる。県庁は葛飾郡小菅村に置かれる。
- 1871年(明治4年)11月14日 - 太政官布告第594号により小菅県を廃止。埼玉県の管轄となる。
- 1872年(明治5年) - 大区小区制施行により第1区に属す。
- 1879年(明治12年)3月17日 - 郡区町村編制法により成立した南埼玉郡に属す。郡役所は岩槻町に設置。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴ない、南埼玉郡八条村、鶴ヶ曽根村、伊草村、小作田村、立野堀村と合併し八條村が成立、松之木村は八條村の大字松之木となる。
- 1956年(昭和31年)9月28日 - 八幡村、潮止村と合併し、南埼玉郡八潮村の大字となる。
- 1964年(昭和39年)10月1日 - 町制施行により、南埼玉郡八潮町の大字となる。
- 1967年(昭和42年)6月1日 - 草加市と境界変更に伴い、地区の一部(字上ケ田北の一部)が草加市青柳町(現:青柳)、柿木町、稲荷町(現:稲荷)となる。
- 1968年(昭和43年)9月1日 - 草加八潮工業開発土地区画整理事業の完成に伴い、事業区域内にあった地区の一部(字上田北、山東)が南埼玉郡八潮町新町となる[8]。
- 1972年(昭和47年)
- 1月15日 - 市制施行により、八潮市の大字となる。
- 4月1日 - 八潮市大字松之木264番地に「八潮市立八潮第五小学校(現八潮市立松之木小学校)」を開校する。
- 1979年(昭和54年)4月1日 - 稲荷町土地区画整理事業・稲荷伊草第一土地区画整理事業に伴い草加市との境界変更を実施、稲荷町字下根通の一部が大字松之木に編入される[9][10]。
- 1988年(昭和63年) - 松之木264番地の「どんぐり遊歩道」が、昭和63年度手づくり郷土賞(やすらぎとうるおいのある歩道)受賞[11]。
- 1998年(平成10年)11月21日 - 稲荷伊草第一土地区画整理事業の完成に伴い町名および地番が変更され、事業区域内にあった地区の一部(字居村、字居村東、字宮脇、字新川西、字下根通)が八潮市緑町一丁目〜五丁目となる。これにより「松之木小学校」や「松之木公園」などが松之木から外れる。
世帯数と人口
[編集]2021年(令和3年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
大字 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
松之木 | 6世帯 | 16人 |
小・中学校の学区
[編集]番地 | 小学校 | 中学校 |
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258〜261 | 八潮市立八條小学校 | 八潮市立八條中学校 |
236〜257 | 八潮市立松之木小学校 | 八潮市立八潮中学校 |
323、325〜327、330〜331、334〜336、339、361、371 | 八潮市立八幡中学校 |
交通
[編集]地内に鉄道は敷設されていない。
道路
[編集]地内に国道、および主要地方道・一般県道は通っていない。
- 松之木どんぐり遊歩道 - 松之木264番地(松之木小学校西側を流れる葛西用水路およびその左岸側)に所在[11]。
施設など
[編集]地内は農地や用水路の水域のほか、いくつかの戸建ての住宅や駐車場があるのみであり、目だった施設はない。なお、「八潮市立松之木小学校」や「松之木公園」はかつて当地区に所在していたが、現在は緑町三丁目に所在している。
脚注
[編集]- ^ “八潮市都市計画課「都市計画基礎調査」”. 八潮市 (2015年). 2021年2月2日閲覧。
- ^ a b “人口・世帯数”. 八潮市 (2021年2月1日). 2020年11月14日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2017年10月27日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
- ^ “平成10年6月10日発行広報やしお 郷土の歴史335 八潮の地名考(13) 松之木の地名その壱、平成10年7月10日発行広報やしお 郷土の歴史336 八潮の地名考(14) 松之木の地名その弐”. 2021年2月2日閲覧。
- ^ a b c 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 795頁。
- ^ 『旧高旧領取調帳データベース』の検索結果を参照。
- ^ 新町 - れきナビ―やしお歴史事典(八潮市立資料館).2023年3月3日閲覧。
- ^ 「新境界が確定 四月から新地番に」『広報そうか』第314号、草加市、1979年5月5日、6頁。
- ^ 八潮市・草加市境界変更(昭和54年) - 八潮市立資料館. 2023年3月16日閲覧。
- ^ a b 松之木どんぐり遊歩道(やすらぎとうるおいのある歩道) (PDF) - 国土交通省、2023年2月9日閲覧。
- ^ “小・中学校の通学区域等”. 八潮市 (2017年3月23日). 2021年2月2日閲覧。
参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。
- 旧高旧領取調帳データベース
関連文献
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 松之木 - れきナビ―やしお歴史事典(八潮市立資料館)