松本車両センター
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松本車両センター | |
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松本車両センター(2023年2月) | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 長野県松本市深志1-1 |
鉄道事業者 | 東日本旅客鉄道 |
帰属組織 | 首都圏本部 |
所属略号 | 都モト |
最寄駅 | アルピコ交通上高地線西松本駅 |
管轄車両 |
E353系 E127系 |
旧称 | 松本運輸区・松本電車区 |
車両基地概要 | |
敷地面積 | 39,535 m2 |
留置線本数 | 16本 |
検査線本数 | 4本 |
洗浄線本数 | 2本 |
配置両数 | |
電車 | 237両 |
合計 | 237両 |
備考 |
2023年4月1日現在のデータ[1] 敷地面積は有価証券報告書の値[2] |
松本車両センター(まつもとしゃりょうセンター)は、長野県松本市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)首都圏本部の車両基地である。松本駅に隣接している。
歴史
[編集]- 1965年(昭和40年)4月1日 - 松本運転所として開設。
- 2000年(平成12年)
- 2002年(平成14年)3月23日 - 松本運転所のうち乗務員部門を松本運輸区として分離し、車両検修部門が松本電車区となる[3]。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 松本電車区から松本車両センターに改称[4]。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 115系(C編成)84両が長野総合車両センターへ転属。これにより115系の配置が消滅。
- 2022年(令和4年)10月1日 - 長野支社から首都圏本部の管轄に移行したことにより略号が「長モト」から「都モト」に改称。
配置車両に記される略号
[編集]「長モト」- …長野支社(現在は首都圏本部)の管轄であることを表す「長」と松本の電報略号を表す「モト」を合わせて、長モトと表記される(「都モト」は使用されていない)。
また、交番検査、車輪研削は当センターで行い、全般検査や機器更新などは長野総合車両センターまで回送され行われる。
配置車両
[編集]配置両数の内訳は、特定日の配置両数が記載された資料に基づいて編集して下さい。 |
2023年4月1日現在の配置車両は以下の通り[1]。電車のみの配置である。
電車 | 気動車 | 機関車 | 客車 | 貨車 | 合計 |
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237両 | 0両 | 0両 | 0両 | 0両 | 237両 |
E353系電車(213両)
- 特急列車「あずさ」「かいじ」用の車両。
- 9両基本編成(S101 - S120編成)20本、3両付属編成(S201 - S211編成)11本が配置されている。
- 2017年12月23日にデビュー、2019年3月16日ダイヤ改正でE351系およびE257系を置き換え、中央本線系統の特急をE353系で統一。
- このほか富士急行線直通の「富士回遊」、平日運転の臨時特急「はちおうじ・おうめ」「信州」にも充当される。
E127系電車(24両)
- 100番台2両編成(A1 - A12編成)12本が配置されている。
- 大糸線(松本駅 - 南小谷駅間)、中央本線(小淵沢駅・辰野駅 - 塩尻駅間)、篠ノ井線(全線)、信越本線(篠ノ井駅 - 長野駅間)の普通・快速列車で運用される。
- 基本は2両編成での運用だが、時間帯に合わせて一部列車は4両編成で運用される。
- 6両編成での運用は2013年まで大糸線で、2023年に篠ノ井線などの一部列車で運用された。
- 2003年12月20日に篠ノ井線(塩尻駅 - 松本駅間)にATS-Pが導入されたことに伴い、以降2013年3月16日のダイヤ改正までは大糸線限定での運用となっていた。なお2010年までに全編成にATS-Ps型およびATS-P型改造工事が施工されたため、2011年の東日本大震災に伴う節電対策として夏季の平日昼間の普通列車に115系の代走として運用されることもあった。
- A5 - A12編成は、クハE126形前位側に霜取りパンタグラフを搭載している。
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E353系
-
E127系100番台
過去の配置車両
[編集]電車
[編集]- 大糸線・信越本線・篠ノ井線・中央本線用の旧型国電。
- 51系は大糸線用と信越本線70系連結用のクハ68形が配置されていた[5]。
- 信越本線・篠ノ井線・中央本線の70系および80系は1978年3月までに、大糸線の40系および51系は1981年7月までに115系1000番台に置き換えられ運用を離脱後、廃車された。
- クモニ143形の改造車である、クモハ123-1の1両が配置され「ミニエコー」の愛称が付けられていた。
- 中央本線辰野支線(辰野駅 - 塩尻駅間)におけるワンマン運転用の車両で、出入区(塩尻駅 - 松本駅間)の際も間合いで同区間の普通列車として運転された。2013年3月16日のダイヤ改正でE127系に置き換えられ運用を離脱、2013年4月15日に廃車された。
- 1977年12月から1000番台が新製配置され、翌年1月より信越本線・篠ノ井線・中央本線・大糸線の普通・快速列車で運用を開始した。
- 当初は5両編成と3両編成が存在していたが、1985年頃に5両編成の3両短縮化に伴う組成変更が実施され、一部が長野運転所のほか新前橋電車区や神領電車区へ転出した。
- 当センター所属分は1998年12月ダイヤ改正のE127系登場により置き換えられ、2007年3月18日に全車両が長野総合車両センターに転属、配置が消滅した。
- かつて中央東線で運転されていた急行列車「アルプス」「かいじ[6]」「こまがね」「かわぐち」等用の車両。
- 急行列車廃止後は、臨時列車用の車両が在籍した。
- 1998年にE127系の登場によって全車両が廃車または長野総合車両所に転属した。
- 特急列車「あずさ」「かいじ」用の車両。
- 1986年11月1日ダイヤ改正で183系1000番台が長野第一運転区から転属。
- 1997年に特急列車「あさま」廃止に伴い余剰となった189系11両編成(N201 - N207編成)が長野総合車両所より転属。
- 2002年12月1日ダイヤ改正でE257系に置き換えられ引退。
- 2018年3月まで霜取り運用や牽引車として使用されていた。
- クモヤ143-52が配置されていたが2018年3月17日付けで長野総合車両センターへ転属した[7]。
- 特急列車「スーパーあずさ」用の車両。
- 8両基本編成(S1 - S5編成)5本と、4両付属編成(S21 - S25編成)5本が登場。
- 1994年12月3日ダイヤ改正から運用開始。
- 2018年3月17日ダイヤ改正でE353系により置き換え。同年4月7日にラストランを行い、引退した。
- 長野総合車両センターへ廃車回送され、全車両が解体。
- 特急列車「あずさ」「かいじ」用の車両。
- 0番台9両基本編成(M101 - M116編成)16本と、2両増結編成(M201 - M205編成)5本が登場。
- 2001年12月1日ダイヤ改正から運用開始。
- E353系による中央線特急の統一により、2019年3月16日ダイヤ改正で定期運用から引退、2021年に臨時「あずさ」をもって0番台は運用から撤退、長野総合車両センターにて転用改造を実施し、2019年から2021年にかけて2000番台「踊り子」用と5000番台波動用に改番され、大宮総合車両センター東大宮センターに合計で9両編成16本が転用された。
- 余剰となった2両編成の増結編成5本(M201 - M205編成)は、長野総合車両センターに回送後、2020年6月15日付で全車両が廃車され同センターで解体された。
機関車
[編集]- 3号機が大糸線用に配置されていた。
- 大糸線経由の黒部ダム建設資材の輸送を目的に1 - 3が1958年に配置された[8]。1号機が生え抜きであったのに対し、2・3号機は一度甲府機関区へ転出したのち、ED21形の置き換え用として1972年に再度転入している。老朽化のため1986年までに廃車された。
-
クハ68形
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クモニ143-1
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115系
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169系
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183系
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クモヤ143-52
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E351系
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E257系
脚注
[編集]- ^ a b ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2023夏 交通新聞社、2023年、p.100-101。ISBN 9784330024233。
- ^ 第35期有価証券報告書 42頁 (PDF) - 東日本旅客鉄道
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '02年版』ジェー・アール・アール、2002年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-123-6。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '04年版』ジェー・アール・アール、2004年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-125-2。
- ^ 大糸線運用分は松本運転所北松本支所の配置
- ^ 特急かいじとは別の列車
- ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2018夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社
- ^ 松本運転所北松本支所に配置
関連項目
[編集]座標: 北緯36度13分38.5秒 東経137度57分53.2秒 / 北緯36.227361度 東経137.964778度黒部ダム